共通の趣味をもとに、言語の壁を超えてつながるSNS「iamtrend」

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

私はオルタナティブミュージックのファンだ。しかしこの熱い思いを共有する相手は、たいていのソーシャルメディアで同じ言語を話す人に限られてしまう。しかし、タイのスタートアップ「iamtrend.com」は、文化と言語の壁を乗り越えて、同じ趣向の持ち主同士をつなげたいと考える。シンプルなタグと検索システムを備えた交流のためのサイトを提供し、ユーザはそこで同じような興味関心を持つ人々によってシェアされたアイディア、画像、動画を多数見つけることができる。

iamtrendは、現在はタイ語と英語で提供され、今後さらに多くの言語が追加される予定だ。異文化間の共有で重要になるのは、ユーザが自分のコンテンツにつけられるプリセットタグだ。例えばバンコクにいるユーザが、Mogwaiの画像に「オルタナティブミュージック」とタグ付けすると、私がそれにを目にする可能性が出てくる。そしてそれをリツイートしたり「いいね!」したりできる。Twitterで、理解できない言語で書かれたツイートをリツイートする人はいない。だが、iamtrendではそんな障壁が取り除かれるのである。

サイトは一見Pinterestのクローンに見える、と設立者のTareef Jafferi氏はeメールのやりとりで認めている。だが、並べ方や簡単な検索方法によって、非常に面白いコミュニティーが形成されている。Tareefは次のように説明する。

「初めて目にするとPinterest のクローンサイトという印象を受けるかもしれませんが、(中略)同サイトの主要コンセプトは、同じ趣味を持った人達のコミュニティをつくることです。私たちは新しいコンテンツや友達を探すための、面白くて魅力ある手段を提供しています。また、お気に入りのものを保存して整理するソーシャルライブラリーとしても機能しているのです」。

さらにこのように述べている。東南アジアは言語の宝庫だが、ネット上ではすべてが「言語と文化により断片化されてしまう」。したがって、ユーザやトレンドを生み出す人々にとって、ある特定の興味を持った人々を集めたグループ(インタレストグループ)の形成に良い方法となり得るだろう。

カテゴリには他に、教育、フードとドリンク、科学技術、旅行などがあり、その下にはさらに多くのサブカテゴリが存在する (写真上参照)。

コミュニティ全体の体験をゲーム化して楽しむために、特定のトピック毎にフォローすべき最も面白い人が見つかるスコアランキング、ユーザが投稿したものを表示するリスト、ユーザの興味を周りに知らせることのできるバッジ、同サイト上でのユーザの活動を把握するためのソーシャルダッシュボードといった機能も備わっている。

iamtrendにはまだモバイル用アプリがない(現在開発中)。Facebookを使ってログインすることも可能で、より素早くアクセスすることができる。「ソーシャルライブラリ」のアイデアが気に入ったならば、ぜひ試してみてほしい。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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