エムスリーとDEEPCORE、医療系のAI分野で事業化支援プログラム開始ーー医師とAI技術者のマッチング機会を提供

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医療従事者専門サイト「m3.com」を展開するエムスリーとAI(人工知能)特化型の事業化支援を手がけるDEEPCOREは7月20日、医療系AI分野における産業育成を支援するプログラムを発表した。両社は臨床でのAI活用を促進するため、医師たちとAI技術者たちをマッチングするイベントを共同で開催をする。

医療分野でのAI技術者と医療現場の医師の人的交流は少なく、実際の現場でAIの活用が進みにくい課題があった。医療知識や現場の課題を解決するアイデアを持つ医師と、それを実現するAI技術や知見を持つメンバーが連携することで新たなソリューション開発を期待するほか、本プログラムを通じて事業化に至った場合は、DEEPCOREとエムスリーが資金提供の検討もする。

医療従事者専門サイト「m3.com」を運営するエムスリーは、26 万人以上の医師会員に対し医学関連情報を配信し、製薬業界を中心にマーケティング支援サービスや治験支援サービスを提供している。米国、英国、フランス、中国、韓国、インドなど全世界で400 万人以上の医師会員・調査パネルを有しており、新たな取り組みとして、2017年4月には「M3 AIラボ」を発足し、画像診断を含めたAI医療機器の開発支援など先端医療分野での事業拡大を推進している。

DEEPCOREはインキュベーション施設「KERNEL HONGO」の運営やAIスタートアップ特化ファンド、企業などとの共同実証実験を通じて、ディープラーニングをはじめとしたAI技術の社会実装を目指している。

 

via PR TIMES

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