3Dアバター作成基盤「Ready Player Me」、GPT-4とOpenCopilotを活用した生産性向上ツール導入

SHARE:

Image credit: Ready Player Me

クロスプラットフォームのアバタープラットフォームを提供する Ready Player Me は、OpenAI の「GPT-4」と「OpenCopilot」をもとにした新ツール「Copilot」を導入する。

アバタープラットフォームをアプリケーションやゲームにシームレスに連携できるよう開発者を支援するために設計された Copilot は、機械学習と、技術文書やサポートチケットに関する広範なトレーニングを活用している。

GitHub Copilot や OpenAI ChatGPT のような AI ツールの登場は、世界中の開発者の生産性を大幅に向上させた。これらのツールは、より迅速なコード記述、効率的なバグ修正、長いドキュメントをシームレスにナビゲートすることを可能にした。

Web、デスクトップ、AR/VR、モバイルアプリやゲームとシームレスに連携できる Ready Player Me のユーザフレンドリーなキャラクタークリエイターをすでに10,000人以上の開発者が利用しており、同社はアバター実装のための最適なソリューションとなっている。Ready Player Me は、Unity や Unreal Engine SDK、Web 統合ツールなど、さまざまな無料ツールを提供している。

Ready Player Me のプラットフォームを連携することで、企業は独自のアバターシステムをゼロから作成するために費やされていた開発リソースを節約することが可能となる。この連携はプロセスを合理化し、時間とコストの両方を節約する。

OpenCopilot とのコラボレーションで Ready Player Me は Copilot を発表した。OpenAI の GPT-4 大規模言語モデル(LLM)を使用するこのツールは、開発者がキャラクタークリエイターを連携し、アプリケーションのローンチを迅速化するのを支援する。Copilot は、開発者の効率性と生産性を高めるための同社の最新の取り組みだ。

Ready Player Me はジェネレーティブ AI を活用している

Ready Player Me は OpenCopilo tと協力し、信頼性が高く開発者に使いやすいツールを開発した。Copilot は、Ready Player Me の技術、開発者のサポートチケット、製品文書について入念なトレーニングを受けた。

連携プロセスを通じて、Copilot は貴重なリソースとして機能し、プラットフォームの評価から連携リリースの成功まで、開発者を導く。このツールは、ライセンスに関する開発者の問い合わせに対応し、連携とパフォーマンスの最適化のための技術支援を提供し、ライブアプリケーションでのアバター作成ツールのシームレスな展開を保証する。

Copilotは、Unity WebGL プロジェクト用のアバタークリエーターの連携、衣装のカスタマイズオプションの検討、Ready Player Me の使用に伴う支払い要件の明確化など、開発者のさまざまな要望に対応している。

パーソナライズされたガイダンスを提供するCopilotは、開発者によって定義された特定の要件や状況的なニュアンスに合わせて対応を調整する。

Copilot に加え、Ready Player Me は開発者の連携体験をさらに向上させることを目的とした一連のAIツールを積極的に開発している。

今年初め、同社は「Ready Player Me Labs」構想の一環として、AI を活用したアバター衣装のテクスチャ生成のプレビューを提供した。この画期的なツールは来月から開発者が利用できるようになる予定で、3D やグラフィックデザインツールの豊富な知識を必要とせずにアバターの衣装を作成できる。

Ready Player Me は、コンテンツ制作パイプラインにも AI を連携している。ジオメトリを意識したテクスチャリングを活用することで、同社の3D アーティストは新しい衣装スタイルの作成プロセスを迅速化し、社内のワークフローをさらに最適化できる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する