KLÜG Air はユーザの好みを記憶し、スマートフォンアプリをエアコンのコントローラに同期させて設定を最適化させることもできる。Zhang 氏の説明によれば、Fitbit のようなウェアラブル端末と同期させることで、ユーザが睡眠週間などの情報を KLÜG Air に送ることもできるという。Amazon Echo や Apple Home Kit でも利用できるため、音声でエアコンをコントロールすることもできる。
Microsoft の Kinect Camera と複合サーマルイメージングソフトウェアを使用して、このテクノロジーは私自身の身体の興味深い統計的数値、つまり肩幅や体積、腰回りなどを教えてくれた。それも Kinect と向き合い20秒ほど回転するだけで。私の3D モデルは少し雑だが、それは「素早く回転しすぎた」ためらしく、ちょっと失敗である。
「Bus Lai Liao」はシンガポールのスラングで「バスが到着した」という意味だ。Team Stitches による学生プロジェクトで、シンガポール国立大学の Yi Ming 氏と Kai Lin 氏、それに Ngee Ann Polytechnic(技術専門学校)の Jia Jun 氏がメンバーだ。Intel Edison Technology がサポートしている。
今のところ、これを製品として販売する予定はないという。しかし Team Stitches は製品化の可能性を除外してはいない。
Intelli-Signage
Intelli-Signageは A*STAR が支援しており、IoT センサーからのターゲティング広告送信を専門としている。先進的な Age and Gender Recognition System(AGRS:年齢/性別識別システム)を備えており、対象者の性別と年齢層に基づき、関連する広告を表示してくれる。
このシステムは HD ウェブカムと年齢層識別アルゴリズムだけを使って情報を引き出すことができる。標準的なライティング下において、識別の正確性は性別で80%、年齢層で75%だという。
巨大で急速に成長する企業を作るには、多くの労力と決断が求められる。しかし、これらはすべて外部からの資金調達や信頼出来る投資家からの援助無しでは実現できない。昨年 Tanuwijaya 氏を迎えた Tech in Asia の AMA(Ask Me Anything=私に何でも聞いて)セッションでの発言からは、Tokopedia が Softbank と Sequoia Capital から行った1億ドルの資金調達が、Tanuwijaya 氏にとっておそらく、これまでにおける最良の決断の一つだったことがわかる。