医療VRのジョリーグッドがExaMDと提携、在宅医療に参入——AIとゲーム技術活用し「バーチャルファミリー」共同開発へ

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Image credit: Jolly Good

医療 VR プラットフォーム「JOLLYGOOD+」を開発・提供するジョリーグッドは9日、エクサウィザーズ(東証:4259) 傘下の ExaMD と業務提携し、AI とゲーム技術を活用したヘルスケアプラットフォーム「バーチャルファミリー」の共同開発を行うと発表した。今回の提携により、両社は在宅医療の市場に対応するサービスを提供し、認知症を含む健康リスクの早期発見と予防を目指すとしている。

バーチャルファミリーは、仮想空間での対話やゲームを通じて、自然な形で利用者の音声や行動等の様々な健康・生活データを収集。これらの健康・生活データを ExaMD の提供するAI技術で解析し、認知症等の潜在的な健康問題を早期に発見することを可能にする。対象は1人暮らしの方から高齢者、ファミリー層まで幅広く想定しているという。

ジョリーグッドと ExaMD は、VR やスマートフォンを利用したプラットフォーム開発で、それぞれの強みを活かすことにより、ユーザの声や行動から健康リスクを AI で検知するシステムを構築するとしている。

2014年5月に創業したジョリーグッドは創業当初、テレビ制作業界向けの VR ソリューションなどを手掛けていたが、その後、VR 技術を活用した医療、教育、福祉分野でのソリューションにピボットした。これまでに、アメリカやアジアを含む多くの国々で高精度なVRソリューションを提供し、250以上の医療・福祉機関に導入されている。

JOLLYGOOD+ は医療スタッフ向けのトレーニングや患者教育に特化した VR サービスで、医療現場での効果的なシナリオベーストレーニングを可能にする。また、同社では多様な医療 VR コンテンツをオリジナルで制作することができる「JOLLYGOOD+make」などのソリューションも展開している。

ジョリーグッドは今回の提携を通じて、今後も予防医療に役立つ在宅医療サービスを開発し、他業種と連携を図りながら、1人暮らし世帯であっても安心して暮らせる社会実現を目指すとしている。

via NEWSCAST    Summarized by ChatGPT

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