インド食品配送スタートアップのGrofersが3500万米ドルを調達、国内の競争が激化

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モバイルアプリによる注文で家庭に食品や日用品を配送しているインドのスタートアップGrofersは本日、既存投資家のTiger Global ManagementとSequoia Capitalが主導する資金調達ラウンドで3,500万米ドルを確保したと発表した(編集部注:原文掲載4月15日)。シードラウンド後まもなく行われた前回の1,000万米ドルのラウンドが行われたのはほんの8ヶ月前のことだ。

Grofersによると、資金調達で獲得した資金は製品サービスの拡充とインド全域でのサービス拡張に使用されるという。グルガオンを拠点とする同社は、デリー、ムンバイ、バンガロール地域で注文後90分での配達サービスを提供している。

希望する商品を消費者にすぐに届けるサービスを提供するアプリになるべく、世界中で様々なスタートアップが出現している。サービス内容はどれも同じだが、ビジネスモデルは様々だ。Grofersは自社で在庫を持たず、アプリ上での商品掲載につなげるために従来型店舗を持つ小売店と提携している。そして、社内の配送スタッフ(パートタイマーとフルタイマー)のほか、サードパーティー物流企業とも協力して商品を戸別配達している。

Grofersの共同設立者であるAlbinder Dhisa氏は、Tech in Asiaの取材に対して、購入代金のうち、包装品の場合は6~8%、生鮮食品の場合は10%以上を受け取ることによって利益を上げていると話した。配送スタッフの賃金は注文に応じて支払われるが、月間の最低水準は保証されている。

アメリカや中国同様、インドのオンデマンド配送業界は断片化しており、非常に競争が激しい。本日、別の食料品配送スタートアップであるPeppertapが、Sequoia(Grofersへの投資社の1つ)とSAIFパートナーによる1,000万米ドルの資金調達を完了したことを発表した。その前日には、スーパーマーケットチェーンHyperCityから食料品を調達しているバンガロール拠点のZopnowが、Dragoneer Investment Groupによる1,000万米ドルの資金調達ラウンドを完了したと発表した。その一方で、BigBasketLocalBanyaのようなオンライン食料品店は、これら新たなオンデマンド・スタートアップと競合している。

大手もこの業界に注目している。インドで何でも買えるeコマース大手のFlipkartも、食品配送に関心を示している。AmazonはバンガロールでAmazon Kiranaをローンチしたが、そこでは個人経営のコミュニティストアがサイトに商品を掲載できる。そしてSnapdealはスーパーマーケットチェーンのNature’s Basketと組み、店舗にある在庫商品をマーケットプレイスに掲載している。

競争が激しくなるにつれて、配送スピードがこのゲームの中心となるだろう。そして資金調達と業界統合が加速するだろう。先週、Grofersがグルガオンにある食品配送のライバル社であるMyGreenBoxを買収した

【via Tech in Asia】 @TechinAsia
【原文】