AIで契約をレビューするSaaS展開、MNTSQ(モンテスキュー)がデット含め10億円を調達

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「MNTSQ CLM」
Image credit: MNTSQ

企業の契約業務 DX を支援する「MNTSQ CLM(モンテスキュー シーエルエム)」の提供を行う MNTSQ(モンテスキュー は3日、直近のラウンドで10億円を調達したことを発表した。このラウンドには、かんぽ NEXT パートナーズ、三菱 UFJ イノベーション・パートナーズ、JGC MIRAI Innovation Fund(日揮ホールディングスとグローバル・ブレインが運営)が参加した。

金額にはあおぞら企業投資からの社債発行や商工組合中央金庫からのデットが含まれる。これは同社にとって、2023年9月に実施したシリーズ B ラウンドに続くものだ。

MNTSQ は契約業務を変革するサービス MNTSQ CLM を提供し、企業における契約業務の効率化・品質の向上を推進してきた。2024年4月より「MNTSQ AI 契約レビュー」機能の提供も開始し、引き続き成長を加速させるため、今回追加の資金調達を行ったとしている。

MNTSQ CLM は、契約の作成、審査、管理まで一貫して行う契約のライフサイクルマネジメント(Contract Lifecycle Management: CLM)のシステムで、法務業務のナレッジマネジメントが可能だ。最新の機械学習技術を活用して契約文書を解析し、潜在的なリスクを自動的に検出することにより、法務リスクの管理が強化され、契約業務の透明性と信頼性の向上を実現する。

また、このサービスは契約に関連する全てのデータを一元化し、企業内で共有・活用できるナレッジベースを構築することにより、組織全体で法務に関する知見を共有し、効率的に活用することが可能となる。さらに、MNTSQ CLM は企業内の様々なシステムと自動的に連携し、契約データを統合管理する。これにより、データの一元管理が実現され、業務プロセスの効率化を促進する。

MNTSQ CLM はこれまでに売上高1兆円以上の国内企業の約5社に1社に利用されており、各業界のリーディングカンパニーに導入されている。同社は、今回出資した各社との資本業務提携の枠組みの中で、共同でのソリューション開発も検討している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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