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NFTマーケットプレイス「OpenSea」、3億米ドルをシリーズC調達しデカコーンに——時価総額は半年で9倍

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<ピックアップ> SOURCES: OpenSea Eyes $13 Billion Valuation 世界的 NFT マーケットプレイス「OpenSea」はまもなく、Pradigm と Coatue がリードするシリーズ C ラウンドをクローズすると見られている。このラウンドで OpenSea の時価総額は130億米ドルとなり、100億米ドルを超えたスタートアップに与えられる呼称「デカコーン」…

Image credit: OpenSea

<ピックアップ> SOURCES: OpenSea Eyes $13 Billion Valuation

世界的 NFT マーケットプレイス「OpenSea」はまもなく、Pradigm と Coatue がリードするシリーズ C ラウンドをクローズすると見られている。このラウンドで OpenSea の時価総額は130億米ドルとなり、100億米ドルを超えたスタートアップに与えられる呼称「デカコーン」に達することになる。The Information が昨年11月に伝えていた報道を裏付けた形だ。

同社は、3月にシリーズ A ラウンドで Andreessen Horowitz(a16z)、Naval Ravikant 氏、Mark Cuban 氏らから2,300万米ドルを調達、7月にシリーズ B ラウンドで a16zから1億米ドルを調達した。シリーズ B の際の時価総額は15億米ドルだったので4ヶ月で約9倍に達することになる。OpenSea は昨年取引量が600倍超増加し、直近1ヶ月で24億米ドル以上を取り扱っている。

OpenSea は NFT マーケットプレイスの分野で強大な勢力を持つが、この分野には、Coinbase、Binance(幣安)、FTX といった既存または将来の競合が存在する。OpenSea は2017年、Alex Atallah 氏と Devin Finzer 氏による共同創業。YC W18(Y Combinator のアクセラレーションプログラム2018年冬期のバッチ)から輩出された。

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話題の鉄腕アトムNFTを買ってみた

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とにかくNFTが面白いぐらいにバズワード化しています。下図のGoogleトレンドは2017年から2021年までのグラフで、NFT(青)メタバース(赤)そしてICO(黄)を比較したものです。そう、記憶している方であればこの騒ぎを4年前のICO騒ぎと重ねている方もいるかもしれません。ブロックチェーンインフラが新しい未来を作る、この証明とも言えるビットコインの価格が1BTC=200万円を越えた時期です。…

手塚プロダクションがdouble jump.tokyoと繰り出したNFTプロジェクト。初日で完売

とにかくNFTが面白いぐらいにバズワード化しています。下図のGoogleトレンドは2017年から2021年までのグラフで、NFT(青)メタバース(赤)そしてICO(黄)を比較したものです。そう、記憶している方であればこの騒ぎを4年前のICO騒ぎと重ねている方もいるかもしれません。ブロックチェーンインフラが新しい未来を作る、この証明とも言えるビットコインの価格が1BTC=200万円を越えた時期です。しかしその翌年にバブルは崩壊。1BTCが30万円付近まで下がる異常事態で熱狂は一気に下火になったのです。

あれから4年。2021年に入り、また新たな話題としてNFTが表舞台にやってきました。NFTとは「Non Fungible Token(代替不可トークン/イーサリアムERC721)の略で、暗号資産取引所などで取引されているビットコインなどの暗号資産とは異なるブロックチェーン・トークンです。これをデジタルデータに紐づけることで、その所有状況や真贋を判断できるため、OpenSeaなどのマーケットプレイスで売買ができるようになりました。

Googleトレンドでの比較

結果、こちらの記事にある通り、デジタルアートやコレクティブル(デジタルアイテム)、トレーディングカードなどのNFT売上は今年の第1四半期に12億ドル、第2四半期で13億ドル、第3四半期には107億ドルに跳ね上がっている状況です。メーカーやブランドの参入も相次いでいて、スクエアエニックスがThe Sandboxに出資したり、NBAはデジタルトレカのNBA Top Shotをリリース、アディダス、ナイキ、LVMHなどなど、話題に事欠かない状況になっています。

そんな中、日本からもあの著名作品がNFTで話題を提供してくれました。手塚治虫作品です。

手塚作品アートNFTが120ETH(5,300万円)落札

ジェネレーティブアートNFTはOpenSeaにて1000点が販売され、現在も取引されている

仕掛けたのはブロックチェーンゲーム「My Crypto Heores(マイクリプトヒーローズ)」を手がけたdouble jump.tokyoです。同社代表取締役の上野広伸さんにお話聞いたのですが、元々マイクリで手塚プロダクションとコラボしていたこともあり、どちらともなくやりましょう、という流れになったそうです。プロジェクトの結果についてはこちらの記事に記載しておきました。

で、せっかくなので筆者もこれを機に購入してみることにしました。というのも、CryptoPunkなど著名な作品はすでに価格が平均で216ETH(28日時点の日本円価格で約1億円弱)と理解しづらい状況になっていて買えるわけもなく、かといって全く見ず知らずのコレクティブルを買うのも(それでも10万円とかします)嫌だし、じゃあAxie Infinityなどのゲームはというと、そもそもゲームをしないので(しかもお世辞にもUXは良いとは言えない)どうしたもんかと迷っていたからです。

鉄腕アトムは時代的には私より(昭和52年生)かなり上の世代ですが、マンガも持っていますし、作品への愛着もあります。ただ、参考記事にも記載ある通り、規約としてこのNFTを保有することはこの作品の著作に関する権利を有するものではありません。私的利用はOKですが、商業的に使ったりすることもできません。では何を買うのか?それを実際に買ってみて試してみたかったのです。

ちなみにNFT(特にコレクティブル)の所有(※)というケースはいろいろ議論があるようで、例えばおサルの画像をバッチ代わりに使っているコミュニティ「Board Ape Yacht Club」はデータ自体の所有や商業利用をOKにしている例もあるみたいです。

さておき、早速購入です。1点モノのモザイクアートは5000万円しますので、当然パスするとして、狙い目はジェネレーティブアートNFTです。現在のオーナー数は565名、最低価格は0.1ETH(日本円の現在価格で約4.6万円)、平均価格は0.36ETH(約16.6万円)取引総額は265ETH(約1.2億円)となっています。素直に最低金額のアイテムを狙います。

実際にアートNFTを買ってみた

手塚作品の(NFT)オーナーになりました

販売しているのはOpenSeaというマーケットプレイスです。2017年創業ながら、スタートアップらしい成長を遂げており、今年に入って2回の調達で15億ドルの評価を付け、さらに11月の報道ではその6倍以上、100億ドルの値を付けたとされているお化けです。

購入にはMetaMaskというウォレットが必要になります(OpenSeaへのログインにもこれを使います)。スマートフォンからも利用はできますが、基本はPCブラウザが使いやすく、Google Chromeのブラウザ機能拡張を使ってセットアップを済ませます。日本円から暗号資産のイーサ(ETH)を購入するには日本で暗号資産交換業の登録がある事業者から取得します。私は長年使ってるbitFlyer経由でETHをこちらのMetaMaskに送付しました。

イーサの送付には手数料(ガス代)が所々必要で、やはりこれが結構高い。現在、イーサリアムの価格は約46万円と高騰しており、最終的な購入価格が1ETH(約4.6万円)だったのですが、ウォレットへの送付や購入時の手数料で1万円ぐらいかかりました。また、ウォレットへの送付・受取までに10分ほどかかります。この辺りもWeb2.0に慣れている人からすると「???」となるところです。どこが便利やねん、と。

チェックアウトから購入までは早い

さておき、MetaMaskにイーサがチャージされると購入可能な価格のNFTについてはチェックアウトボタンが表示されます。購入ボタンを押すと、PCブラウザのMetaMaskが立ち上がり、ガス代などの手数料を含めた総額が表示されます。最終確認して購入終了です。

で、デジタルコンテンツを購入すると、例えばメールなどで購入したアイテムのダウンロードURLなどが送られてきたりするのですが、そういったものはありません。購入した履歴はブロックチェーンに刻み込まれ、こちらで確認ができるようになっています。これだけです。

え?本当にこれだけ?

私は一体・・・何を購入したんだろう?

とりあえずTwitterのカバー画像にしてみました(オーナーだからこの利用はいいですよね?)

このジェネレイテッドアートには規約が掲載されています。全文引用しますね。

■NFT規約 ・本NFTの対象は画像データです。 ・本NFTの購入により、購入者は、画像データのURL等の情報が掲載されたブロックチェーン上のトークンを利用、処分する権利が認められますが、著作権や商標権その他の知的財産権を取得することはありません。 ・本NFTを家庭の範囲を越えて他人に提供することや商用目的で利用することができません。 ・本NFTの購入・売買に関連して購入者または転得者その他の第三者が損害を被った場合、その損害発生の原因が如何なるものであっても、著作者は何らの法的責任も負わないものとします。

つまり、私的な利用、例えば私のTwitterのカバー画像にしてみたり、お家の壁にデジタルアートとして表示して楽しんだりすることは問題なさそうです。早速、Twitterのカバー画像にしてみました。拾い物を表示してるみたいな気持ちになって背徳感満点です。というか、これ右クリックでダウンロードできるから私じゃなくても設定は可能です。した人見つけたら誰かに通報できるのでしょうか?

この、NFTの所有(※)という概念は前述の通り、いろいろ議論があるようです。上野さんにこの件でお話お聞きしたのですが、コンテンツの絶対的な価値というよりも、NFTにまつわる価値はコミュニティにあるとお話されていました。上野さんは「メタ」と表現されていましたが、このNFTに対して含まれるコンテキスト、これに価値があると。

確かに私はこの流れでこのNFTを購入しました。さらに購入額の10%がユニセフや日本の子供たちのために寄付されるというのも魅力的です。1000点という限定数も大切な要素です。つまり、私はこの限定されたコミュニティに参加することができた、と言い換えることができるのです。

オーナーなので転売も可能です。OpenSeaでは固定価格とオークションが選択可能

実際、Board Ape Yacht Clubなどのコレクティブルについては決まってDiscordが設定されており、私もいくつか購入前のユーザーでも入れるチャンネルに入ったのですが、ひっきりなしにこのNFTを買えとやってきます。多分、ほとんどはスパムなんでしょうね。

高額なNFTについては数千万円の値が付いています。これを購入した人たちはTwitterのアイコンを設定し、さらに購入したIDをプロフィールに記載しています。そうです、自分はこれを所有しているオーナーである、ということを示しているんです。多分。

確かに私も(たった1ETHだけど)ちょっとだけ自慢したい気持ちになりました。ちょっとした手塚作品のオーナー気分です。実際は何も持っていないわけですが。

上野さんはNFTという可能性について、ある高明なお茶の先生が弟子の一人に使っていた茶器を譲る、そういう行為に似ているんじゃないかとお話されていました。その茶器はもしかしたらすごく有名でそれそのものにも価値があるかもしれませんが、譲られた弟子にしてみるとそのモノ以上にその先生の意志というか、人生の一部を受け取る、そういう感覚になるんじゃないかなと。

NFTはこの「譲る」という行為が可能です。確かに値上がりのようなインセンティブの楽しみもありますが、誰かの持っていた証を譲り受ける、という行為を楽しむものなのかもしれません。そういう意味では、かつてからずっと言われていたように、会員権的な要素が強いものだなと改めて認識しました。

ということで、年の瀬に鉄腕アトムのNFTを購入してみました。これからブラックジャックや火の鳥など、次の展開が始まるそうです。購入する人たち、というより手塚作品に参加する人たちが増えることで、子供たちにも寄付が渡りますし、このプロジェクトは日本におけるNFTのお手本として多くの人が参考にすることになるのではないかなと感じています。

最後にお知らせ:年明け1月19日から開催するBRIDG TokyoではNFTのユースケースとして最右翼、GameFiの話題など多くのメタバース・NFTの話題をお送りします。現在無料の視聴チケットを配布しておりますので、お早めにゲットしてください。

※詳細は割愛しますが、日本の民法では無形物の所有はできないことになっていますので、厳密には「デジタルデータの所有」という表現はおかしいのですが、一般通念として購入したものということで所有という表記にしています。

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世界的NFTマーケットプレイス「OpenSea」、すでにデカコーンか【The Information報道】

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The Information は、世界的 NFT マーケットプレイス「OpenSea」が時価総額100億ドル以上(デカコーン)で投資のオファーを受けている可能性があると伝えた。OpenSea は、3月にシリーズ A ラウンドで Andreessen Horowitz(a16z)、Naval Ravikant 氏、Mark Cuban 氏らから2,300万米ドルを調達、7月にシリーズ B ラウンド…

Image credit: OpenSea

The Information は、世界的 NFT マーケットプレイス「OpenSea」が時価総額100億ドル以上(デカコーン)で投資のオファーを受けている可能性があると伝えた。OpenSea は、3月にシリーズ A ラウンドで Andreessen Horowitz(a16z)、Naval Ravikant 氏、Mark Cuban 氏らから2,300万米ドルを調達、7月にシリーズ B ラウンドで a16zから1億米ドルを調達した。シリーズ B の際の時価総額は15億米ドルだったが、今回の報道が事実だとすれば、同社の時価総額は4ヶ月で6倍超に達したことになる。

The Block Research のデータによれば、OpenSea の NFT 月間取扱高は8月にピークの30億米ドルを超え、それまでの最高月間取扱高の10倍に達した。その後は取扱高を下げているが、毎月20億米ドル以上の取引量を維持している。DappRadar によれば、OpenSea は、これまでに300万米ドルの Bored Ape Yacht Club NFT など、累計110億ドル以上を取り扱ってきた。アーティスト pplpleasr がデザインした雑誌「Fortune」の表紙デザインは、NFT 販売されブームを起こした傑出した存在だ。

OpenSea は NFT マーケットプレイスの分野で強大な勢力を持つが、この分野には、Coinbase、Binance(幣安)、FTX といった既存または将来の競合が存在する。OpenSea は2017年、Alex Atallah 氏と Devin Finzer 氏による共同創業。YC W18(Y Combinator のアクセラレーションプログラム2018年冬期のバッチ)から輩出された。今年9月には、従業員による NFT インサイダー取引(Web サイト掲示前に NFT を購入し不当な利益を得た)が発覚し、今後の問題への対策が求められている。

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6月に1.6億ドルのデジタル資産販売を記録ーーWeb3.0を実現するNFTマーケット「OpenSea」とは?(2/2)

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市場の波 前回からのつづき・OpenSeaは、6月だけで1億6,000万ドルのデジタル資産をNFTマーケットプレイスで販売し、1月にはわずか800万ドルの売上だったのが、2021年上半期には45倍のボリュームに増加している。 アート、ブロックチェーン技術、ソーシャルクラブの要素を組み合わせた「Hashmasks」、「Bored Ape Yacht Club」、「Meebits」などの高成長の収集型…

OpenSeaは、15億ドルの評価額で1億ドルを調達した。Image Credit: OpenSea

市場の波

前回からのつづき・OpenSeaは、6月だけで1億6,000万ドルのデジタル資産をNFTマーケットプレイスで販売し、1月にはわずか800万ドルの売上だったのが、2021年上半期には45倍のボリュームに増加している。

アート、ブロックチェーン技術、ソーシャルクラブの要素を組み合わせた「Hashmasks」、「Bored Ape Yacht Club」、「Meebits」などの高成長の収集型アバタープロジェクトも、2021年にOpenSeaでローンチしたものだ。

「NFTがエキサイティングなのは、ユースケースが純粋に金銭的なものや純粋に投機的なものだけではないことです。さまざまな業界の人たちが興味を持ち始めています。確かに、これらの多くはアーリーアダプターと呼ばれる人々ですが、株の売買などに興味がある人たちだけでなく、クリエイティブな仕事に興味がある人たちにも広がっています」(Finzer氏)。

NFTは、アート、スポーツグッズ、音楽などの分野で爆発的に普及している。例えば、Dapper Labsが開発したNBA Top Shot(バスケットボールカードをデジタル化したもの)はその一例だ。このNBA Top Shotの売上は7億ドルを超えており、アーティストのBeeple氏によるNFTのデジタルコラージュ作品は、3月にクリスティーズで6,930万ドルで落札された。

ゲーム業界では、Animoca BrandsとForteの2社が新たにユニコーン(評価額10億ドルのスタートアップ)となった。Nonfungible.comによると、NFTは現在、1週間に6,200万ドルのペースで販売されているが、5月のピーク時に1週間で1億7,500万ドル販売していた頃に比べるとやや落ち着いてきている。

「確かにややバブル気味ではあります。しかし今、あなたが指摘したように、市場の面ではより持続可能な成長が見られるようになりました。OpenSeaはこのような環境の中で特にうまくいっているのです」(Finzer氏)。

多面的な市場

ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity」。Image Credit: Axie Infinity

OpenSeaはユーザーが自分の暗号資産ウォレットを接続し、NFTを購入したり出品したりできるマーケットプレイスとプラットフォームの両方を提供している。OpenSeaは今回の増資でクロスブロックチェーンに対応した次の段階のエコシステムに投資し、オープンデータ経済を実現する計画だ。 Finzer氏はやってきたチャンスをこう語る。

「暗号やブロックチェーンに興味はあっても、金融投機を超えた実用性のあるプラットフォームがあるとは感じていなかった人たちにとって、これはチャンスだと思います。NFTとOpenSeaは、ブロックチェーンの次の波を起こすのに非常に有利な立場にあると考えています」(Finzer氏)。

OpenSeaのマーケットプレイスは、PolygonやEthereumなどの複数のブロックチェーンをサポートしており、近い将来、FlowやTezosのサポートを発表する予定だ。OpenSeaがクロスチェーン・マーケットプレイスの相互運用性と拡張性に投資するのは、ユーザーを「Web3.0」に近づけるという同社の大きなビジョンでもある。 ユーザーはUSDCなどのステーブル・コインで支払いができるが、米ドルでの支払いはできない。

OpenSeaは2017年に創業し、その数カ月後に業界をリードするクリプト系企業と共にFounders Fundから200万ドルのラウンドを発表した。2021年3月には、Ron Conway氏、Mark Cuban氏、Belinda Johnson氏、Naval Ravikant氏、Ben Silbermann氏などの既存投資家やエンジェルの参加と共に、a16zがリードする2,300万ドルの投資ラウンドを発表している。同社はエンジニアやその他のスタッフ体制を強化している。

Finzer氏はAxie Infinity、The Sandbox、F1、Crypto Voxelsなどのゲームが、NFTの販売で飛躍的に伸びていると語る。

「私たちはコンシューマー向けテクノロジーのほとんどが少数の大企業に支配されてきた中、技術のパラダイムシフトを象徴するNFTにとても期待しています。これは、インターネットの誕生によって、何千もの新しいアプリケーションが生まれ、最終的には何十億人もの人々の生活が大きく変化したパラダイムシフトによく似ているのです」(Finzer氏)。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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創業わずか4年で15億ドル評価のユニコーン入りーーWeb3.0を実現するNFTマーケット「OpenSea」とは?(1/2)

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OpenSeaは、オープンなノンファンジブルトークン(NFTs・非代替性トークン)市場を拡大するために、a16zから15億ドルの評価額で1億ドルを調達した。 ニューヨーク拠点のOpenSeaは、暗号化コレクションとNFTで最大のデジタルマーケットプレイスになったと伝えている。彼らはブロックチェーン(暗号資産のベースとなる透明性の高い安全なデジタル台帳)を通じてユニークであることを識別できるデジタル…

OpenSea runs an open NFT marketplace. Image Credit: OpenSea

OpenSeaは、オープンなノンファンジブルトークン(NFTs・非代替性トークン)市場を拡大するために、a16zから15億ドルの評価額で1億ドルを調達した。

ニューヨーク拠点のOpenSeaは、暗号化コレクションとNFTで最大のデジタルマーケットプレイスになったと伝えている。彼らはブロックチェーン(暗号資産のベースとなる透明性の高い安全なデジタル台帳)を通じてユニークであることを識別できるデジタルアイテムであるNFTを販売している。

Andreessen Horowitz(a16z)が2回目となる投資ラウンドをリードし、エンジェル投資家のMichael Ovitz氏(CAAの共同設立者)と俳優で投資家のAshton Kutcher氏が参加した。今回の資金調達によりOpenSeaはユニコーン(評価額10億ドルのスタートアップ)となった。総評価額で3兆円と評価される900あるユニコーンの一つだ。

OpenSeaは今回の資金調達により、NFTプラットフォームを拡張し、当面はエンジニアリング人材の採用、新しい市場や国際的な拡大、そしてユーザーがデジタル資産に簡単にアクセスし、売買できる方法を増やすことに力を入れるとしている。CEOのDevin Finzer氏は、本誌GamesBeatのインタビューで次のようにコメントしてくれた。

「私たちは今、インターネット経済が過去数十年で経験したことのないような大きな基本的変化を経験しており、NFTの最高のユーザー体験とエントリーポイントとして牽引できたことを誇りに思っています。今回の資金調達は、NFTを広く普及させることを目的としています。我々が構築したプラットフォームを成長させるためのものであり、昨年上半期には大幅な成長が見られました。NFTは数十年に一度のパラダイムシフトの一つであり、非常にエキサイティングなものだと考えています」(Finzer氏)。

OpenSeaのNFTはデジタル所有権に基づく全く新しい経済を象徴するものであり、より多くの人々に利用されるようになっている。現在、OpenSeaはNFTの最大のマーケットプレイスであり、ゲームアイテム、デジタルアート、コレクターズアイテム、イベントチケット、ドメイン名、その他ブロックチェーンに裏付けられた数百万の資産を扱っている。

ガス代のないPolygonへの進出

OpenSeaは、NFTをメインストリームにしたいと考えている。Image Credit: OpenSea

これまでOpenSeaは多くのコンピューティングパワーを使い、エネルギーを浪費すると批判されている人気の暗号資産プラットフォーム「Ethereum」に限定していた。現在はコンピューティングパワーの使用に対して手数料なしで取引を可能にするPolygonプラットフォームを追加している。

そして本日、OpenSeaはマーケットプレイスのクリエイター、バイヤー、セラーに対して、すべてのEthereumのガス手数料(ブロックチェーン上でNFTを生成するためのコンピューティングコスト)を撤廃したことを発表した。ブロックチェーンを難解なものではなく、メインストリームに受け入れられるものにするために、OpenSeaはこのようなステップを踏む必要があるとしている。 Finzer氏はこう語る。

「私たちは最初のクロスブロックチェーンのNFTマーケットプレイスとして、Ethereumのレイヤー2プラットフォームであるPolygonインテグレーションのサポートを発表しました。これにより、クリエイター、バイヤー、セラーの取引コストをゼロにすることができます。また、将来的には新たなブロックチェーンとの統合も予定しています」(Finzer氏)。

OpenSeaは時間をかけて(Polygonの追加で実現したように)プラットフォーム間の取引コストを下げ、人々が期待する様々な支払い方法を利用可能とし、NFT市場を啓蒙していきたいと考えている。ユーザーはOpenSeaで好きな暗号化ウォレットを使うことができる。

「私たちは、Coinbaseが暗号資産のブランドとして確立したのと同様に、消費者にとってより使いやすい、市場の中核となるNFTに直結するブランドとしてOpenSeaを確立することを目指しています」(Finzer氏)。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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