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中国の新興バーティカルから誕生したユニコーン・スタートアップ5選

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「ユニコーン」という言葉は2013年、Cowboy Ventures の Aileen Lee 氏が生み出したもので、当時、プライベート、パブリックを問わず市場で時価総額10億米ドル以上のスタートアップを指すとされた。ユニコーンとは存在が希少で、神話的な生物にちなんだ企業のことだ。しかし、この言葉はそれ以降、中国で公平な分け前を提供してくれる企業へと急速に広まった。以下、中国の新興セクターで誕生し…

Image credit: DanDan_520 / 123RF

「ユニコーン」という言葉は2013年、Cowboy Ventures の Aileen Lee 氏が生み出したもので、当時、プライベート、パブリックを問わず市場で時価総額10億米ドル以上のスタートアップを指すとされた。ユニコーンとは存在が希少で、神話的な生物にちなんだ企業のことだ。しかし、この言葉はそれ以降、中国で公平な分け前を提供してくれる企業へと急速に広まった。以下、中国の新興セクターで誕生したユニコーンスタートアップを紹介しよう。

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URWork(優客工場)——コワーキング

URWork(優客工場)
Image credit: URWork(優客工場)
  • 時価総額:10億2,000万米ドル
  • ユニコーンになった日:2017年1月18日

中国でブームとなっているコワーキングスペースの業界リーダーとして、URWork は今年1月、時価総額70億人民元(10.2億米ドル)で4億人民元(5,800万米ドル)をシリーズBラウンドで調達し、このセクターで初のユニコーンとなった。

同社は2015年4月、中国の不動産コングロマリット (万科集団)前副社長の Mao Daqing(毛大慶)氏によって設立された。このコワーキング企業はただ物理的なスペースを提供するだけでなく、金融アシスタントプラットフォーム、人的資源サービス、スタートアップアクセラレーションプログラム、スペースデザインなど、あらゆるサポートサービスに関わるエコシステムを積極的に構築している。

不動産サービス JLL のデータによると、中国のコワーキングスペース数は2016年に急増し、前年にはごくわずかだったのが、今や上海と北京だけで500を超えているという。このセクターにおける大手には、Soho 3Q、naked Hub(裸心社)People Squared(連合創業弁公社)SandboxSimplyWork(思微) などがいる。

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Zhihu(知乎)——ナレッジシェアリング

Image credit: Zhihu(知乎)
  • 時価総額:10億米ドル
  • ユニコーンになった日:2017年1月12日

中国は、無料のナレッジから有料のナレッジへと変化しており、この動きは同セクターで初のユニコーンを生み出した。それは、中国のQ&Aプラットフォーム Zhihu だ。

Zhihu はユーザがさまざまな分野で専門家の見解を求めることができる。今月、時価総額10億米ドルで1億米ドルのシリーズDラウンドを終えた

同社は最近中国でトレンドとなっているナレッジシェアリングの資本化を成功させている企業の1社だ。競合には、科学ネットワーキングプラットフォームの Guokr により開発されたナレッジシェアリングサービス Fenda(奮達)Baidu Zhidao(百度知道) などがある。

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iCarbonX(碳雲智能)——バイオテクノロジー

Image credit: iCarbonX(碳雲智能)
  • 時価総額:10億米ドル
  • ユニコーンになった日:2016年4月12日

巨大な市場と政府からの支援のおかげで、中国のバイオテクノロジー市場はブーム最高潮を迎えている。バイオテクノロジースタートアップの iCarbonX は昨年4月、時価総額10億米ドルで10億人民元(約1億5,400万米ドル)をシリーズAラウンドで調達した。

同社は、遺伝子データやスマートハードウェアデバイス由来のデータなどさまざまな健康関連データを処理できる、ビッグデータ主導の健康プラットフォームの構築を進めている。

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UBTECH Robotics(優必選)——ロボティクス

Image credit: UBTECH Robotics(優必選)
  • 時価総額:10億米ドル
  • ユニコーンになった日:2016年7月26日

2012年に設立されたUBTECH Roboticsは、教育とエンターテイメント分野向けにヒューマノイドロボットの研究、開発、商業化に取り組んでいる。

二足歩行のエンターテイメントロボット Alpha 2 を開発したスタートアップとして、中国で旧正月に行われる非常に人気の年越しカウントダウン番組 CCTV(中国中央電視台)の「Gala(春節聯歓晩会)」に昨年出演し、「同時に踊るロボットの数で最多記録」を達成し世界ギネス記録に登録されて以降、大量の無料広告を獲得した。

Guazi(瓜子)——中古車取引

Image credit: Guazi(瓜子)
  • 時価総額:10億米ドル
  • ユニコーンになった日:2016年3月12日

Guazi.com は、後に競合のオンライン広告サイト 58.com(58同城)と合併した Ganji.com(赶集、Craigslistに対抗するとして設立)によって設立された。この中古車取引プラットフォームはその後同コンソーシアムからスピンオフし、さらなる急成長を実現した。昨年、時価総額10億米ドルで2億米ドルの資金調達を完了している。

中古車取引は、中国のネット企業がディスラプトしようとしている伝統的な業界の1つだ。この成長著しい市場には、Cheyipai(車易拍)Youxinpai(優信拍)Renrenche(人人車) など多くのプレーヤーがいる。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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中国のバイオテック・スタートアップIcarbonx(碳雲智能)、設立半年でバリュエーションが10億ドル超

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ユニコーンは希少なはずではないか? どうやら中国では違うようだ。中国にはもう次のテックユニコーンが控えている。バイオテック・スタートアップの Icarbonx(碳雲智能)は月曜日(4月11日)、シリーズ A ラウンドにおいて10億米ドルの評価を受けたと発表した。以前投資している Vcanbio(中源協和)も参加した Tencent(騰訊)率いるラウンドは、1億5,400万米ドル規模であった。 20…

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ユニコーンは希少なはずではないか? どうやら中国では違うようだ。中国にはもう次のテックユニコーンが控えている。バイオテック・スタートアップの Icarbonx(碳雲智能)は月曜日(4月11日)、シリーズ A ラウンドにおいて10億米ドルの評価を受けたと発表した。以前投資している Vcanbio(中源協和)も参加した Tencent(騰訊)率いるラウンドは、1億5,400万米ドル規模であった。

2015年10月下旬に設立された Icarbonx は、半年も経たぬ間に10億米ドルの評価に達したことになる。これは最速のユニコーンというわけではなく、アメリカの e コマース会社 Jet.com はたった4ヶ月で10億米ドルの評価を得たが、これに迫る勢いだ。

しばしば見られる流星のごときスタートアップの登場は、素晴らしいアイデアと幸運によるところが大きい。同社は、世界最大の遺伝子配列解明技術企業 Beijing Genomics Institute(華大基因)の前 CEO である Wang Jun(王俊)氏によって設立された。彼は人工知能とビッグデータを使って健康管理ソリューションを生み出し、医学の飛躍的進歩を遂げるため、バイオテック、AI/ビッグデータの専門家を交えたチームで Icarbonx をスタートさせた。

去年10月、人工知能は中国のテックシーンでさほど注目されてはいなかった。しかし、Lee Sedol (李世乭、이세돌)氏と AlphaGo の対戦のようなイベントが注目を集めたため、近頃は誰もが人工知能の話題を取り上げBaidu(百度)Alibaba(阿里巴巴) といった大手企業も参入してきている。

現在は、Icarbonx への投資を通じて Tencent(騰訊)もアクションを起こしている。

Icarbonx は、設立者の Wang Jung 氏が掲げるワンストップショッピングを提供している。データを収集し、プラットフォームを構築することによって人生のあらゆる場面、あらゆるステージからデータ(遺伝子データを含むが、これに限らず)を掘り起こし、人工知能ベースの分析プラットフォームでそのデータに意義を見出そうというものだ。

スマートハードウェアで追加データ、デジタル/医学サンプルを保管してデータへのアクセスを維持し、ユーザにとって必要になりそうなものを人工知能が提案してくれ、その提案に基づいたサービスにユーザがアクセスできる O2O プラットフォームも備えられている。

しかし、Icarbonx の大局的な目的は大量の健康関連データを集めて分析し(もちろんユーザの同意を得たうえで)、データパターンから突破口を探ることだ。そのためにも同社は企業や組織によるデータへのアクセスと分析を許可しており、すでに病院から製薬会社まで様々な組織と提携したという。

Wang Jun 氏は中国のテックニュースサイト Netease Tech(網易科技)にこのように語った

すべての人の生活データをデジタル化し、解読したデータから価値ある教訓を得ることが全人類の生活の質の向上につながると思っています。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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