One Capital、2号ファンドを最終目標額200億円規模で組成——ヘルスケア分野への投資を強化

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Image credit: One Capital

One Capital は7日、2号ファンドを組成し、運用総額が5月末時点で170億円に達したことを明らかにした。最終的な2号ファンドの運用総額は200億円程度を見込んでいる。1号ファンドと2号ファンドを合わせた AUM(運用資産残高)は最終的に370億円規模に達すると見られる。

2号ファンドには、中小企業基盤整備機構、みずほ銀行、エーザイなどの既存の投資家に加え、東邦ホールディングスなどが参画した。海外投資家の比率は全体の約2割に上り、アメリカやシンガポールの資産運用会社やファミリーオフィスなど、日本の SaaS 市場に対する期待がさらに高まっていることが伺える。

2号ファンドでは、ヘルスケア分野への投資を強化する方針だ。同分野への投資比率を高めるため、マッキンゼー・アンド・カンパニーでヘルスケア企業へのコンサルティングを手がけてきた横田有香子氏をパートナーとして招聘し、陣容を強化した。

One Capital はスタートアップへの出資に加え、出資先企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)のアドバイザリーや SaaS プロダクトの開発も手掛けるユニークな VC だ。出資先企業への DX アドバイザリーでは、同社が持つ最先端のノウハウとエキスパートネットワークを活用し、企業の変革や新規事業の創出を支援している。

既に2号ファンドからは、HR プラットフォーム「PeopleX」など4社への出資が決まっている(一部実行済)。One Capital は引き続き、人材マネジメントや営業支援、マーケティングなどの SaaS スタートアップを中心に、幅広い分野でシード・アーリーステージの有望企業を発掘し、ハンズオン支援と資金供給を行っていくとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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