Selena Gomez氏らセレブが提案する「メンタルヘルスフィットネス」、Wondermindが500万ドル調達【メンタルヘルス話題の5社(5)】

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Image Credit : Wondermind / YouTube

ピックアップ:Selena Gomez-backed ‘mental fitness’ startup Wondermind valued at $100m

ニュースサマリ:メンタルヘルスのメディアサービス「Wondermind」が8月12日、シリーズAラウンドの資金調達を公表している。テニス界のスター、Serena Williams氏が立ち上げたVCファンド「Serena Ventures」がリードを務めたこのラウンドには、Lightspeed Venture PartnersとSequoia Capitalが参加し、製薬大手AllerganのCEOを務めたBrent Saunders氏も個人として出資した。調達した資金は500万ドルで、評価額は1億ドルとした。

Wondermindの共同創業者は歌手・女優として著名なSelena Gomez氏とその母親でプロデューサーでもあるMandy Teefey氏、そして19歳の若さでポップカルチャーに関するニュースレター企業、The Newsetteを設立したDaniella Pierson氏。Pierson氏の企業は現在の評価額を2億ドルとしている。

Wondermindは2022年から始まったメンタルヘルスに関するメディアサービス。彼らが「メンタルフィットネス」と呼ぶ、日々のルーティーンを週3回のニュースレター配信や、著名人のインタビュー、専門家のアドバイスなど配信を通じて実施する。ツールの開発も進めており、今後はビデオや映画といったコンテンツ制作も検討している。今回出資したWilliams氏はテニス界におけるメンタルヘルスの問題を注視しており、活動していることでも知られる。

話題のポイント:ここまで4社のメンタルヘルスケア・スタートアップのアプローチを見てきました。最後のWondermindはこれまでのものと異なり、やや情緒的な方法に見えるかもしれません。まだ立ち上がったばかりで情報が少ないですが、創業者の顔ぶれが示す通り、メディア活動を通じてメンタルヘルスに関する偏見を是正しようというアプローチのようです。

Teefey氏のポッドキャストにはセラピストや政治家、アスリート、教師、セレブ、脳の専門家などのゲストコンテンツが配信されているそうで、悩みを持つ人のストーリーが広まれば、彼女たちが考える偏見については改善されるかもしれません。というのも、国内ではテニスプレーヤーの大坂なおみ選手がメンタルヘルスに関する話題がありましたが、こういった話題の喚起が是正行動に結びついた件が記憶に新しいからです。

一方、こういった心の不安がまとまっているメディアようなアプローチは確かに少ないです。Wonderindの創業者、Gomezさんも双極性障害(躁うつ病)を公開しているのですが、心の不安定をゴシップや興味本位の話題ではなく、正しく伝わる場所が欲しいと思ったとしてもおかしくありません。ということで、メンタルヘルスケアの問題に対してアプローチしている、最近調達したスタートアップ5社を取り上げてみました。

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