企業年金導入支援・福祉業界向けシステム開発のベター・プレイス、シリーズB延長で2.3億円調達——累積調達額は12.4億円に

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資産形成支援システム「はぐONE」
Image credit: Better Place

「福祉はぐくみ企業年金基金」を中心に、企業年金および退職金制度の導入と設計をサポートするベター・プレイスは5日、シリーズBの延長ラウンドで2.3億円を追加調達したと発表した。このラウンドには Dual Bridge Capital、いよぎんキャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティング、山口キャピタル、ウイング・キャピタル・パートナーズ、名前非開示の個人投資家が参加した。

これは同社にとって、2023年8月に実施したシリーズBラウンドに続くものだ。今回の調達を受けて、シリーズB全体の調達額は6.1億円、ベター・プレイスの累計調達額は12.4億円に達した。

「福祉はぐくみ企業年金基金」は、従業員(非正規雇用者を含む)および役員が加入可能な企業年金基金。福祉業界における人材定着と資産形成を後押しすることを目的としている。また、同社の提供する企業年金DXシステム「はぐONE」は、企業が自社の年金制度を簡単に管理できるようにするためのデジタルツール。企業年金および退職金制度の完全オンライン化を目指し、システムの拡充が進められている。

今回調達した資金は「はぐONE」の機能拡充に充てられる。特に注力するとしている「老後資金シミュレーション」機能では、個人がサイト上で自らの預金額や所得、生活費を入力するだけで、老後の想定収入と必要な生活費を簡単に算出できるようになる。この機能は、具体的に将来必要な資金をシミュレーションし、資産形成への意識を高めることを目的としている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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