中国のインキュベーター「Innovation Works(創新工場)」が第2ラウンドの資金調達で1.5億米ドルを獲得

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

中国のインキュベーター「Innovation Works(IW=創新工場)」は、最近第2ラウンドの資金調達「Innovation Works Development FundⅡ」で1億5000万米ドルを調達したと発表した。昨年9月、IWは第1回のインターネットにフォーカスした資金調達で、総額1億8000万米ドルを獲得している。IWはまた、上海支店が間もなくオープンすることも明らかにした。

Innovation Worksは、2009年後半に前Google ChinaのトップであるKai-Fu Lee(李開復)氏がアーリーステージのハイテク投資に焦点を当てて設立した。その50の投資ポートフォリオのうち、18はシリーズA投資を獲得し、2つはシリーズB獲得を狙っている。現在、3つのプロジェクトが失敗に終わっているが、それでもIWは95%の成功を導いたことになる。

数日前Kaifu Lee氏は、インキュベータが、投資するスタートアップの株を保持しすぎているという噂を打ち消そうと奔走していた。Lee氏は、50の投資ポートフォリオに関してIWは平均17.6%のシェアを持っていると主張している。

Lee氏は、中国のスタートアップに仕向けられる大きな罠は、多額の出資をするエンジェル投資家だと話す。自分の企業に対する起業家たちのコントロールを奪い、優れたベンチャーキャピタルへの可能性を閉ざす。例えば、彼は最近Tencent Weibo(騰訊微博)にて次のように述べている。

「2つの優良プロジェクトに出会ったが、どちらもエンジェルの資本が投入されていた。私たちにシリーズAラウンドで手を差し伸べることを求めてきた。最初はとても嬉しかったが、後になってエンジェル投資家がこれら2つのプロジェクトの75%を保持し、持ち株の希薄化を拒否していることを知った。これはエンジェルがすることではなく、起業家にとっては悪魔の仕業に思える」。

【via Technode】 @technodechina

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