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日本からは Foxsy が選出ーー2016年に人気を集めた世界のチャットボット7選

ChatBottle(ボットの検索エンジン)は、第1回となる ChatBottle 賞の結果を発表した。 アメリカ、ヨーロッパ、アジアの15名以上のチャットボット業界のエキスパートが、旅行、クリエイティブ、ソーシャル、eコマース、エンターテイメント、ニュースなどに関する35ボットの候補者リストを作成している。このコンテストは口コミで広まり、1月9日から1月18日にかけて65カ国で総勢2,500人以…

ChatBottle(ボットの検索エンジン)は、第1回となる ChatBottle 賞の結果を発表した。

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの15名以上のチャットボット業界のエキスパートが、旅行、クリエイティブ、ソーシャル、eコマース、エンターテイメント、ニュースなどに関する35ボットの候補者リストを作成している。このコンテストは口コミで広まり、1月9日から1月18日にかけて65カ国で総勢2,500人以上が参加し、Facebook Messenger、Kik、Slack のベストチャットボットを巡って計5,373回投票した。

人気が集まったボットは次の通りだ。(発表されたインフォグラフィックスは記事下に)

ベストトラベルボット:Instalocate

作成者:Ankur Jain氏、Pallavi Singh氏

Instalocateは、便名でフライトを追跡し、遅延があれば旅行者に通知するFacebook Messengerのチャットボットである。

ベスト生産性ボット:Meekan

作成者:Matty Mariansky氏、Eyal Yavor氏、Lior Yavor氏

Slack 用の Meekan はベンダー間共通で利用できるカレンダースケジューリングのプラットフォームであり、どんなカレンダーを使用していても簡単に誰とでも繋がることができる。 Meekan の優れた点は、人間が理解可能な要求であれば同じように理解できるという点である。

ベストソーシャルボット:Foxsy

作成者:田中仁氏

Foxsy は Facebook Messenger のためのパーソナル・マッチメイキングのチャットボットであり、重要な関連性を持った適切な人物をうまく探してくれる。

ベストエンターテイメントボット:BFF Trump

BFF Trump ボットは、2016年度の選挙で人々の投票参加を促すことを目的に、クリエイティブエージェンシーである SS+K と Dexter がドナルドトランプ氏の嫌な演説内容に注目が集まるように作成されたものである。

ベストeコマースボット:ChatShopper

作成者:Antonia Ermacora氏、Matthias Nanny氏

Facebook Messenger 用の初のファッションとショッピングのためのチャットボットであるChatShopper は、ユーザーにファッションの好みを質問し、商品を提案する。

ベストニュースボット:TechCrunch

作成者:TechCrunch

Messenger 用の TechCrunch チャットボットは、気になるトピックやストーリーを逃さないようにするのに役立つ。 サイト上にあるさまざまなトピック、著者、セクションを購読することができる。また、TechCrunch のニュース記事の中からあなたが最も興味のあるものをボットが送信してくれるのだ。

エディターズアワード:Swelly

作成者:Peter Buchroithner氏

Swelly は友達と何か決断をする時のためのソーシャルネットワークだ。 良いと思う物に投票したり、だれかの日々の意思決定を助けたりするのだ。 Swell には質問と2つの選択肢が含まれる。 AまたはB?これかそれか?ハイヒールかスニーカー?イケているかどうか?このチャットボットの登録ユーザー数はここ最近で180万人を超えている。

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

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そろそろビジネスに使えるーーチャットボットについて考えるべき4つの考察

2016年には3万件を超えるブランドのチャットボットと6,000の音声対応スキルが市場に出た。 チャットボットとピアツーピアメッセージングアプリケーションは、昨年の市場参入の問題を超えてメインストリームとなっていくことだろう。モバイルメッセージングに至っては2017年は「消費者の年」となりそうな予感だ。 ということで消費者とブランドマーケティング担当者は次のような動きに期待できるだろう。  1. …

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Image via Attribution Engine. Licensed under CC0.

2016年には3万件を超えるブランドのチャットボットと6,000の音声対応スキルが市場に出た。

チャットボットとピアツーピアメッセージングアプリケーションは、昨年の市場参入の問題を超えてメインストリームとなっていくことだろう。モバイルメッセージングに至っては2017年は「消費者の年」となりそうな予感だ。

ということで消費者とブランドマーケティング担当者は次のような動きに期待できるだろう。

 1. 今年は事業にチャットボットを活用できる年に

今年はフォーチュン1000事業社のすべてが技術とマーケティングにチャットボットを追加し、消費者はついにその真の可能性を理解し始めるだろう。以前チャットボットは機能性、ユーザビリティ、導入、見つけやすさ、収益化といった問題に直面していた。しかし今年のメッセージングプラットフォームは、その製品を非常に価値あるものにして無視できないものにするだろう。

ボットはブランドのサービスや製品に即座にアクセスできるため、顧客サービスにかかるコストを削減し、自動化を促進する企業にとって完璧なソリューションとなりうる。スマートブランドはメッセージングの力を認識し、さらにそれを一歩超え顧客サポートの際に楽しく愉快なブランディング体験を提供する。

ガイド付きの迷路、デジタル宝探し 、テーマ別にパーソナライズされた買い物の提案、友人とのコラボレーションなどが考えられている。

さらに、ブランドはさまざまなプラットフォームで自己ボットを宣伝していくだろう。ブランドのウェブサイトでは「チャットコーナー」が特記され、製品にはスキャン可能な「メッセンジャーコード」が表示される。

Facebook の新しい広告プラットフォームでは、ニュースフィードからユーザーに直接、お勧めで手軽な値段のチャットボットを案内することができる。Facebook のメッセンジャーを利用して予約した乗車時に Uber が20ドルの無料クレジットを提供するなどのパートナーシップは、ユーザーをチャットボットに誘導できる。この勢いのために、メディアはニッチなものだけでなく、最も有用なチャットボットを強調し始めるだろう。

2.チャットボットはより高性能になるが、必ずしも AI を経由する必要はない

マーケティング担当者は、場所やユーザーのプロパティなどのユーザーデータを活用した「状況認識型」の情報を準備することになる。これらの情報は、パーソナライズされ、タイムリーかつ適切で知的なメッセージやリマインダーと考えることができる。これらの高度なメッセージには、初めて訪れた都市に入る際のホテルの良い情報を提供するボット、お気に入りのスポーツチームの選手が変更されたときに連絡するボット、処方箋の準備ができたら通知するボットなどがある。「チャットボット型 CRM」は顧客管理の流行語になるかもしれない。

ここでの課題は「データ収集と管理」から「データ統合」の方法に移ることになる。統合されたデータ管理プラットフォームと実用的な洞察力を生み出すことが必要とされるからだ。この初期段階では複数の AI ソリューションが存在するが、2017年は AI がこの課題を完全に打破する年にはならないだろう。

それでも高度なメッセージは、インプレッションとリーチに焦点を当てた大衆対象の広告から各消費者に焦点を当てたパーソナライズに移行し、顧客エンゲージメントに繋げるマーケティングの基盤となりうる。

3.プラットフォームインテリジェンスが増加する

今年度は、消費者は Google Assistant、Alexa、Siri、Cortana などの音声起動ボットが私たちの生活(およびテキストメッセージ)に介入することで個人のデジタルアシスタントが花開く年になるだろう。初期のブランドのイノベーターがこれらのデジタルアシスタントを活用するケースが増えている。他と比べ、特にずば抜けたデバイスはまだないが(Appleがここで何を発表するのかが楽しみだ)、ブランドマーケティング担当者はこれらのプラットフォームのいくつかを活用し、消費者中心のソリューションを試してみるべきだ。

例えば、消費財ブランドによる手取り足取りのレシピや、フィットネスクラブによるパーソナライズされたトレーニングプログラムを作り出すことができる。

4.チャットボットのオフィスでの役割

2017年には、メッセージングが職場の主要なコミュニケーションツールとして電子メールに価値をもたらし、チャットボットがオフィスでもその場所を見つけることになるだろう。

Slack は驚異的な成長を遂げているが(2016年4月時点で3.5倍の成長)、ほとんどの大企業はおそらくまだそれを考慮に入れていない。昨年、Slack の競争相手として直面したマイクロソフトは、チームをたちあげ、Facebook Workplace、Yammer、HipChat、Skype for Business などもエンタープライズメッセージング分野に関わっている。

消費者空間のように、これらのエンタープライズメッセージングプラットフォームはチャットボットフレームワークを開発している。今年度ブランドマーケティング担当者は、職場の活動を補完する情報を積み重ねるだろう。たとえばホスピタリティ企業が、ホテルの客室や航空会社の予約に使用できるチャットボットを作成し、従業員が顧客対応する際に使用するフライト状況検索ボットを立ち上げることなどが挙げられる。

チャットボットが2017年に爆発的な成長を見せることは間違いない。

チャットボットは本当に新しいホームスクリーンにおける権利を主張し始めた。多くの問題が解決されたので、チャットボットは B2C や B2B 通信に比類ない優位性を持った役割を果たすことができる。ボットは人間に置き換えることはできないが、ユーザー体験を高めることができ、これまでにない方法でブランドと顧客のギャップを埋めることができるだろう。

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

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チャットボットのマネタイズはどうする?ーーFacebookメッセンジャー広告のゆくえ

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<ピックアップ> Developers looking for Facebook’s chatbot ad revolution will have to wait 4月、5月と立て続けにLINEやFacebookがメッセンジャーのインターフェースとしてチャットボット向けAPIを公開したおかげでそこから雨後の筍のごとくチャットボット関連の話題が増えてきました。 日本ではあまり必要性を感…

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Image Credit:Robot / maitreyoda on Flickr

<ピックアップ> Developers looking for Facebook’s chatbot ad revolution will have to wait

4月、5月と立て続けにLINEやFacebookがメッセンジャーのインターフェースとしてチャットボット向けAPIを公開したおかげでそこから雨後の筍のごとくチャットボット関連の話題が増えてきました。

日本ではあまり必要性を感じなくとも、例えばインドでは非力なスマホも多いのでアプリよりも使えるんじゃない?という意見もみられて、地域によるこのインターフェースの有用性なども検証したくなるところです。

さておき、このチャットボット、便利なのはいいのですがどうやってビジネスを作るのでしょうか?

先日、私も国内のSlackボットを開発するSubotを取材しましたが、その際もやはりビジネスについては話題に上がるものの、明確な答えは(少なくともこのチャットボット単体においては)なくて、これから模索するといった様子でした。

面倒なスケジュール調整をしてくれるチャットボット「Subot」がみんなのアシスタントになってくれる

方向性としては2つほどあって裏側のエンジンのOEM提供、つまり検索や解析、顧客分析などのシステムをブランドなどに提供するというB2Bビジネスと、もう一つが広告とかマーケティング系です。

で、その広告なんですが当然プラットフォーム側が対応してなければいけなく、Facebookもメッセンジャーに広告を入れるんじゃないかという噂はありつつも、明確なものはまだ発表されていません。

そんな中、興味深い記事がVentureBeatに掲載されていました。とあるアフィリエイター向けのサービスを作っている人物がクーポン系のボットを作ったそうなのです。All Star Couponsは各種クーポンをチャットボットが教えてくれるという簡単なものです。

興味深いのは、彼がこのチャットボットをユーザーに広げようとFacebook広告を使おうとした時のこと。

なんとこのボットへのリンクは直接広告に挿入できなかったそうなのです。Facebookサポートからは広告に挿入できるのはFacebookページかウェブサイトで、チャットボットを利用するユーザーはそこからリンクを辿ってほしいと言われたとか。

直リンクがダメというのはなかなかな事態です。自分とこのサービスなのに。

それでこの記事を書いてるクリス・オブライエン記者が改めてFacebookに問い合わせたところ、広報担当から返事があり、「現時点でメッセンジャープラットフォームはマーケティングや広告に使うことはできない」と回答されたとか。

メッセンジャープラットフォームのポリシーには現時点でこう書かれています。

Don’t use Messenger for advertising, marketing, or for sending promotional content of any kind, even if a person opts-in to receiving this content, without our prior written permission

結構ガチガチですね。利用者許諾があってもダメだと。確かに彼の作ったクーポンボットは思いっきりなマーケティングツールですからそもそもバンされる運命だった、ということなのでしょう。

ただもちろんそれだとチャットボット自体なんで立ち上げたんだという話になります。Facebookの広報担当は、クリスの質問に対して現在、限定的なビジネスでスポンサードメッセージをテスト中と明かしています。

逆に言えば、この小さなテストを繰り返すやり方はLikeボタンが増えた時にもあったので、近い将来、Facebookメッセンジャーにも広告のルールができると見る方が正しいのでしょう。

via VentureBeat

 

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メアリーミーカー女史、ボットについて何を語らなかったか【インターネット・トレンド発表】

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<ピックアップ> What Mary Meeker didn’t say about bots クライナー・パーキンス・コーフィールドアンドバイヤーズのパートナーで元モルガンスタンレーのアナリスト、メアリー・ミーカー女史のインターネット・トレンドレポートが発表されました。毎年恒例(21年目)の風物詩で、シェアリング経済などのバズワードを探す我々メディアにとっては大変ありがたい羅針盤のよ…

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Above: Hyatt and Rogers Communications bots on Facebook Messenger / Image Credit: KPCB

<ピックアップ> What Mary Meeker didn’t say about bots

クライナー・パーキンス・コーフィールドアンドバイヤーズのパートナーで元モルガンスタンレーのアナリスト、メアリー・ミーカー女史のインターネット・トレンドレポートが発表されました。毎年恒例(21年目)の風物詩で、シェアリング経済などのバズワードを探す我々メディアにとっては大変ありがたい羅針盤のような存在となっております。

で、今年もまたこちらも恒例、Re/codeのカンファレンスで公開されまして、みなさんあれやこれやと読解を始めている様子がタイムライン上で散見されております。今年はあまりパッとしないみたいで、マクロ経済の成長鈍化、スマートフォンの減速、音声コントロール、トランスポーテーション、各種ソーシャルメディア動向やその他の技術トレンドについて書かれていました。

ただ、一点、トレンドぽい話題で見当たらない文字が。

VentureBeatにも言及あったので見てみると、確かにない。ないですね、ボットの文字が。VBの記事をそのまま斜め読みすると、Facebookのメッセンジャープラットフォームの箇所でチャットボットについて紹介しているぐらいで、確かにピンでは扱ってないです。メアリー女史にとってボットは取るに足らない存在なのでしょうか。

VB記事ではもっと大きなトレンド、例えば人工知能エージェントのような話題の中に暗黙の了解として含めてしまったんじゃないかと推測していました。確かにこのカンファレンスで人工知能エージェントについては、Amazonのジェフ・ベゾス氏が第四の収益の柱になりうるとするほど重要な存在として話題になっていましたし、インターネット・トレンド内では音声コントロールについて(EchoやAlexaなど)結構ページを割いていました。

(チャット)ボットというのは天気や予約、買い物のやり方を変えてくれる存在であり、人とコンピューターとの会話をこれまでのインターフェース以外に拡張してくれるものです。一方でこれ単体でビジネスを語るのは難しく、プラットフォームやその先にある人工知能・ビッグデータなどとセットで考えないといけないのも事実です。この辺りもピンでトレンドとしてピックアップするのを難しくした理由なのかもしれません。

ということでメアリー・ミーカー女史のインターネット・トレンドについてはこちらの資料で配布されております。私も週末あたりに紐解いてみようと思います。

via VentureBeat

 

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チャットボットが溢れる前に「ボットストア」を用意しよう

もしあなたがテクノロジー界隈で生きているのであれば、おそらくここ最近、チャットボットについての話題を聞いたことがあるだろう。本当にどこにでもいるようで、いろんなスタートアップや巨大企業が独自のボットに取り組みだしている。トップメッセージングプラットフォームたちもまたボットへのドアを開けている。つまり、TelegramやWeChat、そしてSlackから最近になってボットプラットフォームを公表したF…

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もしあなたがテクノロジー界隈で生きているのであれば、おそらくここ最近、チャットボットについての話題を聞いたことがあるだろう。本当にどこにでもいるようで、いろんなスタートアップや巨大企業が独自のボットに取り組みだしている。トップメッセージングプラットフォームたちもまたボットへのドアを開けている。つまり、TelegramやWeChat、そしてSlackから最近になってボットプラットフォームを公表したFacebookやスカイプなどだ。

何が起こってる?なぜ今?

自分のスマートフォンを見てみてほしい。どれがあなたのよく使うアプリ上位3つになってるだろうか?少なくともインスタント・メッセージアプリにはそのチャンスがあるはずだ。私は55個のアプリが電話機に入っていて、その内の6つがIMアプリ(WhatsApp、スカイプ、ビジネス向けスカイプ、メッセンジャー、ハングアウト、そしてTelegram)となっている。そして実際にそれらを使っている。

25億人以上の人たちが少なくともその内1つのアプリをインストールしており、世界でダウンロードされたiOSアプリでトップ10位以内の3つはメッセージングアプリなのだ。実際、2015年にはメッセージングアプリはソーシャルネットワークを抜いている。

ということで、私たちはその時間をメッセージングアプリで過ごすようになっている。それに従って、ビジネスやサービスは私たちとここで出会いたいと思うようになる。

MicrosoftのCEO、Satya Nadella氏は先月、「ボットは新たなアプリケーションだ」と語った。それは正しいと思う。インターネット初期、ブラウザがプラットフォームであり、ウェブサイトはこのプラットフォームを支配するために作られた。次にモバイルがキープラットフォームとなると、今度はアプリが支配する手法となった。

そして今日、私たちはより多くの時間をこの新たなプラットフォームのメッセージングアプリに費やしている。つまりボットたちがここを支配する手段となるのだ。

インターネット初期、多くのウェブサイトが出現した。これらのウェブサイトの幾つかは価値があり、使いやすかった。しかしその他多数は本当に役立たずだった。検索エンジンは私たちが必要とするものを発見するのに役立ち、ノイズにフィルターをかけて、トップランクのウェブサイトに直接連れていってくれるようになった。

同じようなプロセスがモバイルアプリで発生している。アプリストアは、アプリやコンテンツ、評価、利用状況やその他のパラメーターをもとにして欲しいアプリを発見するのに役立っている。

ボットの世界がやってくればおそらくボットで溢れかえるだろう。そのほとんどは多くの人たちにとって価値あるものではないだろうから、ボット検索や発見に役立つソリューションが必要になるはずだ。

この界隈での最初のステップかもしれない。例えばBotlistのようなウェブサイトは全てのプラットフォームを横断してボットのためのアプリストアになろうとしている。そしてMicrosoftではコルタナをスカイプにおける発見用ボット・エージェントとして発表した。

完璧なソリューションではない

AIが徐々により現実的にユーザーの意図することを理解して反応することができるようになったことで、人間の代わりにチャットボットを用意するというアイデアは納得できるものになりつつあるのだ。チャットボットはビジネスにとってよりコスト効果のある、実際の業務を自動化する方法となりうる。

まだウェブサイトやモバイルアプリのように、ボットは全ての利用状況に対応しているわけじゃない。サービスが非常にあっているということからアプリからボットへ移行するものがいる一方、より高い価値を提供するためにアプリを使い続ける必要に迫られるものもいるだろう。例えばピザやタクシーを頼むのはボットに任せればいいと思うが、裕福になるとか、行き先をナビしてもらうようなアプリはおそらく使い続けると思う。

チャットボットはチャットする対象がユーザーが人間かボット、もしくはその両方ともになりうるという新たなパラダイムを可能にする。例えばこのシナジーは今日存在しなかった。すなわちアプリやウェブサイトを使ってピザをオーダーすることはできても、特別な質問や要求をしたければピザ屋に電話して人間に伝えなければならなかった。

しかし会話を舞台にすれば、どんなことでも好きなことを頼むことができる。その返事をしてくれるのがボットか人間かのどちらかであったとしても、そしてその2つがどちらかと気がつくことがなかったとしても、だ。

ここ数カ月、チャットボットは新たなテック業界のバズワードになりつつあった。しかしこれは始まりにすぎない。私たちはボット革命の真っ只中におり、そして私はこれが形をなしていくことに大変興奮をしている。

Shira Weinberg氏はMicrosoftのコルタナ エクスペリエンスチームでシニアプロダクトマネージャーを務める人物。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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期待される世界のチャットボット・サービス5選

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チャットボット(Chatbot)とは? メッセンジャーを友達とだけ話すためのみのアプリと考えているなら、今後は考え直した方がよさそうだ。人工知能(AI)をベースに、相手と会話しながらニーズを解決してくれる「ロボットヘルパー」のチャットボットが徐々にメインストリームの技術となっているからである。現在、Google、Facebook、Microsoft、Telegram をはじめ、韓国では Naver…

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チャットボット(Chatbot)とは?

メッセンジャーを友達とだけ話すためのみのアプリと考えているなら、今後は考え直した方がよさそうだ。人工知能(AI)をベースに、相手と会話しながらニーズを解決してくれる「ロボットヘルパー」のチャットボットが徐々にメインストリームの技術となっているからである。現在、Google、Facebook、Microsoft、Telegram をはじめ、韓国では Naver、Daum などの大手IT企業がチャットボットを商用化するため投資を進めている。

先月24日(現地時間)、Microsoft が開発したチャットボット「Tay」は、24時間で約96,000件のツイートをし、11万人のフォロワーを獲得した。しかし、18歳〜24歳のユーザーに特化したサービスだった「Tay」は、残念ながら、この年齢層のユーザの遊び心を考慮していなかったものと思われる。ユーザー「Tay」にホロコースト、9.11テロ、人種差別などについて聞くと、「Tay」が次のような発言を吐き、その24時間後にサービスが中断された。

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一方、ある程度のルールが定められた中で、チャットを通じて行う予約サービスは、すでにかなり普及している。ドイツなどで商用化された「WhatsApp Taxi」を活用すれば、別のアプリをインストールする必要なく、チャットウィンドウでタクシーを呼ぶことができる。現在の位置を送信して「WhatsApp」が質問したことに簡単に答えるだけで十分である。

チャットボットと、予想されるビジネスの構造変化

チャットボットの成長に伴う長期的な破壊力は非常に大きいものと予想されている。最初に起きるのは、Google や Naver の中核サービスである検索を、メッセンジャーが代わりにするようになるメッセンジャー中心の市場が再編されることである。これからの人は、検索エンジンを介して必要なものを直接検索するよりも、メッセンジャーに質問する方法で、自分が必要な情報を得ることができる。

検索は、メッセンジャーで取得することができない情報を追加で取得するツールとして、その利用頻度が落ちていくだろう。かつて Google の検索サービスに驚いた人々が、検索という言葉の代わりに「ググる」という言葉を使ってきたように、本格的なチャットボットの成功モデル登場によって「ググる」を置き換える言葉が登場するだろう。

それだけでなく、既に市場に登場したか、今後登場することが予想されていた数多くのアプリが「メッセンジャー」として統合される可能性もある。今は旅行に行くために旅行アプリで航空券を予約し、各種のショッピングアプリで買い物をし、キャリアのアプリで付加サービスを申請し、ソーシャルアプリで獲得したクーポンで美容院を予約してきたが、今後はこれらのすべてのサービスをメッセンジャーアプリ一つで解決できるようになる。

メッセンジャー:Kik と WeChat(微信)

北米地域の若者が主に使用しているメッセンジャーアプリ「Kik」は、新興化粧品会社の Sephora、ファストファッションの H&M など16社と提携し、ボットショップを開設した。ローンチから1ヶ月経っていないが、4月24日現在で提携先は33社に増えた。

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ボットショップの企業とチャットするには、メッセンジャー内でボットショップメニューに移動し、そこでチャットしたい企業を選択するか(33社すべて可能)、メッセンジャー最上部の Kik ウィンドウで「@」を入力した後に推奨される会社名を選べば良い。

ボットショップのほか、Kik と連動したダイアログに入った後、「@」をクリックしすると表示される、直接チャットできる会社のリストの中からいずれかを選んでサービスを利用することができる。現在は The Weather Channel、Vine、theScore など6社がサービスを提供している。一度会社を選択して使用した後は、友人とのやりとりで、ダイアログを開くのと同じ状態になる。

Kik は、ボットショップが今後、コアサービスになると考えているようだ。Kik のホームページでは、「ウェブサイトとアプリの時代が去り、ボットの時代が来た」と宣伝し、「自分たちのメッセンジャーにボットを作成をお勧めします」、と詳細な導入方法を紹介している。

しかし、現在のチャットボット・ビジネスのリーダーは、中国の「WeChat(微信)」である。 中国のチャットベースのアプリ「WeChat」を使って、中国の消費者は、すでにショッピングからチケットの予約、映画の予約、ホテルや病院の予約などをすることができる。 かつては、WeChat 対応の従業員が直接お客の質問に対応する形だったが、現在は既に構築されたデータに基づいて、WeChat のチャットボットが対応する割合が高くなっていることを明らかにしている。

ショッピング:Mezi と Operator

Mezi」は、ショッピングの分野でチャットボットサービスを提供している。Mezi アプリをダウンロードして実行すると、旅行、ファッション、電化製品、ギフトなどのカテゴリがある。Mezi の競合である「Operator」の場合、サインアップの段階からチャットで情報を入力する点が興味深い。

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登録後に開くウィンドウには、サービスが可能な分野が説明され、「What can I find for you today?」という質問が表示される。チャットウィンドウで探しているアイテムについて尋ねると、予算などを尋ねる詳細質問が現れる。答えを入力すると、選択したオプションに応じて、候補アイテムを推薦してくれる。

スケジューラ:x.ai

βサービス中の「x.ai」は、Google や Outlook のカレンダーなどの情報を活用したスケジューラアプリである。登録したユーザが、自分が主に使っているカレンダーアプリを指​​定すると、x.ai はその情報を確認して、スケジュールを教えてくれる。

Bloomberg で紹介するなどして有名になったため、サインアップの登録処理がスムーズには進んでないようだ。筆者が実際にサインアップした結果、205人待ちというメールを受けとった。以前、韓国の「人工知能サービス5選」という記事で紹介した、韓国の Kono Laboratories の「kono(코노)」が、x.ai と同じサービスを提供している(編注:日本では、Subot が類似したサービスを提供しようとしている)。

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スケジューラアプリの動きは、実際には地域の企業文化とも関係がある。韓国では、ほとんどの業務が電話で行われるが、これとは異なり、ほとんどの業務がメールで行われるアメリカの企業文化では、メールを活用した方が成功の可能性が大きくなると予想される。メールでやりとりした上で、当事者が実際に会ってミーティングが必要になった場合、メールで x.ai を cc に指定することで、スケジュールの確認とミーティング場所の検索を依頼することができる。x.ai が両者または一方のスケジュールを確認した上で、選択肢を提供する。

チャットボットの限界

残念ながら、スケジューラとショッピングサービスは、ほとんどまだリアルタイムではない。Mezi を使ってTシャツの推薦を依頼したところ、約20分間かかって7つのレコメンドを受けた。その理由は、まだボットではなく、人間によってサービスが提供されている場合が多いからである。

本当の意味でのチャットボットというより、一種の検索代行アプリと言える。「ボットではないのか」という筆者の質問に、「半分は人間です(Mezi)」とか、「私は人間ですよ(Operator)」と回答してきた。

また、最近、Bloomberg は「チャットボットの裏側で働く人間たち」という記事を掲載した。x.ai は、人工知能が処理した結果を人間の「人工知能トレーナー」が監修しなければならないレベルであることが分かった。 実際に「人工知能トレーナー」として働いていた人によると、メールを確認する業務は、事実上、ほとんど人工知能ではなく、人によって処理されると明らかにした。

この分野のほとんどのスタートアップが中国の WeChat のように MVP(Minimum Viable Product)としてサービスを開始した後、データ蓄積と追加の投資を通じて、本格的な人工知能モデルに変換していく戦略を模索していると期待したい。

【原文】

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

チャットボット(Chat bot)の話題まとめ(随時更新)

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