月額5,800円で気に入ったものがそのままもらえる女の子向けファッションレンタルアプリ「mechakari」

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今年の4月に、クロスカンパニーに買収されたことで同社の取締役に就任した松村映子さん。環境を新たに、生活周辺の新規サービス開発を手掛ける予定であることをお伝えしていましたが、さっそくその第一弾となるアプリがリリースされました。

mechakari(メチャカリ)」は、earth music&ecologyやGreen Parksなど人気レディースブランドが展開する日常着を定額でレンタルできるサービス。ユーザーは、月額5,800円(税別)で、好きなアイテムを何度でもレンタルできます。同時に借りられるアイテム数は3点までですが、気に入ったアイテムを最大期間(60日間)ずっと手元に残しておくと、それがそのまま自分のものになります。

特定のアイテムをキープするよりも新しいアイテムを楽しみたい場合は、それを2ステップで返却。返却したいアイテムをアプリ内で選択し、「かえす」ボタンを押下。最初にアイテムが届いた際に同梱されていた返却用の袋と伝票を使ってクロネコヤマトに集荷依頼またはコンビニに持ち込むだけ。返却したら、新たなアイテムを選ぶことでそれが手元に届きます。返却には、返却手数料500円(1回)がかかります。

若い女性をターゲットとするメチャカリ。ただ旬のファッションアイテムを借りられるだけでなく、コーディネートを豊富に紹介している点も特徴です。社内では、メチャカリ用に専門でコーディネートを組んだり説明文を書くチームメンバー、また撮影部隊などが。日々のコーディネートの参考になるコンテンツを丁寧に作ることで、借りる時だけでなくコーデを見るためにアプリを立ち上げてくれるように工夫しています。

「メチャカリは新品の服が借りられて、しかも、もらえるという今までにないサービスです。でも、機能を盛りだくさんにしてしまうとそれがわかりづらく使ってもらえないだろうと考えました。余計な機能をできる限り排除し、最短2タップで借りられる手軽さをぜひ体験してもらいたいです」(プロジェクト責任者 松村映子さん)

レンタルされて戻って来たアイテムは、検品などを経て、ECサイト「CROSS COMPANY COLLECTION」でユーズド商品として販売することでリサイクル。クロスカンパニーでは、本事業に対して3年間で約8億円を投資する見込みです。

若者によるファッションへの出費は減少傾向にあるのだと言います。すごく気に入ったアイテムは、手元に残しておくことでそのまま自分のものになる。この新しいファッションの楽しみ方を提案することで、若者たちの間によりいっそうファッションを楽しむ文化を形成することができるのか。ユーザーからの反響や今後の展開が楽しみです。

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