経験わずかな小チームが開発したゲーム「Color Switch」がApp Storeで大ヒット中

Dean Takahashi by Dean Takahashi on 2016.2.17

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上: Color Switch Image Credit: Fortafy Games

上: Color Switch
Image Credit: Fortafy Games

この数週間、ある新参ゲームがiOSのApp Storeでトップの座についている。Color Switchだ。Flappy Birdのような無料ダウンロードゲームの一つで、 どこからともなく現れてヒット作となった。

Color Switchは色のついた障害物の間でボールを動かすスキルを試すゲーム。このゲームは、どんな小さなチームでも300万ものアプリの中で際立つことができ、300億米ドル規模のモバイルゲーム業界で独自の地位を獲得することができるという希望を独立系のデベロッパーに与えている。このゲームはインストール件数は1,500万回以上、25の国でランキング第1位となっている。

Color SwitchはiOS(米国で第1位)とGoogle Play(同第5位、市場調査会社App Annieによる)で利用できる。ゲーム開発者はDavid Reichelt氏と Aditya Oza氏、パブリッシャーはオーストラリア、シドニーのFortafy Gamesである。Reichelt氏とOza氏は当初、シンプルなドラッグアンドドロップの作業ができるBuildboxを使ってゲームを制作していた。ゲーム制作期間はおよそ1週間。Reichelt氏は色覚に異常があるにも関わらず、まばゆいばかりのカラフルなゲームを制作することができた。

このゲームはiOSのApp Storeで1月22日に第1位となり、今もその位置を保っている(編集部注:原文掲載2月5日)。Twitterで話題になっていたが、私はこの存在をランキング上位に入るかなり前から知っていた。

「ソーシャルメディアでこのゲームは新しいFlappy Birdと呼ばれています」と、Fortafy Games共同設立者であるZeb Jaffer氏はGamesBeatへのインタビューの中で語った。「息子が帰って来ると、学校の友達がみんなお父さんのゲームで遊んでいるよと言いました。幸運と良い仕事の賜物です。ちょっとしたゲームとして始まったものが大化けしてくれました。」

このゲームはやみつきになる。単純そうに見えるが、かなりのスキルが要求されるからだ。ファンキーな音楽が流れ、シンプルだがカラフルな2Dのグラフィックがある。短い時間で何度も遊ぶのは簡単だ。Jaffer氏は少人数チームがトップに上りつめられたことを幸運に感じていると語った。彼らはそれまでゲームビジネスについてほとんど経験がなかったからだ。

このゲームはこれまでにおよそ4億回もプレイされている。ゲームには100以上のレベルがあり、同チームはさらにレベルの上積みを図っている。 プレイヤーの中には同社に対し新しいゲームのコンテンツを求めてきている者もいるという。このゲームにはアプリ内課金はないが、バナー広告でマネタイズしている。

「これまでの成功に感謝しています。ユーザをこれからもハッピーにしていくことが、今後の大きなチャレンジです」とJaffer氏は述べた。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Dean Takahashi

Dean Takahashi

GamesBeat のリードライター。テックジャーナリストを25年、ゲームの取材を18年続ける。2008年に VentureBeat に参画。以前は、San Jose Mercury News、Red Herring、Wall Street Journal、Los Angeles Times、Dallas Times-Herald などに執筆。著書に「Opening the Xbox」「The Xbox 360 Uncloaked」。GamesBeat の年次カンファレンスと GamesBeat Summit を主催。サンフランシスコ・ベイエリア在住。

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