解雇を検討する問題児のトラブルの度合いを知るために問いたい4つのこと

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<Pick Up> 4 Answers you need before firing your problem employee

ピッタリな人材が見つかった!と喜んだのもつかの間、実際の仕事ぶりを見てみると効率が悪く、チームメートを批判し、一言で言うと一緒に働きづらい人材だった。社内に一人でもこうした人間がいると、それはたちまち会社全体に広がる。人のトラブルは、職場環境のトラブルそのもの。

でも、その人を解雇してしまう前に、それがその時の状況による一時的なものなのか、それとも変わる見込みがないのかを見極める必要がある。変わる見込みがあるなら、何をどう変えるべきなのか。

それを探るために目を向けたいのが、彼・彼女によるフィードバックへの反応。2014年にハーバード・ビジネス・レビューが実施した899人を対象とした調査がある。全体の43%の従業員が、賞賛や認知のフィードバックを求めると回答した一方で、改善に繫がるフィードバックが欲しいという人が57%いた。これは、他ならぬ向上心の表れ。問題児に対してはまず褒めることから始めて、改善が必要な点について指摘してみると良い。

また、成功と失敗に対する反応にも目を向けたい。自分のアクションに責任を持ち、プロジェクトにオーナーシップを持って取り組めるかどうか。物事が上手くいかなかった場合にも、その責任の所在が自分にある場合はそれを認められるか。他者に対しても同様にできるか。自分に課せられたゴール(責任範囲)が明確に理解できているにも関わらず、それに対して責任が持てないようなら、一過性のトラブルではないことが想定される。

何かしら違和感を感じたら、その原因を探るために具体的な質問に落とし込んで考えてみることが必要だと言える。

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