Intel、印テレコム最大手Reliance Jioに2億5,300万米ドルを出資

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インドの Jio Platforms は4日、世界的なチップメーカー Intel のベンチャーキャピタル Intel Capital から出資比率0.39%に対し約2億5,300万米ドルの出資を受けると発表した。

Image credit: Moovstock / 123RF

アメリカに拠点を置く Intel Capital は、Facebook、Silver Lake、Vista Equity Partners、General Atlantic、KKR、Mubadala、Abu Dhabi Investment Authority、TPG Capital、L Catterton、サウジアラビアの Public Investment Fund など、Jio の大物出資者が増え続ける中で、新たなメンバーとなった。

現在までに、Jio Platforms は3ヶ月足らずで約155億米ドルの資金調達を行っている。

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Intel Capital は、クラウドコンピューティング、自動運転車、AI、5G などへの投資に注力している。同社はインドで20年以上事業を展開しており、バンガロールとハイデラバードで数千人の従業員を雇用している。

Intel は1991年以来、世界で1,582社以上に129億米ドルを投資し、692社の投資先が株式公開や合併に参加した。

Intel 社長の Wendell Brooks 氏によると、インドに低コストのデジタルサービスを提供する Jio の能力は、生活を豊かにする技術を提供するという Intel の目的に合致しているという。

今回の投資を通じ、Intel が重要なプレゼンスを維持しているインドでのデジタルトランスフォーメーションの促進に貢献できることに興奮している。(Brooks 氏)

13億人のデジタルインドの実現を目指す Jioは、インド最大の通信事業者 Reliance Jio Infocomm を運営している。

最近では、Zoom や Google Meet に対抗するために、「JioMeet」というビデオ会議ツールをローンチした。このツールは無料で無制限の高精細度通話を提供し、1回の通話で最大100人の参加者をサポートすることができる。

5億6,000万人以上のインターネットユーザーを抱えるインドは現在、世界第2位のオンライン市場となっている。Statista によると、2023年までにインターネットユーザは6億5,000万人以上に達すると推定されている。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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