シリコンバレー御用達のテック求人サイト「Woo」、シリーズAラウンドで700万米ドルを調達——AIヘッドハンターをローンチ

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Image credit: Woo

企業と求職者をつなぐマーケットプレイスの Woo は本日(11月27日)、シリーズ A ラウンドで700万米ドルを調達したと発表した。この新ラウンドと同時に、素晴らしいデジタル機能を持つ AI 装備のボット「Helena」もローンチした。

Helena は自動で最適な求職者をスカウトし、依頼企業や求人ポストとマッチングさせる。しかしこのボットの行動はさらに上を行く。ひとたび採用候補者を見つけると、求人企業のヘッドハンターとして行動するのだ。

一方で Helena は求職者のエージェントとしても機能し、リクルート活動を完了させる。企業と求職者双方の代理としての働きを効果的に行うため、互いに相手の活動を積極的に調査する時間が省ける。

マシンラーニングと人工知能を備えた Helena はボット以上の存在だ。求人企業がリクルート活動を最適化するのに役立つ有用なデータやアナリティクスを提供することができる。

このソリューションは、求職者が提示された役職を見送った理由など求人提案に対しどのように反応したかについてリアルタイムの可視性も提供してくれる。同じような職を募集している企業に対してのベンチマークデータにもなる。

Woo によると、Helena は対象となる求職者の約20%が面接に進む求人代理店と比べて約3倍近い効果があるという。この結果は Helena がアプローチした求職者の52%が面接に移行したもので、これは目覚ましい実績だ。求人掲示板との比較では、このボットの効果は20倍優れているという。

製品ローンチと同時に発表されたシリーズ A ラウンドで700万米ドルの資金を調達したことで、Woo の調達総額は1,140万米ドルとなった。今回の資金は製品向上のほか米国事業の拡大に使用される予定。このラウンドをリードしたのは Lord David Alliance で、他にも既存投資家が参加した。

テルアビブとサンフランシスコに拠点を構える Woo は2015年に Liran Kotzer 氏と Ami Dudu 氏により設立された。現在では WeWork、Lyft、Uber、 Microsoft、Quora、Asana などの企業と協業している。

Woo が製作した AI ヘッドハンターエージェントは同社ホームページからアクセスできる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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