落し物プラットフォームの構築を目指す世界最小の落し物追跡タグ「MAMORIO」

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MAMORIO

クラウドファンディングサイト MotionGallery(モーションギャラリー)に、世界最小の落し物追跡タグ「MAMORIO」のプロジェクトが掲載されている。現在、150万円の目標金額に対し、約40万円ほどを集めている。

「MAMORIO」は持ち物に取り付けることを想定した荷札やお守りような印象を持つデザインとなっている。縦34mm×横18mm×厚さ3mmというサイズで作られており、世界最小サイズだと考えている。

MAMORIOを入れた持ち物から一定の距離を離れてしてしまった場合、スマートフォンがアラートを出すことで置き忘れによる紛失を未然に防ぐ。紛失時には紛失場所を記録しており、スマートフォンを確認することでどこで持ち物を無くしたかを確認できるそうだ。

鍵、財布、カバン、手帳といった普段持ち運ぶもののみならず、防滴能力を備えているので、自転車や傘といった雨にぬれやすいものであっても取り付けて使うことができるという。

MAMORIO

MAMORIOの特徴には、MAMORIOユーザー間の相互ネットワークによるクラウドトラッキング(すれ違い追跡)機能がある。

MAMORIOを付けたユーザーの持ち物が紛失、あるいは盗難にあった場合には、クラウドトラッキング(すれ違い捜索)モードをオンにするとMAMORIOに登録するユーザーのスマートフォン同士が協力して、紛失した持ち物を探すことができるという。

MAMORIO cloud trakking

「MAMORIO」のプロジェクトを立ち上げたのは、落し物をしたときの対処法をまとめたり、落した物や拾った物の情報を簡単に投稿・共有できる「落し物ドットコム」というポータルサイトを立ち上げた落し物ドットコムの増木大己氏だ。増木氏は、スマートフォンとQRコードを使った「リターンタグ」という落し物早期発見回収サービスを企画・運営なども行っている。

落し物という問題にずっと向き合ってきた彼らが、大切なものをなくしたとき本当に役にたてる製品やサービスは何かというのを試行錯誤を繰り返して、たどり着いた製品がMAMORIOだという。

彼らはMAMORIOの開発に加え、24時間365日対応の紛失安心カスタマーサポートの提供、紛失時の代理捜索・回収サービスを試験しているという。将来的にはMAMORIO SDKを公開する予定とも発表しており、ハードウェアを組み合わせた落し物のプラットフォームの構築を目指している。



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