<ピックアップ> Why Founders Give Up 90% Of The Company
つい最近、オンラインヘルプサービスのZendeskがIPOを申請した時、いくつかみられた反応の中に「CEOのMikkel Svane氏の持分って7%しかないんだ」というものがありました。確かに国内ではぱっと思いつくだけでも、例えば楽天創業者の三木谷浩史氏が資産管理会社と合わせて4割ほどを所有していたりしますので、若干割合が低い印象があります。
積極的に外部から資本を注入する場合、創業者の株の持ち方はどうあるべきなのでしょうか。
その点、この記事は興味深い内容かもしれません。インタビューに応じているのはBlue Jeans Networkの創業者のKrish Ramakrishnan氏と、MuleSoftの創業者、Ross Mason氏の二人で、それぞれの会社はここ最近、1億ドル近くの資金調達に成功していることで共通しています。
まず会社の経営権(コントロール)ですが、役員会は基本的に創業者を信頼しているし成功してもらいたいわけで、特に心配することはないとしつつ、やはり気になるのは業績悪くなった時ですね。特に株式公開した後には、短期の結果を求める株主たちと、長期のビジョンを実現しようとする経営陣でしのぎ合いをするだろうと。この辺りはよく話題になります。
それよりも株を渡すべき、渡したい相手として「エンジニア」を挙げているのがなるほどと思える箇所でした。開発者をただの従業員と思うなかれ、創業者と同等に扱え、というのはテクノロジーカンパニーを標榜する上で大変重要な指摘です。おおよそ「ブラック企業」なんていわれるスタートアップの創業者は開発者のことをカネを稼ぐためのリソースぐらいにしか思っておらず、そういうのに捕まった場合は今すぐ別の場所を求めるべきでしょうね。業界全体の損失です。
その他、ダイリューション(株の希釈)などについてもいくつかコメントあったりするので、興味あるステージの方はぜひご一読を。
via Business Insider【Google翻訳】
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