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シンガポールのIoTスタートアップuHoo、コロナ禍の室内空気監視需要増で新たな資金を調達

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シンガポールを拠点とする室内空気品質センサー開発企業 uHoo は15日、Wavemaker Partners がリードしたラウンドで資金調達を実施したと発表した。調達金額は開示されていないが、当初調達想定金額の50%を上回る募集があったという。 また、シンガポール企業庁 Enterprise Singapore の他に、東南アジアのオンライン不動産大手 PropertyGuru Group の共…

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Image credit: uHoo

シンガポールを拠点とする室内空気品質センサー開発企業 uHoo は15日、Wavemaker Partners がリードしたラウンドで資金調達を実施したと発表した。調達金額は開示されていないが、当初調達想定金額の50%を上回る募集があったという。

また、シンガポール企業庁 Enterprise Singapore の他に、東南アジアのオンライン不動産大手 PropertyGuru Group の共同創業者である Steve Melhuish 氏をはじめとする、テクノロジーや不動産業界の既存投資家や新規投資家もこのラウンドに参加した。Steve Melhuish 氏 は、Wavemaker のベンチャーパートナーでもある。

今回の資金は、uHoo が〝健康的な建物〟のソリューションに対する需要の大幅増に対応し、雇用の増加による成長の加速、革新的な新製品やサービスの開発に充てられる予定。

「ウイルスインデックス」
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2014年に Dustin Jefferson S. Onghanseng 氏と Brian Lin 氏によって設立された uHoo は、空気品質センサーデバイスをデザインした。9つの空気品質パラメータをモニターすることができ、モバイルアプリを介してデータ、アラート、洞察、推奨事項を提供する。

同社はプレスリリースで、北米、ヨーロッパ、アジアの政府、学校、病院、ホテル、モール、キッチン、オフィス、家族などの「強い健康的な建物の需要」が後押しする形で、過去12ヶ月間に導入された台数は以前に比べ約5倍の増加があったとしている。

また、同社は新型コロナウイルスや、健康とウェルビーイングへの注目度の高まりにより、売上が当初の2020年の計画を上回ったと述べている。2020年6月、uHoo は新型コロナウイルスの生存率と空気感染リスクをリアルタイムで確認できる「ウイルスインデックス」を発表した。

Uhoo の取締役に就任する Melhuish 氏は、次のように述べている。

空気の質、健康、ウェルビーイングは多くの人にとって重要な関心事となっており、人々は特に室内で過ごす時間が増え、徐々に職場や学校に戻ってくるようになってきている。これは、uHoo が2020年に世界的に多くの優良ブランドや政府機関のクライアントを獲得したことからも明らかだ。

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同社は、世界的に健康と安全への関心が高まっていることから、急速な成長が期待されている1,800億米ドルの大規模な空気品質市場に取り組んでいる。

健康と安全は、雇用主、家主、建物所有者の大多数から、最も長い間無視されてきた。新型コロナウイルスの感染拡大は、この問題にスポットライトを当て、健康的な職場と健康的な建物に向けた動きを加速させた。健康的な職場と健康的な建物は、もはや空虚なバズワードではなく、雇用者や家主に求められる最低限のこととなった。(Onghanseng 氏)

uHoo は直近の数ヶ月間で 、データインサイト、ダッシュボード、アプリ、アラート、ビル管理システムとの連携などのソリューションを提供するため、世界中のさまざまな業種に顧客基盤を拡大してきた。

顧客には、シンガポールの不動産デベロッパ大手である Capitaland や CDL、シンガポールの政府系投資会社 GIC、香港の建設大手 Gammon Construction、アムステルダムのスキポール空港、HK Baptist University(香港浸会大学)、オランダ、アメリカ、オーストラリアの各政府などがいる。

2018年、uHoo は Wavemaker Partners がリードし Seeds Capital が参加したブリッジラウンドで、数百万米ドルを調達した。

【via e27】 @e27co

【原文】

WaveMaker Partners、5,000万米ドルのファンド資金調達が間もなく完了、Tim Draper氏の視線は中国からインドネシアに

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ベンチャーキャピタルの WaveMaker Partners は、新たな東南アジア向けファンドの資金5,000万米ドルの調達が間もなく完了することを発表した。 新ファンドはインドネシア市場に特化した B2B セクターに焦点を当て、アーリーステージのスタートアップ80社を対象とする。 WaveMaker Partners は伝説的投資家 Tim Draper 氏が率いる Draper Venture…

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Wavemaker マネージングパートナー Paul Santos 氏(左)と 伝説的投資家 Tim Draper 氏
Image Credit: Wavemaker Partners

ベンチャーキャピタルの WaveMaker Partners は、新たな東南アジア向けファンドの資金5,000万米ドルの調達が間もなく完了することを発表した。

新ファンドはインドネシア市場に特化した B2B セクターに焦点を当て、アーリーステージのスタートアップ80社を対象とする。

WaveMaker Partners は伝説的投資家 Tim Draper 氏が率いる Draper Venture Network(DVN)の東南アジア部門だ。同氏がジャカルタを訪問し、中国からインドネシアへのシフトを発表したタイミングで今回の新ファンドの発表が行われた。

Draper 氏はプレス声明でこのように語った。

高い GDP 成長率を誇るインドネシアではデジタルに慣れ親しんだ若者の人口が多く、熟練した労働力も増加し、中産階級が急増しており、様々なモノが同国に向かっています。スタートアップの事業を拡大するには最適な環境です。

私が今回こちらを訪れたのは、設立者や投資家に会って、この国についてより多くのことを学び、スタートアップを大きくする上で学んだ教訓を共有するためです。私は WaveMaker と共に投資を行い、DVN の力を活かして投資先企業の成長を支援していきたいと考えています。

Draper 氏はインドネシア滞在中に、配車サービスのユニコーン企業 Go-Jek や WaveMaker Partners の投資先企業を訪問したとされている

WaveMaker Partners はインドネシアを主なターゲット市場とし、少なくとも10社に投資を行っている。

同社は2003年に設立、現在ロサンゼルスとシンガポールにオフィスを構えている。

今回のファンドは同社にとって5回目のファンドとなり、インドネシアにおいては2回目。同社は同地域において過去2年間で5社のイグジットに成功している。

同社のイグジットの中でも、Pie(Google にとって初となる東南アジアでの買収)、Luxola(LVMH が買収)、ArtofClick(Xurpas が買収)が最も注目を集めた。

【via e27】 @e27co

【原文】

フィリピンのモバイルコンテンツプロバイダXurpa、モバイル広告スタートアップArt of Clickを最大評価額4,500万ドルで買収

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フィリピン拠点のモバイルサービス・デベロッパで技術会社の Xurpas は、シンガポールのモバイルメディア広告・マーケティングスタートアップの Art of Click を買収した。当初この取引はバリュエーション3,000万ドルとされていたが、追加のパフォーマンスベース・アーンアウト(編注:将来結果に応じて、分割支払時における支払買収金額を追加するオプション条件)により、バリュエーションは4,50…

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2016年7月の、Art of Click 創業5周年社員パーティー(同社 Facebook / LinkedIn から)

フィリピン拠点のモバイルサービス・デベロッパで技術会社の Xurpas は、シンガポールのモバイルメディア広告・マーケティングスタートアップの Art of Click を買収した。当初この取引はバリュエーション3,000万ドルとされていたが、追加のパフォーマンスベース・アーンアウト(編注:将来結果に応じて、分割支払時における支払買収金額を追加するオプション条件)により、バリュエーションは4,500万ドルに上ると見られる。

Art of Click は2011年にシンガポールで設立された。同社のアフィリエイト・マーケティング・サービスでは、韓国・日本・香港などのアジア市場のほか、北米や欧州にもに広告事業を展開している。月間広告インプレッション数は40億回以上に上るとしている。

Xurpas の共同創業者で CEO の Nix Nolledo 氏は、次のようにコメントしている。

我々は、いつも自分たちのビジネスを補完可能なイノベーティブな企業を求めています。Art of Click は、まさにそれを提供してくれる会社でした。

堅固な経営基盤

Art of Click は、これまでにシードラウンドで50万ドルしか調達していない。これは2013年10月、シンガポール国立研究財団(NRF)を通じた、ベンチャーキャピタル Wavemaker Partners から調達だった。

Wavemaker Partners のマネージングパートナー Paul Santos 氏は、次のようにコメントしている。

Art of Click は、たった3年間で劇的に進展を遂げました。シードラウンドでの調達のみで、2桁台の EBITDA マージンで数千万ドルの売上を生み出すまでに成長したのです。

これは、東南アジアでのシードステージ投資が理にかなう証であり、東南アジアで急速に成長する B2B 企業は、ベンチャー並みのリターンをもらたすことができるのです。

今回の Art of Click 買収は、Wavemaker Partners にとっては、Luxola(2015年7月 LVMH が買収)、Gushcloud(韓国の Yello Digital Marketing が買収)、Pie(Google が2016年2月に買収) といった買収イグジットに続く、新たなイグジット成功事例となる。Wavemaker Partners は、Ardent Capital のポートフォリオにも参画しており、現在、東南アジアで新しいファンドの組成に向け資金を調達中だ。

Xurpas は2014年にフィリピン証券取引所に上場以来、企業買収を続けている。これまでの買収企業の中には、シンガポール拠点のゲーム開発会社 Altitude Games、マルチプレーヤーゲームプラットフォームの MatchMe、インドネシアのモバイルコンテンツプロバイダ 9lives、カリフォルニア拠点のモバイルサーチエンジン Quick.ly などがある。

Xurpas は昨年4月、新市場や新業態に拡大を図ることを目的として、2,560万ドルを追加で資金調達している。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】