500 Startupsも期待する韓国のParking Square、標準価の6割引で駐車できる「Park Here 2.0」をリリース

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韓国の Parking Square(파킹스퀘어)は、大掛かりな更新を経た「Park Here(파크히어)」のバージョン2.0をリリースした。Park Here は、平均6割引の料金で駐車場をリアルタイムで予約できるサービスで、現在、ソウルとキョンギ(京畿)地域で利用できる。

Park Here 2.0 では、3,000箇所以上の駐車場情報、駐車場のおすすめ情報、簡単な決済方法、ポイントが得られるなどの特徴がある。

ユーザは、場所や時間を入力するだけで、条件に合った駐車場のお勧めを受けることができる。 ソウル市が提供する2,000箇所以上の駐車場情報に加え、Park Here が独自に歩いて集めた1,000箇所の駐車場情報も一覧表示される。以前のバージョンでは、Park Here と提携した駐車場しか表示されなかったのに対し、バージョン2.0では、公営と民営の駐車場情報まで提供している。予約ができるのは、Park Here と提携している駐車場でのみだ。

駐車場の検索から予約を完了するまでには、決済が簡単でなければならない。バージョン2.0では、この問題を Open Pay を導入して解決した。Visa や MasterCard さえあれば、証明書や Active X プラグインをインストールせずにカード決済が可能である。

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デバイスやブラウザに関係なく、決済が可能となり、エラーも減った。これは、グローバル電子決済会社 Paygate との協業で可能となった。3万ウォン(約3,200円)円以上チャージすると積立金も貯めておくことができ、頻繁に駐車するドライバーにはメリットが大きい。多くチャージすればするほど高い積算率が適用され、貯まった積立金は、キャッシュバックのように使用することができる。

Park Here はこの1年間、広告を打たずにオフラインイベントなどとの提携のみで、オーガニックな成長を導いてきた。7月の「世界DJフェスティバル」に駐車場を提供したときは、一日に5,000人以上が利用した。 顧客満足度も86%に達するという点も注目すべきである。最近では、アメリカの 500 Startups の2週間のプログラムにも招待を受けるなど、世界の注目を集めている。

Park Here は、特に企業で駐車場の割り当てを受けられない、若い会社員に人気だ。あるユーザは、「車に乗ってくる日は、駐車料金が負担だった。会社のすぐ隣に Park Here 提携駐車場があり、安く利用できています」と語っている。また、あるユーザは、「外出でソウルに来るたびに駐車に苦労していましたが、Park Here のおかげで簡単に駐車できるようになりました」と、不慣れなエリアを車で訪問した際の利便性を強調した。

Parking Square 代表のキム・テソン(김태성)氏は、Park Here の今後に自信を見せている。

これまでの一年間は試験運用だった。Park Here 2.0 のリリースを機に、本格的なマーケティングも開始する予定だ。短期間で急成長を遂げることができたが、これからが本当のスタートだと思う。

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【原文】

【via BeSuccess】@beSUCCESSdotcom

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