メアリーミーカー女史、ボットについて何を語らなかったか【インターネット・トレンド発表】

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Above: Hyatt and Rogers Communications bots on Facebook Messenger / Image Credit: KPCB

<ピックアップ> What Mary Meeker didn’t say about bots

クライナー・パーキンス・コーフィールドアンドバイヤーズのパートナーで元モルガンスタンレーのアナリスト、メアリー・ミーカー女史のインターネット・トレンドレポートが発表されました。毎年恒例(21年目)の風物詩で、シェアリング経済などのバズワードを探す我々メディアにとっては大変ありがたい羅針盤のような存在となっております。

で、今年もまたこちらも恒例、Re/codeのカンファレンスで公開されまして、みなさんあれやこれやと読解を始めている様子がタイムライン上で散見されております。今年はあまりパッとしないみたいで、マクロ経済の成長鈍化、スマートフォンの減速、音声コントロール、トランスポーテーション、各種ソーシャルメディア動向やその他の技術トレンドについて書かれていました。

ただ、一点、トレンドぽい話題で見当たらない文字が。

VentureBeatにも言及あったので見てみると、確かにない。ないですね、ボットの文字が。VBの記事をそのまま斜め読みすると、Facebookのメッセンジャープラットフォームの箇所でチャットボットについて紹介しているぐらいで、確かにピンでは扱ってないです。メアリー女史にとってボットは取るに足らない存在なのでしょうか。

VB記事ではもっと大きなトレンド、例えば人工知能エージェントのような話題の中に暗黙の了解として含めてしまったんじゃないかと推測していました。確かにこのカンファレンスで人工知能エージェントについては、Amazonのジェフ・ベゾス氏が第四の収益の柱になりうるとするほど重要な存在として話題になっていましたし、インターネット・トレンド内では音声コントロールについて(EchoやAlexaなど)結構ページを割いていました。

(チャット)ボットというのは天気や予約、買い物のやり方を変えてくれる存在であり、人とコンピューターとの会話をこれまでのインターフェース以外に拡張してくれるものです。一方でこれ単体でビジネスを語るのは難しく、プラットフォームやその先にある人工知能・ビッグデータなどとセットで考えないといけないのも事実です。この辺りもピンでトレンドとしてピックアップするのを難しくした理由なのかもしれません。

ということでメアリー・ミーカー女史のインターネット・トレンドについてはこちらの資料で配布されております。私も週末あたりに紐解いてみようと思います。

via VentureBeat