AI活用でにおいデータを分析・管理、レボーンが2.2億円をプレシリーズA調達——累積調達額は7億円に

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Image credit: Revorn

においセンシングデバイス「OBRE(オブレ)」およびAIクラウドソフト「iinioicloud(イイニオイクラウド)」を提供するレボーンは6日、プレシリーズ A ラウンドで2.2億円を調達したと発表した。

このラウンドには Archetype Ventures、アグリビジネス投資育成、肥銀キャピタル、ユナイテッド FFG ベンチャービジネスパートナーズ、GxPartners、Monozukuri Ventures、わかさコンサルティング、三和エクステリア小倉販売、ゼネラルアサヒ、エステー(東証:4951)、エイチワイ、ひびしんキャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティングが参加した。今回の調達を受けて、レボーンの累積調達額は7億円に達した。

これは同社にとって、2023年3月に実施した調達に続くものだ。FFG ベンチャービジネスパートナーズ、GxPartners、Monozukuri Ventures、わかさコンサルティング、三和エクステリア小倉販売、ゼネラルアサヒ、エステー、エイチワイ、ひびしんキャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティングは以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

レボーンは、2016年に設立。においセンシングデバイスおよびAIクラウドソフト「iinioicloud」の提供を行う。

OBRE は、QCM(水晶振動子)技術を使用し、わずか90秒でにおいを測定できる高性能でコンパクトなデバイス。OBREは様々な環境で使用でき、その測定結果はクラウドに送信され、データ解析が行われる。

iinioicloud は、においデータの管理と分析を行うクラウドプラットフォーム。このサービスは、OBRE で取得されたデータを自動的にクラウドにアップロードし、効率的に管理することができる。これにより、データの一元管理が可能となり、データのビッグデータ化を促進する。

このプラットフォームの特徴的な機能として、官能評価 AI や識別 AI が挙げられる。官能評価 AI は、人間がにおいを感じる際の感覚を予測するもので、評価用語は任意に設定可能である。これにより、においセンサーで取得したデータを基に、簡単に人間の評価を予測できる。一方、識別 AI は、特定のにおいを判別するもので、センサーで測定するだけで何のにおいであるかを AI が予測する。

また、ワード選定調香 AI や画像調香 AI といった機能もあり、ユーザが作りたい香りをイメージするキーワードや画像を入力することで、瞬時に香りのレシピを生成することができる。これにより、香料やハーブティー、スパイスなどをブレンドしてオリジナルの香りを楽しむことが可能になる。

iinioicloud は、商品開発や品質管理、研究などさまざまな分野で利用されているという。レボーンは、このプラットフォームにデータを蓄積することで、データのビッグデータ化が進み、将来的な資産として活用することができるとしている。

今回調達した資金は、サービス拡充のための採用強化や技術への投資に充てられる。レボーンは、2024年中のリリースを目指して開発体制を強化するとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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