Alibaba(阿里巴巴)がPaytmの株式をReliance Capitalから取得、中国の巨大企業が踏み出すインドへの第一歩

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Jack Ma(馬雲)氏
Image credit: Alibaba(阿里巴巴)

Reliance Capital は、Paytm の親会社である One97 の株式を4,200万米ドルで Alibaba(阿里巴巴)に譲渡した。Reliance Capital は Anil Ambani 氏が会長を務める Reliance グループの金融サービス部門。正式なコメントは得られていないものの、この取引に詳しい Paytm 内部の情報筋が認めた。

これにより中国の巨大企業である Alibaba は、インド市場へののコミットメントを深めるものと見られる。Alibaba は Reliance Capital 株の買収以前にも、つい先週(3月第1週)Paytm Ecommerce に対する出資を行ったばかりだ。Paytm が調達した2億米ドルのうち、1億7,700万米ドルを Alibaba が拠出した

Alibaba は中国の e コマース大手として、インド市場への参入を長期にわたり期待されていた。同市場では Amazon と競合することになる。Paytm Ecommerce が最近 Android で Paytm Mall アプリをローンチしたため、参入は予想よりも早く行われそうだ。ちなみに Paytm Mall という名前は Alibaba の Tmall を想起させる。

Paytm は最近、Paytm Ecommerce 有限会社と Paytm Payments Bank の2社に分社化された。設立者の Vijay Shekhar Sharma 氏は One97株の個人持分の1%を売却し、新設された Paytm Payments Bank に4,800万米ドルを投資している。Paytm Payments Bank はインドの新企業であり、デジタルウォレットなどのサービスを提供している。ローンの提供は許可されていないが、支払いに充てる預金は認められている。これにより、ウォレットの限度額が低いために頻繁に入金しなければならなくなるという煩わしさは解消されるだろう。

Reliance Capital は Anil Ambani 氏が保有する Reliance の株式の一部だ。2005年、Reliance は Anil 氏と Mukesh 氏の兄弟間で分割された。Mukesh Ambani 氏は、自身が所有する Reliance Jio 社の手頃な価格のデータプランをもってインド通信業界に革命を起こそうとしている。さらに Reliance Jio Money は、Paytm ウォレットの対抗馬として台頭している。Jio は最近、決済銀行としての許可も取り付けたところだ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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