エンプロイーサクセスHRプラットフォーム展開、PeopleXが16.1億円をシード調達——WiLがリード

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「PeopleWork」
Image credit: PeopleX

エンプロイーサクセスを起点に企業の成長を目指すHRプラットフォーム「PeopleWork」を提供する PeopleX は3日、シードラウンドで16.1億円を調達したと発表した。このラウンドは WiL がリードし、Angel Bridge、One Capital、THE CREATIVE FUND、UB Ventures、有安伸宏氏、麻野耕司氏、福島良典氏、福山太郎氏らが参加した。

PeopleX は、弁護士ドットコム取締役、クラウドサイン事業責任者を務めた橘大地氏により、2023年9月に創業。2024年4月1日からエンタープライズ向け HR 事業に参入し、初期プロダクトとして「社員の即戦力化」「スキルアップ」「エンゲージメントの向上」の3つの課題を解決するアプリケーションの開発を進めている。同社は今後、コンパウンドスタートアップとして、エンプロイーサクセスの実現にあたる障壁を解決するために、2028年までに20個以上の新規アプリケーションの開発・提供を計画しているという。

同社の主力プロダクト PeopleWork は、企業の従業員の成功を支援するために設計された HR プラットフォームである。このプラットフォームは、従業員のスキルアップ、エンゲージメント向上、オンボーディングの最適化など、多岐にわたる機能を提供している。

具体的には、スキルマッピングやトレーニングプログラムを通じて従業員のスキル向上を支援し、コミュニケーションツールで社内の一体感を高める。また、オンボーディングプロセスの最適化により新入社員が迅速に企業文化に馴染むようサポートし、従業員のパフォーマンスを評価・フィードバックするシステムも整備されている。HRデータの集約・分析機能も提供し、データに基づいた意思決定をサポートすることで、企業と従業員の理想的な関係構築を目指している。

また、PeopleX は企業の人事部門に対するコンサルティングサービス「People Consulting」や、企業の従業員のエンゲージメント向上を目的とした「PeopleGift」などのサービスも展開している。People Consulting では、従業員のエンゲージメントやスキルアップ、リスキリング(再教育)を支援することを目的としており、PeopleGift では従業員のモチベーションを高め、働きがいを創出するためのさまざまなギフトやリワードを提供している。

同社はこれらの事業を通じて、世界基準のHRテクノロジー企業として、日本市場だけでなくグローバル市場でも競争力を持つことを目指している。今回調達した資金は、引き続き PeopleWork の開発に充てられ、プロダクト開発の推進並びに事業化に向けた価値の磨き込みを加速させるとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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