一方、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)の支援を受けた L Catterton は、消費者向けブランドへの投資に注力しており、7つのファンド戦略で約200億米ドルの自己資本を保有している。そのポートフォリオには、エクササイズ機器やメディアの「Peloton」、オンライン中古車プラットフォーム「Vroom」、フィットネス教室プロバイダ「ClassPass」、日本のメガネ通販ストア「OWNDAYS(オンデーズ)」、インドのファブリック店舗「FabIndia」などがある。
Google Brain、Intel AI Lab、カリフォルニア大学バークレー校の研究者らはMotion2VecというAIモデルを作成した。これはロボット手術に関連の深い縫合、針の通過や刺入、糸結びといった課題を外科手術の動画から学習することができるモデルだ。2本腕のサージカルロボット「da Vinci」にこのモデルを適用し、布を縫合させるテストを行った。 Motion2Vecは半教師あり学習で…
Google Brain、Intel AI Lab、カリフォルニア大学バークレー校の研究者らはMotion2VecというAIモデルを作成した。これはロボット手術に関連の深い縫合、針の通過や刺入、糸結びといった課題を外科手術の動画から学習することができるモデルだ。2本腕のサージカルロボット「da Vinci」にこのモデルを適用し、布を縫合させるテストを行った。
Motion2Vecの詳細については6月第1週、arXivのプレプリントリポジトリに公開され、IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA)でも発表されている。このアルゴリズムは、模倣学習を通して、JIGSAWSのデータセット内の外科医8名による「da Vinci」操作動画で特徴表現学習を行った。
JIGSAWSはJHU-ISI Gesture and Skill Assessment Working Setの頭文字をとったもので、ジョンズ・ホプキンズ大学(JHU)と手術ロボット製造会社のIntuitive Surgery, Inc(ISI)のビデオをまとめたものだ。
営業における一番の課題は、狙った会社の狙った人のところにアプローチできないこと。社長をはじめとする決裁者に直接繋がれないことで、機会損失している営業努力は少なくない。「強いい(つよいい=強くて、いい)会社を集め、決裁者に直接繋がれる仕組みを作れないかと考えた。それが ONLY STORY を始めた理由。(平野氏)
ONLY STORY の各企業のページには、創業者のバックグラウンドや企業のビジョンが紹介されており、そのストーリーを元に共感が持てた企業の決裁者に対して商談や売り込みをかけられる。受け止める企業にとっては飛び込み営業に合う煩しさを回避しつつ、目新しい提案を受けるセレンディピティを確保できると言えよう。ストーリーをもとに企業や人をつなげようとする試みは、手前味噌ながら先頃リリースされた PR TIMES の「STORY」はもとより、先週リブランドした「talentbook」やモバイルアプリの「yenta」などにも見られる。
一般的に B2B のマッチングサービスでは、情報の対称性というハードルを境目に、一方に需要家がいて、他方に供給者がいることが多い。これはリクルートの提言してきた「リボンモデル」に他ならないだろう。しかし平野氏によれば、ONLY STORY ではそれ以上の効果が期待できるという。ONLY STORY のユーザ企業は、商品やサービスを買う側にもなるし売る側にもなり得るからだ。平野氏はこの状況をユーザ双方が売る側にも買う側にもなり得る「メルカリ」になぞらえ、B2B サービスでありながらネットワーク効果が期待できる点を強調した。
ONLY STORY はフリーミアムで提供され、現在登録されている決裁者の人数は無料ユーザと有料ユーザを合わせ2,500名程度。自社の紹介は無料ユーザでも公開できるが、ONLY STORY 上に掲出された企業に連絡を取るなどのアクションには、月額15万円または30万円(金額により提供されるオプション機能が異なる)を支払って有料ユーザになる必要がある。有料ユーザは、前年同月比で毎年2倍のペースで増えているそうだ。
ONLY STORY が一定の成功を見ている背景には、ユーザに対するカスタマーサクセスの力があるのかもしれない。同社人員約50名の約半数はカスタマーサクセスに割かれ、ユーザである決裁者には定期的なフォローアップが提供される。情報露出のさせ方、他企業へのアプローチ手法などが指南され、それがユーザ満足度の高さやチャーンレートの低さに結びついているようだ。
今回調達される資金もその多くは、カスタマーサクセスをはじめとした人員の拡充に使われる予定。同社では、企業に対し、CRM や MA といった既存顧客のケアに使う従来ツールに加え、新規顧客(リード)を獲得するツールとして ONLY STORY を広く浸透させることを目指す。