セラピスト免許取得をオンラインでサポート、Motivo Healthが1,400万ドル調達【メンタルヘルス話題の5社(2)】

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Image Credit : Motivo Health

ピックアップ:Motivo Health closes $14M Series A to solve shortage of mental health therapists

ニュースサマリ:メンタルヘルスケア・スタートアップのMotivo Healthは8月18日、シリーズAラウンドの資金調達を公表している。調達した資金は1,400万ドルで、Cox Enterprisesがリード投資家を務め、ラウンドにはSteelSky VenturesとGreat Oaks Venture Capitalが参加した。

アトランタ拠点の同社は認可を受けたセラピスト、Rachel McCrickard氏によって2018年に創業した。メンタルヘルスケアに従事するセラピストの免許取得を支援するサービスを提供しており、同社のリリースによると、コロナ禍もあり、認可を受けたセラピストに対する需要が供給を大きく上回っている状況が課題となっている。

一方、免許を取得するためには困難なプロセスが待っている。大学卒業後に認可されたセラピストと2年に渡って対面によるメンタリングを修了する必要があるほか、免許取得には高額な費用を用意する必要があるという。同社によると、カウンセリングの修士を持つ人の6割以上が2年から4年の免許取得期間と費用のためにその取得を断念しているという。

そこでMotivo Health は、こういった免許取得を目指すセラピストと認可を受けた監督者をオンラインでつなぐマーケットプレイスを提供している。かつてはリアルな対面での研修が必須だったが、現在、コロナ禍の問題もあり、ほとんどの州でオンラインでのメンタリングが可能になっている。Motivoはこれまでに2,500名以上のセラピストによる免許取得をサポートしてきた。同社の現在の体制は23名。調達した資金を活用してエンジニアリングおよびセールスチームを強化する。

話題のポイント:前回からの続きです。Almaは極めてオーソドックスなインターネット的手法で8,000名のセラピストをオンラインでマッチングするというアプローチを取りました。一方、ここにある通り、その免許を取得するために必要な費用や期間には相当の苦痛が伴うようです。

そこでMotivo Healthはコロナ禍をきっかけに規制が緩くなった州から手始めに、オンラインでの研修ができるよう調整してきたようです。このアプローチは当たり、創業から4年で2,500名の研修をサポートすることに成功します。ちなみに創業者のMcCrickard氏はアトランタでの長距離移動に大きな課題を感じてこのサービスを始めようと考えたそうなので、何かと移動に問題が少ない国内ではなかなか思いつきそうにないサービスなのかなと思います。

さて、ここまでご紹介したAlmaとMotivo Healthはあくまで「人力」に頼ったヘルスケアサービスでした。しかし、これでも人がボトルネックになるという根本解決には至りません。ということでAIを使ったアプローチが出てくるわけですが、続いて特徴的なふたつのサービスをご紹介します。

続き:約65カ国展開、セラピスト不足はチャットボット+人で解決ーーWysaが2,000万ドル調達【メンタルヘルス話題の5社(3)】

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