NVIDIA、時価総額3兆120億米ドルで世界2位に

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Image credit: NVIDIA

シリコンバレーの覇者 Apple を抜き、AI 半導体大手 NVIDIA が時価総額約3兆120億米ドルとなって、世界で2番目に価値のある上場企業に躍り出た。

5日のアメリカ株式市場で、NVIDIA の株価は5.2%急騰し、1,224.40米ドルと大きく値を上げた。これにより同社の時価総額が Apple の約3兆30億米ドルを引き離し、Microsoft(約3兆1,500億米ドル)に次ぐ企業価値に達した。

NVIDIA の異例の企業価値の急上昇を後押ししたのが、AI 関連の半導体や技術への投資ラッシュだ。NVIDIA は GPU など、AI 向け半導体分野で高いシェアとブランド力を持ち、AI ブームの需要に幣源を見出している。

NVIDIA は実際、株価が2024年に入ってからすでに147%も急上昇するなど、AI を武器に急速な成長を遂げていて、先ごろ、自社株式を10対1に分割し、株価を個人投資家に手が届きやすい水準に調整する計画を発表した。

NVIDIA は今週、台湾・台北で開催されている COMPUTEX 2024で、NVIDIA、台湾メーカー各社とデジタルツインやロボティクスで「工場の AI 化」を表明した

また同社は、5年以内に台湾に研究開発センターを開設すると発表したほか、Foxconn(鴻海/富士康)と共同で台湾南部の高雄に巨大な AI データセンターを建設し、AI スタートアップのエコシステムが形成されるとの見方もある

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