音声自動文字起こし「スマート書記」運営のエピックベース、デット含め2億円をプレシリーズA調達

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「スマート書記」
Image credit: Epicbase

音声自動文字起こしサービス「スマート書記(以前の表記は「Smart 書記」)」を運営するエピックベースは22日、プレシリーズ A ラウンドで2億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、日本ベンチャーキャピタル、グリーベンチャーズ、レオス・キャピタルパートナーズ、コムレイズ・インキュベート、Coral Capital、エンジェル投資家の土屋尚史氏(グッドパッチ代表取締役社長)。調達額にはデットが含まれる。Coral Capital は、前回のシードラウンドに続くフォローオンでの参加。累積調達額は2億8,500万円に達した。

スマート書記は2017年、徳島県庁とメディアドゥ(東証:3678)による実証実験から生まれたプロジェクトだ。多くの官公庁や地方自治体と同様、徳島県庁では知事の記者会見の会見録を公開しているが、会見録作成の迅速化と省力化を目指して スマート書記の開発に着手、生まれた技術の事業化や商用化をメディアドゥが引き継いだ。そして、2020年3月、メディアドゥからカーブアウトする形でスタートアップとして独立、松田崇義氏が代表取締役に就任した。

スマート書記はこれまでに累計で2,200社以上が利用。2021年10月に有償提供開始後、2022年10月末までの1年間で、MRR(月次経常収益)の月次平均成長率(CMGR)は31.57%に達したという。エピックベースでは今回調達した資金を、人材採用、プロダクト開発費用、マーケティング費用に充当するとしている。同社ではスマート書記の今後の開発方針について、音声やドキュメントを証跡として残すだけでなく、企業が資産化できていない会話音声を有効活用できるプラットフォームを目指すとしている。

via PR TIMES

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