会話をサマリーしてくれるAI電話「ピクポン」/Monthly Pitch! スタートアップの扉

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小幡洋一さん

本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載。毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇をご希望の起業家の方、オーディエンス参加をご希望の起業家の方の応募はこちらから

サービス概要:pickupon(ピクポン)は会話サマリーAI電話。AIが顧客の話した内容をSFAに自動入力し、分析してくれるサービスです。これまで人力で行っていたSFAの情報入力を、AIで代替します。

pickuponを利用するのは主にインサイドセールス。PCかスマートフォンから架電し、ミーティングが終わると、話した内容をSFAに記録。その情報を参考にすることでマネージャーによるマネジメントの質が上がり、セールスも情報をしっかり把握して次のミーティングに向かえるようになります。また顧客の課題感に言及されたセンテンスをSlackに通知するといったこともできるので、開発チームはそれを開発に活かすといった利用も可能です。

 

Monthly Pitch編集部はココに注目:SFA・営業支援ツールは多種ありますが、営業担当者はその入力作業に多大な時間をかけていると言われてきました。SFAを使った組織的な営業とインサイドセールスの普及により営業活動全体は効率化しますが、この効率化は情報共有を前提に成立しています。つまり、営業活動全体を効率化しようとすればするほど、その対価として膨大な共有すべき情報とその入力作業が発生するのです。

pickuponによれば、ある会社のインサイドセールスは業務時間の17%をセールスフォースへの入力に時間を割いているそう。しかし入力された情報は主観やセンスに頼ったものであり、聞き落とし・記載漏れがあることもあるでしょう。このようにSFAへの情報入力にはいくつかの課題が残っています。この課題を解決するのがpickuponです。

pickuponは現在スタートアップを中心に導入が進んでおり、大手企業への導入実績も増えています。AI電話と聞くといくつか競合が思い浮かびますが、pickuponはソリューションセールスや高額商材、新規事業といった領域に強みがあるようです。

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