フリマアプリで売ってるブランド品は偽物?リユースのRECLOがプロ鑑定を無料提供、既存サービス鑑定調査で偽物流通の実態も

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ブランドリユース「RECLO」を提供するアクティブソナーは8月3日、フリマサービスで購入したハイブランド品の無料鑑定を本日より開始すると発表した。キャンペーンの形式で8月31日まで実施し、ユーザーはフリマアプリで購入したハイブランド品の鑑定をRECLO専属のプロ鑑定士に依頼することができる。

正規品か偽造品かを判定したのち、正規品の場合はその場で適正な市場流通価格を知ることができる。商品を送付後、2〜5営業日で鑑定結果をユーザーに伝える。発送、返送にかかる費用はアクティブソナーが負担する。

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また正規品だった場合にはRECLOで利用できる3000円のクーポン券とRECLOの鑑定保証カードを付与するほか、そのままRECLOで委託販売(もしくは買取)することも可能。万が一偽造品だった場合はRECLOで利用できる1万円分のクーポン券をプレゼントしてもらえる。

なお、フリマアプリで購入したかどうかを確認するため、アイテム取引画面の画像アップロードが必要になる。その他詳しい応募方法はこちらのページにて確認ができる。

アクティブソナー代表取締役の青木康時氏はフリマアプリで手軽に買えるようになった今だからこそ、偽ブランドの流通に注意をすべきと警告する。

「フリマアプリの台頭により誰もが自由に個人間売買ができるようになった一方で、消費者が今まで以上に商品購入の際に注意を払う必要が出てきました。平成27年警察庁発表資料によると、偽ブランド品押収点数は年々減少傾向にあるもののいまだに年間10万点もの偽ブランド品が押収されている事実があります。また、偽ブランド事犯のうちインターネットサービス利用によるものが8割にものぼります。フリマアプリが盛り上がりを見せているこの2年間でこれらの数値がさらに高くなっている可能性も考えられ、実際に、フリマアプリにおける偽ブランド品販売による事件もニュース等で複数取り上げられています」(同社リリースより)。

青木氏らは実際に「メルカリ」「ラクマ」「フリル」「ヤフオク!」にて出品されているハイブランド品で、価格相場よりも40%ほど安く販売されている商品を購入し、プロ鑑定士により真贋鑑定を実施したところ、十数点全てが正規品ではなかったという実態も把握しているそうだ。

「フリマは売る側にとってはあまりデメリットはなく楽しいですが、買う側にとっての不安は意外と大きく安心安全とは言えません。C2Cはどこまでも自己責任なのですが、個人間取引がブームになった日本人の感覚では出品者の商品記載を鵜呑みにしてしまう傾向が強いように感じられます。価格が安すぎるにはきっと訳があるし、罠がある事も知って行動しなければなりません。

今回は、たまたまフリマで安いものを買ってみたら正規品と記述してあるものでも、全てNG品でかつ消費者が信じてしまうようなリアリティある記載も目立ちました。これは悪意の出品というより「知らないで出品している」人が非常に多いという事ではないかと考えています」(青木氏)。

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