2013年に中国ではモバイルのネット利用者数がPC利用者数を上回る

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

中国のネット勢力図は、おそらく多数のインターネット企業が追いつけないほどスピーディに変化しつつある。DDCIの調査によれば、まもなく2013年にモバイル端末経由のネット利用者数がPC利用者数を上回る見込みだ。

既に中国ではPC利用者数よりも多くの携帯電話利用者がいるのだが、この予測通りの勢力逆転が起きたあとでも、携帯電話市場はまだまだ拡大する余地があるほど、中国の市場自体が大きいということは特徴的だ。

[素材提供:Resonance China]

だが、それだけではない。DCCIの報告では中国のインターネットの急速成長についていくつかの話題にふれている。以下抜粋:

中国のインターネット広告市場は毎年、少なくとも4年の間は、40%もしくはそれ以上もの成長が期待されている。現在の年間370億人民元の市場は、2015年までに年間1490億人民元以上に伸びると推測されている。

2011年現在までに、オンライン広告の約40%はコンピューター関連製品についてのものであった。次に人気のある分野は乗り物関連(13.9%)、不動産関連(11.8%)、そして服飾関連(11.4%)となっている。

去る2009年、中国のスマートフォン販売数はテレビ販売数を超え、今年はPC販売数をかろうじて超えるであろうと予測されている。

2015年までに、スマートフォンはPCに対して3倍以上の販売数を記録するだろう。

中国でシンビアンの携帯OSとしての使用率は急落しており、2012年までに、アンドロイドとiOSは共にシンビアンの使用率を超えることになるだろう。

基本的にWeiboとソーシャルネットワーキングサイトは同じような理由で使われている。DCCIが発見したたった一つの主要な違いは、Weiboが自分達が好きなセレブなどの有名人の近況などを調べるために使われる一方、ソーシャルネットワーキングサイトは古くからの友人との連絡用として使われている、ということだ。

中国のモバイルユーザーがスマートフォン・携帯電話上でオンラインソースを使用する一番の理由は、ニュースと時事閲覧・確認のためである(ユーザーのうち86%がこれに該当)。

情報がどこから発信されているかはさらに重要になりつつある。しかし、このメッセージは実に明瞭だ。もしあなたが中国にいれば、モバイルユーザー数はたとえそれが本当に重要であっても、そんなに大きな問題として捉えられないかもしれない。十分に理解するために、DCCIの報告書一式(中国語PDF)をチェックするべきだ。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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