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Intel AIラボ、ディープラーニング用の自然言語処理ライブラリをオープンソース化へ

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Intel AIラボは、研究者や開発者がチャットボットやバーチャルアシスタントといった会話エージェントに、名前入力認識、意図抽出や単語からその人物の求めるアクションを特定する意味解析などのスマートな必要機能を加えやすくすることを目的に、自然言語処理のライブラリをオープンソース化した。 設立からまだ数ヶ月のIntel AIラボだが、さらに多くのライブラリをオープンソース化して、開発者の訓練や人工知能…

上:5月23日にサンフランシスコで開催された AI DevCon
Image Credit: Khari Johnson / VentureBeat

Intel AIラボは、研究者や開発者がチャットボットやバーチャルアシスタントといった会話エージェントに、名前入力認識、意図抽出や単語からその人物の求めるアクションを特定する意味解析などのスマートな必要機能を加えやすくすることを目的に、自然言語処理のライブラリをオープンソース化した。

設立からまだ数ヶ月のIntel AIラボだが、さらに多くのライブラリをオープンソース化して、開発者の訓練や人工知能のディプロイ、研究内容の公開、AI研究コミュニティのメンバーによる最新の革新的な技術の再現などを行い、「まだ活用されていない領域にAIや深層学習を推進する」ことを目指す。

Intel AIラボのデータサイエンス責任者Yinyin Liu氏は、VentureBeatからの取材に対して次のようにコメントした。

「オープンソースコミュニティに還元をしたいのです。初心者であれ、エンジニアや研究者といった立場であれ、何が再現できるのかを確認し、そして検証されたものを自分の目的に応じて使えるようにできればと思います」

AI開発者向けにIntelが開催した初めてのカンファレンスは、先週23日、24日にサンフランシスコのPalace of Fine Artsに行われた。

現在、AI Intelラボは40名のデータサイエンティストと研究者を雇っており、同社内の nGraphフレームワークといったプロダクトやNervana Neural Networkチップスといったハードウェアを開発する部署と共に仕事に取り組んでいるとLiu氏は述べた。

昨年の12月の立ち上げ以来、Intel AIラボは強化学習やニューラルネットワークをディプロイしやすくするためにライブラリをオープンソース化している。

先月リリースされたニューラルネットワークのライブラリは、達成させたいタスクと関係のないニューラルコネクションを取り除くために使うことができる。強化学習のライブラリ「Coach」は、ロボティクスや自律運転車のシミュレータのように学習環境でエージェントを埋め込むことを可能にする。

nlp-architectというNLPライブラリは、スタンフォード質問回答データセット(SQuAD)のような学術的な研究コミュニティのメンバーによってベンチマークと見られてきたデータセットで、機械の理解度をテストする際に使われるものを使用したツールを含んでいる。

また、GoogleのTensorFlowやFacebookのPyTorchのような人気のオープンソースフレームワークを使った公開済みのベンチマークデータセットやカスタムデータを使ってモデルを訓練することも可能だ。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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Intel、イスラエルのMobileyeを1.5兆円超で買収——自動運転車の未来の鍵は、イスラエルにあり【ゲスト寄稿】

本稿は、イスラエル・テルアビブの Samurai House を拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 COO 植野力氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている。 Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTim…

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本稿は、イスラエル・テルアビブの Samurai House を拠点に事業展開している、Aniwo 共同創業者兼 COO 植野力氏による寄稿である。Aniwo は2014年8月の創業、2015年1月にサムライインキュベートからシードラウンドで10万ドルを資金調達していることを明らかにしている

Aniwo は現在、イスラエルのスタートアップと投資家のマッチングプラットフォーム「MillionTimes」を運営。月に一度、異なるテーマのイスラエルスタートアップを紹介する「Pitch Tokyo」を開催している。


Image credit: Chikara Ueno

2017年の3月中旬に Intel がイスラエルの Mobileye を$14-15B、つまり1.5兆円強で買収するというニュースが話題になっている。

Mobileye といえば、言わずと知れた先進運転支援システム(ADAS)のグローバルリーダーで、高い画像処理技術と独自のチップセットを用いて、自動車の衝突リスクの低減を可能にする後付け可能なソリューションを開発しているイスラエルを代表する企業である。

両社の連携は今回に始まったわけではなく、2017年1月にも Intel、Mobileye および BMWの3社で自動運転車の開発に向けたパートナーシップを発表しており、今回の買収についても今後の自動運転車の商用化に向けた取り組みを見据えたものだと報じられている。

<関連記事>

イスラエルで自動運転車の技術開発を進める自動車メーカー

今回の Intel による Mobileye の買収は、スタートアップ大国イスラエル国内においても最大のディールとして大きな話題となっているが、自動運転車の開発に向けた連携や技術探索を行っているのは、もちろん Intel や BMW だけではない。

自動運転車は ADAS、各種光学センサーやソフトウェアアルゴリズム、バッテリーやセキュリティなどさまざまな技術を集めた結晶であるため、大手企業とスタートアップの連携が盛んな分野である。そして、イスラエルのスタートアップは世界中の自動車メーカーからの注目を集めている。

例えば、Folkswagen は昨年、イスラエル版 Uber ともいえるタクシー配車アプリを開発する Gett に対して昨年$300M(300億円強)の戦略的投資を行い、次世代モビリティの構築を模索、フォードは昨年自動運転車の実現に向けたコンピュータービジョンと機械学習の優れた技術を保有するイスラエルのスタートアップ SAIPS を買収している。

他にもコネクテッドカーのハッキング対策を目的として自動車向けのファイアウォールを開発する Argus Cyber Security は、カナダ発で世界第3位の自動車部品メーカーの Magna International との提携を発表、イスラエルに R&D 施設を置く自動車企業は他にも、GM や Daimler、Boche などがあり、ほぼすべての世界の自動車大手が技術開発を行っている。

イスラエル Automotive 2.0カオスマップ(クリックして拡大)
Image credit: Vertex Ventures

上で紹介した以外にも、エレクトロニクスや素材、GPS や通信など、さまざまな領域で優れた要素技術を保有するイスラエルのスタートアップが、自動車メーカーに限らず、Google など自動運転車の実現や商用化に取り組む世界中の企業から今後も注目を集めそうだ。

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Intel、クラウドストレージ・スタートアップのBitcasaを買収

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クラウドストレージ・スタートアップの Bitcasa は今日(原文掲載日:1月5日)、今起きていることには何も言及しないまま、ホームページに別れのメッセージを投稿した。実際には、Bitcasa は Intel に買収されたことが判明した。 本件に詳しい情報源によれば、今回の買収はクローズドな状態で行われており、買収金額は速やかには明らかになっていない。 Bitcasa の CEO Brian Ta…

bitcasa-tc-disrupt-2011

クラウドストレージ・スタートアップの Bitcasa は今日(原文掲載日:1月5日)、今起きていることには何も言及しないまま、ホームページに別れのメッセージを投稿した。実際には、Bitcasa は Intel に買収されたことが判明した。

本件に詳しい情報源によれば、今回の買収はクローズドな状態で行われており、買収金額は速やかには明らかになっていない。

Bitcasa の CEO Brian Taptich 氏は、ウェブサイトに掲出したメッセージの中で、次のように書いている。

Bitcasa とそのプラットフォームは、さらにより大きなものの一部となった。

本稿が投稿された後、Intel のスポークスパーソンはメールで「Intel は Bitcasa を買収していない」と伝えてきた。

Bitcasa は MasterCard や Mozy の元従業員により2011年に設立され、最近ではカリフォルニア州のサンマテオに拠点を置いている。数十年にわたり、Box、Dropbox、Google、Microsoft のような企業と競争が激化したのにあわせ、コンシューマ向けの無制限クラウドストレージを強調することをやめ、ホワイトラベルのクラウドストレージサービスや API を提供し、企業や個人のデベロッパのビジネス獲得に特化してきた。

Bitcasa は昨年、クラウドストレージサービス「Drive」を終了しており、同社のデスクトップアプリやモバイルは、既に利用できなくなっている。

Intel が Bitcasa のチームと、Bitcasa のテクノロジーを使って何をしようとしているかは定かではない。Bitcasa のウェブサイトによれば、同社は以前、バックエンド・ストレージサービスを Intel のデベロッパに提供していた。情報筋によれば、Bitcasa のエンジニアたちは、将来のイニシアティブに関与する Intel の(新デバイスグループを含む)新テクノロジーグループで既に勤務を始めている。

Taptich 氏は、次のように書いている。

Bitcasa のテクノロジーが、このミッションを完遂するのに大きく貢献するであろうことに、我々は楽観的だ(あなたはそう思わないかもしれないが)。

Bitcasa はこれまでに、少なくとも資金調達で2,000万ドルを調達している。前回は2013年に調達を発表した。投資家には、Andreessen Horowitz、CrunchFund、First Round Capital、Horizons Ventures、Pelion Venture Partners、Samsung Ventures などがいる。2015年には、ストレージ大手の SanDisk が同社との取引を発表した。他のパートナーには、(Bitcasa にストレージを提供している)Amazon Web Services、Huawei(華為)、Samsung、Tata などがいる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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Xiaomi(小米)がマイクロソフトから1,500件の特許を購入——各種ガジェット/IoTデバイス開発に活用か

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アメリカの Microsoft は水曜(6月1日)、中国ガジェットメーカー Xiaomi(小米)が Microsoft から約1,500件の特許を購入したと発表した。購入金額は明らかにされていない。この発表は昨日(6月1日)、Microsoft の CEO、Satya Nadella 氏が北京を訪問した際に行われた。 売却された特許は音声コミュニケーション、マルチメディア、クラウドコンピューティン…

via Flickr by Julien GONG Min
via Flickr by Julien GONG Min

アメリカの Microsoft は水曜(6月1日)、中国ガジェットメーカー Xiaomi(小米)が Microsoft から約1,500件の特許を購入したと発表した。購入金額は明らかにされていない。この発表は昨日(6月1日)、Microsoft の CEO、Satya Nadella 氏が北京を訪問した際に行われた。

売却された特許は音声コミュニケーション、マルチメディア、クラウドコンピューティング分野に関するもので、ライセンス供与にはワイヤレス通信特許や動画等その他テクノロジーが含まれている。また、契約ではクロスライセンスや一部 Xiaomi デバイスへの Microsoft Office や Skype のプリインストールといった幅広い提携までカバーされている。

これは、中国国内スマートフォン市場が飽和する中、海外進出に向けて Xiaomi が知的財産特許獲得を進めていることを示す動きである。

Xiaomi はここ数年の間、知的財産特許に多額の投資を行ってきた。同社VPの Wang Xiao 氏(編注:原文では Wang Xiao 氏となっているが、同社 SVP の Wang Xiang=王翔氏の可能性が高い)は、2014年の特許申請は2,000件以上、2015年はそれをはるかに上回る3,700件以上の申請を行ったと明かしている。今年2月、Broadcom のワイヤレス通信技術を獲得してほどなく Xiaomi は Intel から332件の米国特許を獲得している。

Microsoft にとってこの動きは、中国企業との提携を拡大するためのものだ。同社は英語版検索エンジンローンチのため、中国の検索エンジン Sogou(捜狗)と提携した。6万件以上の知的財産特許を保有する Microsoft にとって、Xiaomi が獲得した特許はごくわずかな割合に過ぎない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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IntelがコンピュータビジョンのItseezを買収、IoTと自律走行車に注力

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Intel がコンピュータビジョンスタートアップのItseezを買収した。買収額は非公開だ。 「IntelはPC企業からクラウドと何十億ものスマート、コネクテッドコンピューティング機器を動かす企業へと変化しようとしています。これらの機器はIntelの技術を使って、「モノ」から生成されるデータを処理し、コネクトし、クラウドで分析されたデータから学習をし、すばらしい経験を提供するのです」と同社のモノの…

 via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
via Flickr by “Joseph Thornton“. Licensed under CC BY-SA 2.0.

Intel がコンピュータビジョンスタートアップのItseezを買収した。買収額は非公開だ。

「IntelはPC企業からクラウドと何十億ものスマート、コネクテッドコンピューティング機器を動かす企業へと変化しようとしています。これらの機器はIntelの技術を使って、「モノ」から生成されるデータを処理し、コネクトし、クラウドで分析されたデータから学習をし、すばらしい経験を提供するのです」と同社のモノのインターネット部門のシニアバイスプレジデントDoug Davis氏は述べる。

同社が特に力を入れているは自律走行車で、自律走行車によって5070億ドル相当の生産性上昇が見込まれるというモルガンスタンレーの予想もDavis氏は引用している。

コンピュータビジョンとは、現実世界の画像を収得、処理、分析そして学習するメソッドなどを指すが、自律走行車システムなどで厖大な「モノ」同士が互いにつながる未来において「決定的なテクノロジー」になりつつあるとDavis氏は言う。

Itseezは、コンピュータビジョン向けライブラリのOpenCVやOpenVXへの関わりも深い。David氏は、Itseezは今後のインテルのモノのインターネットグループ(IOTG)のロードマップにおいて重要な役割を担い、自律走行やデジタルセキュリテイ、監視などの分野でIntelの顧客が応用を効かす上で役にたつだろうとコメントしている。

先月には従業員の約11パーセントに相当する1万2000人を解雇することを発表したIntelだが、今後の収益を伸ばすためにIoT分野に力を入れることを明らかにしている。

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Intel がスポーツ中の360度リプレイ映像を提供する「Replay Technologies」を買収

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Intel がスポーツの試合中の360度リプレイ映像を提供する Replay Technologiesを買収した。同社はイスラエル発スタートアップで、スポーツの試合中の決定的な瞬間を捉えて、360度の角度から瞬時にリプレイできる技術を開発している。Geektimeの報道によると、買収額は1億7000万ドルとのこと。 Intel のCEOブライアン・クラーザーニッチ氏は、以前からスポーツのデジタル化…

Vimeo
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Intel がスポーツの試合中の360度リプレイ映像を提供する Replay Technologies買収した。同社はイスラエル発スタートアップで、スポーツの試合中の決定的な瞬間を捉えて、360度の角度から瞬時にリプレイできる技術を開発している。Geektimeの報道によると、買収額は1億7000万ドルとのこと。

Intel のCEOブライアン・クラーザーニッチ氏は、以前からスポーツのデジタル化に注目していた。「デジタル化の時が迫っているーーここ100年以上において、もっとも大きな変化がスポーツ界に起きる」と題した記事において、次のようにも述べている。

「デジタル化というのは現在では使い古されたワードだが、ことスポーツに関していば、それは真に革新的だ。スポーツのデジタル化とは、スポーツで行うことのすべてを一データとして捉えることを意味する。かつて経験したことがないようなデータだ。試合中の細かいディテールをつかんで、リアルタイムで放送することが可能になる」

Intelは最近、Replay Technologiesと共同で、NFLフットボールの試合で360度リプレイ映像を制作した。またNBAのオールスターウィークエンドでは、Replay Technologiesの開発する「freeD」動画と呼ばれる3D視聴体験を提供している。freeDについては、こちらの動画を見ていただけるとわかり易い。

こうした技術がより普及すれば、スポーツ観戦において観客が没入できる体験(Immersive Experience)が今後より増えていきそうだ。

今回の買収後、Replay Technologiesのチームは既存の事業の拡大とfreeDの処理の高速化、またパーソナライズされたコンテンツを編集する機能といった新機能を提供するべく、Intelと開発を進めていく。

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教育系スタートアップ、中国の「ものづくり」革命の好機をつかむ

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中国人の保護者が、正規課程の授業と並行して実施される多数の課外授業に子どもを参加させることはよく知られているが、今やイノベーション駆動型の技術への投資が増大したことで、また新たな選択肢が生まれている。それは、中国語で言う「創客課程」すなわち「ものづくり」の授業である。 「我々は経験学習と課題解決型学習の原則に忠実に取り組んでいます」と述べるのは、中国で「ものづくり」教育に取り組む数ある企業の一つ、…

Image credit: Bigger Lab
Image credit: Bigger Lab

中国人の保護者が、正規課程の授業と並行して実施される多数の課外授業に子どもを参加させることはよく知られているが、今やイノベーション駆動型の技術への投資が増大したことで、また新たな選択肢が生まれている。それは、中国語で言う「創客課程」すなわち「ものづくり」の授業である。

「我々は経験学習と課題解決型学習の原則に忠実に取り組んでいます」と述べるのは、中国で「ものづくり」教育に取り組む数ある企業の一つ、Join-In(中国名:卓因青少年創意工場)である。彼らは3歳から18歳までの子どもを対象とした幅広い種類の講座を運営しており、その内容は腕時計のはんだ付けからBluetoothで遠隔操作可能な自動運転車の組み立てにまでわたる。

ものづくり教育、言い換えれば「ものづくりを通じた学習」においては、実践的な課題に生徒が一人であるいは仲間と取り組む際に、生徒の経験の一部として学びが生まれると考えられている。原則的に、教師はファシリテーターやガイドの役割を担う。教師の仕事は、生徒が何かしらの学習目標や新しい発見に到達できるように、答えをただ聞かせることではなく導くことなのだ。

急速に進む中国のものづくり革命

中国では、「ものづくり」という用語はいま話題の流行語だ。この用語はハードウェアの事業を指して使われることが多いが、「作る」という言葉は絵画や料理、編み物、3Dプリント、ロボット製作、水耕栽培などあらゆる創造的活動に向けて使うことができる。

ヨーロッパやアメリカにおいて、2000年代初頭にメーカースペース(ものづくり従事者が道具や知識、企画などを持ち寄ることができる共有空間)が現れ始めたが、中国のものづくり革命はその流れの軌跡をたどっている。

2010年に、中国で最初のメーカースペース Xinchejian(新車間)を David Li 氏、Min Lin Hsieh 氏、Ricky Ng-Adam 氏の3人が上海に開設した。それ以来、メーカースペースは上海や北京などの大都市のみならず、南京、蘇州、成都など中国全土で生まれている。

2010年12月には、「我愛発明」(日本語で「発明大好き」といった意味)というTV番組の放送が始まった。番組司会による生放送でのデモや分析に加え、毎回さまざまな中国人による発明が特集される。2014年には、Intel、清華大学、中国教育部留学サービスセンターの主催で開催された第1回China – U.S Youth Maker Competitionを中国教育部が後援した。昨年1月には、中国首相の李克強氏が深圳にあるメーカースペースの Chaihuo Makerspace(柴火創客空間)を鳴り物入りで訪問し、柴火創客空間の2015年最初の新会員となった。

ものづくりに従事する方々は、人々の驚くべき起業家精神や創造性を物語ってくれています。このような活力や創造性は、中国の将来的な経済成長の尽きせぬ原動力となるでしょう。(李氏)

中国のものづくり革命への政府による熱烈な支援は驚くに値しない。多くの中国企業や団体はものづくり文化の教育的価値に着目する一方で、中国政府はものづくり文化を主に起業家精神の起爆剤として見ている。

McKinsey が昨年10月に発表したレポートによれば、中国の労働年齢人口が2050年までに16%減少すると見込まれる中で、国内発のイノベーションはこれからの数十年における至上命題となるだろう。中国のものづくり革命によって、少なくとも部分的には製造業からスタートアップやイノベーションへ、国家の体質が劇的に転換されうると中国政府の目には映っているのだ。

Xinchejian(新車間)が入居する Hero Center(上海創客中心) 2015年7月、池田将撮影
Xinchejian(新車間)が入居する Hero Center(上海創客中心) 2015年7月、池田将撮影

ものづくり教育にまつわる論争

「ほとんど(のものづくり教育に関わるスタートアップ)が行っているようなものづくりのためのものづくりは、特殊な変わった類のおもちゃで遊ぶこと以上の意味を持たないでしょう」と、中国の高校生を対象にサービス展開する教育系スタートアップ Bigger Lab(中国名:必果科技)の設立者 Rock Zou 氏は指摘する。

彼は、材料ありきの過剰なものづくりの授業に言及しているのだ。例えば、上海に拠点を置くロボットのオープンソースハードウェア企業 DFRobot は、対象レベルの異なる材料一式を40種類以上販売している。初心者向けには、簡単な電子回路とはんだ付け作業のみで周囲の光に反応するロボットが組み立てられる「4-Soldering Light Chaser Robot Kit」が提供されている。より高度な材料では、完成形について生徒に自由裁量の余地がある。例えば、マイクロコントローラのArduinoが絡む材料は、より完成形に制約がなく、生徒は自分だけの相互作用型ハードウェアを作ることができる。

DFRobotは自社の材料一式を中国全土の学校に送付し、ものづくりの授業を行う方法を教師に教えている。DFRobotのコミュニティマネージャーであるLuna Zhang氏によれば、これらの講習会には教師に「ものづくり精神」を植え付ける意図もあるという。

Zou 氏は、材料に何らかの教育的価値はあると譲歩しつつも、それは生徒の知的意欲を充分にかき立てはしないと考えている。「思考の限界を押し広げていません。『なぜ我々はものを作るのか』という疑問を持つか、それとも『我々は何を作るべきか』という疑問を持つか、違いはそこに生まれるのです」と彼は主張する。

Bigger Lab の授業は、デザイン思考や利用者調査、高速試作品製作などに重点的に取り組んでいる。

昨年7月の第1回の講座の際、Bigger Labの講座の受講生が上海のユースホステルに宿泊し、他の宿泊者に聞き取り調査を行った。その目的は、ホステル宿泊において億劫に感じている点を解消するための試作品を作ることだった。1ヶ月にわたって、受講生は3Dプリントやレーザーカットなどの技術的技能だけでなく、デザイン思考の様々な原則を学び、最終成果物にたどり着くために役立てた。月末に、受講生は自分たちの企画を Xinchejian で提案した。

あるグループは、宿泊者の手形をスキャンしポストカードに印刷する機械の試作品を製作した。そのグループの受講生の一人は、自身のブログの中で「私たちのグループは、ホテルでの記憶を留めておく方法の開発に取り組むことにしました」と綴っていた。人間テトリスのような挙動だが、人間ではなく様々な姿勢をしたアニメの登場人物を使って行う双方向型のゲームを作ったグループもあった。ホステルでの聞き取り調査に着想を得て、そのグループは宿泊者同士が知り合いになる手助けをしたいと考えたのだ。

彼らは本当に人に話しかけること、とりわけ赤の他人に話しかけることが好きではありませんでした。しかし問題は、もしそれをしなければ、役に立たないものを作って資源と時間を無駄にしてしまう危険があるということです(Zou 氏)

Xinchejian(新車間)が入居する Hero Center(上海創客中心) 2015年7月、池田将撮影
Xinchejian(新車間)が入居する Hero Center(上海創客中心) 2015年7月、池田将撮影

結果、結果、結果

「ものづくりを通じた学習」の原則への賛同を中国人の保護者に説得するのは難しいかもしれない。結局のところ、ものづくりを通じた学習には失敗に対するある種の勇気や耐性が必要となるのだ。

初めはもっと理想主義的に考えていました。私たちは受講生に失敗しても良いということを知ってもらいたかったのです。人生においては、いつかは失敗に直面せざるを得なくなるものです。でも、保護者はそのことを受け入れられないのです。(Han 氏)

Zou 氏同様、Han 氏も材料ありきで設計された教育課程には異議を唱える。Han 氏は前職では Senfu Robotics Education Institute(森孚機器人)でロボット製作の材料を売っていた。その経験が2015年にJoin-Inを設立することを後押ししたのである。「最終製品がいつでも教育的価値を持っているわけではないのです。材料を取り上げたらどうなるでしょう?生徒はそれでも作り方がわかるでしょうか?」

しかしながら、Join-In は保護者に歩み寄るために妥協を余儀なくされている。通常4回の講座で構成される各授業は、具体的な成果物をもって終わる。それは、Join-Inが組み合わせる材料に、創造の余地の中で受講生がいくつかのカスタマイズを加えて生まれる成果物である。

中国人の保護者は本当に結果のことしか頭にないのです。講座の終わりに、保護者は『終わらせられた?全部組み立てられた?』と子どもに聞くんですよ。(Han氏)

Join-In は、自社の教育課程の価値を保護者に納得してもらうためにロボット選手権の開催にも乗り出した。進学先の中学校を決める全国統一の小升初試験の面接の際に、生徒が選手権で授与された賞を提示することができるために、この選手権は保護者に対して訴求力を持つ。多くの教育企業が、注目を集めるためにこの需要に応えようと躍起になっている。

Bigger Lab は、中国人の高校生、特に留学の意欲を持っている生徒を対象としているので、保護者の圧力はそれほど影響力を持っていない。「大学出願の過程において、国内の賞はほとんど意味を持たないのです」と Zou 氏は説明する。

2016年には、Join-In、Bigger Labともに事業を拡大し資金調達を開始する予定だ。具体的には、Join-Inは地方都市の学校を繋ぐことを皮切りに、より多くの生徒を探すために実店舗型の支援センターを建設する予定である。Bigger Labは、より多くの教師の雇用に加えて、教室や生徒の作業場として利用される空間を作ることを予定している。

2016年1月16日13:05更新:Join-Inの中国語企業名「卓因青少年創意工場」を追加。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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Intelが衝突防止システムを備えたドイツのドローンメーカーを買収

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Intel Follows Qualcomm Into Drone Business With German Startup Purchase インテルがドイツのどローンメーカー Ascending Technologies を買収したことを発表しました。買収価格は非公開。同社の75人の従業員に対して、インテルから仕事のオファーは行われているようです。 Ascending Technologies…

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<ピックアップ>Intel Follows Qualcomm Into Drone Business With German Startup Purchase

インテルがドイツのどローンメーカー Ascending Technologies を買収したことを発表しました。買収価格は非公開。同社の75人の従業員に対して、インテルから仕事のオファーは行われているようです。

Ascending Technologies製のドローンは衝突防止システムのために、インテルのRealSenseを備えた3D Depthカメラを使用しています。Qualcommのようなチップメーカーもドローンへの参入を発表しており、今後この領域はさらに加熱していきそうです。



こちらはAscending Technologiesがインテルによる買収を報告していたブログでアップしていた映像。ドローンでインテルのロゴを描いています。



via Re/Code

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Intel が中国のドローン開発会社 Yuneec に6000万ドルを出資

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米Intelが現地時間2015年8月26日に、中国のドローン開発会社 Yuneec International に6000万ドル以上を出資することを発表した。 冒頭の動画は「YouTube」のIntel公式チャンネルで公開されたもの。映像内で、Intel CEOのBrian Krzanich氏は「ドローン産業におけるゲームチェンジャーになることができる」とコメントしている。 Yuneecは、199…

米Intelが現地時間2015年8月26日に、中国のドローン開発会社 Yuneec International に6000万ドル以上を出資することを発表した

冒頭の動画は「YouTube」のIntel公式チャンネルで公開されたもの。映像内で、Intel CEOのBrian Krzanich氏は「ドローン産業におけるゲームチェンジャーになることができる」とコメントしている。

Yuneecは、1999年に創業し、現在、中国の香港に本拠地を置き、上海、ロサンジェルス、ハンブルクにも拠点を持っているドローン開発会社。クアッドコプター型ドローン「Typhoon」シリーズを開発している。

両社は、将来的にプロダクト開発の面でもコラボレーションしていく方針だ。

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Intel、社会的マイノリティに向けた新ファンド「Intel Capital Diversity Fund」を設立

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<ピックアップ>Intel Launches Investment Fund For Startups Led By Women And Minorities | Fast Company | Business + Innovation Intelが、女性やダイバーシティのためのスタートアップに投資をする、新しいファンドを立ち上げました。Intel Capital Diversity …

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Image by Intel Free Press on Flickr

<ピックアップ>Intel Launches Investment Fund For Startups Led By Women And Minorities | Fast Company | Business + Innovation

Intelが、女性やダイバーシティのためのスタートアップに投資をする、新しいファンドを立ち上げました。Intel Capital Diversity Fundと名付けられたそのファンドは、5年で1,25億ドルもの資金を、女性やマイノリティ向けのスタートアップに対して投資すると発表しています。

Intelとして、Global Diversity Initiative を打ち出し、3億ドルの資金をもとにLGBTに関連した雇用やサービスを強化すると打ち出したこともあり、今回のファンドもその一貫として作られたものであるようです。

ダイバーシティを重要視する米国のこうした大手テック企業の動きが、近年活発な様子がみられます。こうした取り組みから、どういったサービスやプロジェクトが立ち上がるのか、引き続き注目していきたいと思います。

via Fast Campany

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