![via Flickr by Julien GONG Min](https://i0.wp.com/thebridge.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/4405446485_783eeb99a4_z.jpg?resize=620%2C465&ssl=1)
アメリカの Microsoft は水曜(6月1日)、中国ガジェットメーカー Xiaomi(小米)が Microsoft から約1,500件の特許を購入したと発表した。購入金額は明らかにされていない。この発表は昨日(6月1日)、Microsoft の CEO、Satya Nadella 氏が北京を訪問した際に行われた。
売却された特許は音声コミュニケーション、マルチメディア、クラウドコンピューティング分野に関するもので、ライセンス供与にはワイヤレス通信特許や動画等その他テクノロジーが含まれている。また、契約ではクロスライセンスや一部 Xiaomi デバイスへの Microsoft Office や Skype のプリインストールといった幅広い提携までカバーされている。
これは、中国国内スマートフォン市場が飽和する中、海外進出に向けて Xiaomi が知的財産特許獲得を進めていることを示す動きである。
Xiaomi はここ数年の間、知的財産特許に多額の投資を行ってきた。同社VPの Wang Xiao 氏(編注:原文では Wang Xiao 氏となっているが、同社 SVP の Wang Xiang=王翔氏の可能性が高い)は、2014年の特許申請は2,000件以上、2015年はそれをはるかに上回る3,700件以上の申請を行ったと明かしている。今年2月、Broadcom のワイヤレス通信技術を獲得してほどなく Xiaomi は Intel から332件の米国特許を獲得している。
Microsoft にとってこの動きは、中国企業との提携を拡大するためのものだ。同社は英語版検索エンジンローンチのため、中国の検索エンジン Sogou(捜狗)と提携した。6万件以上の知的財産特許を保有する Microsoft にとって、Xiaomi が獲得した特許はごくわずかな割合に過ぎない。
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