IT投資ポートフォリオを見直し最適化、企業のDX支援SaaS「Entaar Cloud」運営が4,200万円をシード調達

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Image credit: Entaar

企業の DX を支援するクラウドサービス「Entaar Cloud」の提供を行う Entaar は3日、シードラウンドで4,200万円を調達したと発表した。このラウンドは SSS Capital がリードし、インキュベイトファンド、西和田浩平氏(アスエネ代表取締役)が参加した。

今回調達した資金は、エンジニアを中心とした人材の採用、システム開発、販促・広告費などに充てられる予定である。これにより、企業成長、事業成長の支えとなる DX の実現を目指すとしている。

同社によると、現在、コロナ禍を経て DX 推進の波からクラウド化が進んでいるが、日本ではレガシーシステムが依然としてその進展を妨げているという課題があるという。2025年には最大12兆円の経済損失が生じる可能性もあり、大企業の DX 推進は急務であるとしている。

このような背景を受け、Entaar では、エンタープライズの IT 投資ポートフォリオを見直し、最適化することで、企業が最適な形で DX 推進を可能にする意思決定基盤を提供する。

Entaar Cloud は、クラウドベースのプラットフォーム上で提供されるため、企業はインフラの維持管理に煩わされることなく、必要に応じてリソースを柔軟に調整することができる。これにより、スケールアップやスケールダウンが容易になり、コスト効率の高い運用が可能となる。

また、企業が保有する大量のデータをリアルタイムで分析し、DX 推進に必要なインサイトを提供する。これにより、企業は迅速かつ正確な意思決定を行うことができ、競争力を高めることができる。

さらに、セキュリティとコンプライアンスにも重点を置いており、高いセキュリティ基準を満たすことで企業のデータを安全な保護に努めている。また、各国の規制にも対応しているため、グローバル展開を目指す企業にも安心して利用できる環境を提供しているという。

今後は日本国内での拡販とプロダクト領域の拡大を図りつつ、グローバル展開を前提に事業と組織の拡充を進める計画だ。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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