創業わずか4年で15億ドル評価のユニコーン入りーーWeb3.0を実現するNFTマーケット「OpenSea」とは?(1/2)

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OpenSea runs an open NFT marketplace. Image Credit: OpenSea

OpenSeaは、オープンなノンファンジブルトークン(NFTs・非代替性トークン)市場を拡大するために、a16zから15億ドルの評価額で1億ドルを調達した。

ニューヨーク拠点のOpenSeaは、暗号化コレクションとNFTで最大のデジタルマーケットプレイスになったと伝えている。彼らはブロックチェーン(暗号資産のベースとなる透明性の高い安全なデジタル台帳)を通じてユニークであることを識別できるデジタルアイテムであるNFTを販売している。

Andreessen Horowitz(a16z)が2回目となる投資ラウンドをリードし、エンジェル投資家のMichael Ovitz氏(CAAの共同設立者)と俳優で投資家のAshton Kutcher氏が参加した。今回の資金調達によりOpenSeaはユニコーン(評価額10億ドルのスタートアップ)となった。総評価額で3兆円と評価される900あるユニコーンの一つだ。

OpenSeaは今回の資金調達により、NFTプラットフォームを拡張し、当面はエンジニアリング人材の採用、新しい市場や国際的な拡大、そしてユーザーがデジタル資産に簡単にアクセスし、売買できる方法を増やすことに力を入れるとしている。CEOのDevin Finzer氏は、本誌GamesBeatのインタビューで次のようにコメントしてくれた。

「私たちは今、インターネット経済が過去数十年で経験したことのないような大きな基本的変化を経験しており、NFTの最高のユーザー体験とエントリーポイントとして牽引できたことを誇りに思っています。今回の資金調達は、NFTを広く普及させることを目的としています。我々が構築したプラットフォームを成長させるためのものであり、昨年上半期には大幅な成長が見られました。NFTは数十年に一度のパラダイムシフトの一つであり、非常にエキサイティングなものだと考えています」(Finzer氏)。

OpenSeaのNFTはデジタル所有権に基づく全く新しい経済を象徴するものであり、より多くの人々に利用されるようになっている。現在、OpenSeaはNFTの最大のマーケットプレイスであり、ゲームアイテム、デジタルアート、コレクターズアイテム、イベントチケット、ドメイン名、その他ブロックチェーンに裏付けられた数百万の資産を扱っている。

ガス代のないPolygonへの進出

OpenSeaは、NFTをメインストリームにしたいと考えている。Image Credit: OpenSea

これまでOpenSeaは多くのコンピューティングパワーを使い、エネルギーを浪費すると批判されている人気の暗号資産プラットフォーム「Ethereum」に限定していた。現在はコンピューティングパワーの使用に対して手数料なしで取引を可能にするPolygonプラットフォームを追加している。

そして本日、OpenSeaはマーケットプレイスのクリエイター、バイヤー、セラーに対して、すべてのEthereumのガス手数料(ブロックチェーン上でNFTを生成するためのコンピューティングコスト)を撤廃したことを発表した。ブロックチェーンを難解なものではなく、メインストリームに受け入れられるものにするために、OpenSeaはこのようなステップを踏む必要があるとしている。 Finzer氏はこう語る。

「私たちは最初のクロスブロックチェーンのNFTマーケットプレイスとして、Ethereumのレイヤー2プラットフォームであるPolygonインテグレーションのサポートを発表しました。これにより、クリエイター、バイヤー、セラーの取引コストをゼロにすることができます。また、将来的には新たなブロックチェーンとの統合も予定しています」(Finzer氏)。

OpenSeaは時間をかけて(Polygonの追加で実現したように)プラットフォーム間の取引コストを下げ、人々が期待する様々な支払い方法を利用可能とし、NFT市場を啓蒙していきたいと考えている。ユーザーはOpenSeaで好きな暗号化ウォレットを使うことができる。

「私たちは、Coinbaseが暗号資産のブランドとして確立したのと同様に、消費者にとってより使いやすい、市場の中核となるNFTに直結するブランドとしてOpenSeaを確立することを目指しています」(Finzer氏)。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】