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ロフトワークが本格的にアジアに進出、 香港に「MTRL Hong Kong」を開設

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【情報開示】筆者はロフトワークの広報担当者である。 ロフトワークは新たに香港に拠点を設立、ドロップイン型のクリエイティブラウンジ「MTRL Hong Kong(マテリアル香港)」を12月8日にオープンした。 MTRL Hong Kong は香港の中心部、香港島の Sheung Wan(上環)エリアに位置し、吹き抜けのある2F建ての長屋をリノベーション。昔から香港で広く使われてきた人造研ぎ出し石や、…

【情報開示】筆者はロフトワークの広報担当者である。

ロフトワークは新たに香港に拠点を設立、ドロップイン型のクリエイティブラウンジ「MTRL Hong Kong(マテリアル香港)」を12月8日にオープンした。

MTRL Hong Kong は香港の中心部、香港島の Sheung Wan(上環)エリアに位置し、吹き抜けのある2F建ての長屋をリノベーション。昔から香港で広く使われてきた人造研ぎ出し石や、飛騨の広葉樹を使用するなど、ユニークな質感と素材を空間の中に散りばめられ、席数は38席とコンパクトなスペースだ。

2Fの吹き抜けを前にするワーキングエリア。窓の向こうは naked Hub(裸心社)が見える。

MTRL Hong Kongの道を挟んだ真正面の16階建てのビルには、アジア版 WeWork とも言うべき naked Hub(裸心社)が5ヶ月前にオープンしている。800以上のデスクを設けることができる巨大なコワーキングスペースで、MTRL Hong Kong にとっては、競合が立ちはだかったように見えるが、むしろチャンスと捉えているようだ。MTRL Hong Kong は、ものづくりやプロトタイプに特化しているスペースのため、充分に棲み分けが可能、この Sheung Wan にスタートアップやクリエイティブな人材が集まる良いきっかけとなる。

12月8日のオープニングレセプションには、香港のクリエイターやアントレプレナー、日系企業の重役など、100人以上が集まった。
「攻殻機動隊 S.A.C.」に登場するタチコマを再現した、Cerevo 開発のスマート・トイ「1/8 タチコマ」を日本から取り寄せ展示。
タッチセンサーとワイヤレスセンサーを内蔵した木製のディバイス「mui」 のプロトタイプの展示と、デザイナーの廣部氏によるプレゼンテーション。
日本から取り寄せた様々な「素材(マテリアル)」が展示

今後、東京や京都の MTRL と連携し、クリエイターのものづくりのインスピレーションとなるような、様々な素材(マテリアル)を取り寄せ、展示していく予定だ。

MTRL Hong Kong にはカフェが併設され、一般ユーザーやクリエイターには、ドロップイン型のコワーキングスペースとして、また企業向けには「自社サービスの体験をインストールする場所」として利用できるようにしていく。プロトタイプを展示してテストマーケティングを行ったり、また集中的に議論や作業を行なったりする場所としても利用可能だ。

ロフトワーク香港創業メンバーの林千晶氏のブログには、次のように綴られている

IoT、金融、ビッグデータなど、これからのサービスにおいて、国境に起因する制約はますます薄まる。日本で開発をしてから、各国に合わせてローカライズなんてしている暇はない。リサーチ・計画段階から、世界を視野に入れてプロジェクトを実行することが重要だ。そんな挑戦を応援するために、ロフトワークはアジアを代表するクリエイティブカンパニーを目指す。

また毎月のミートアップでは、デザイナー、エンジニア、起業家、投資家、政府関係者、大学関係者、メディアなどを招き、良質な人の繋がりを育てる。日本、台湾、香港、中国を中心に、互いの価値観を理解し、コラボレーションを促進させるネットワークを提供したい。

ロフトワーク香港創業メンバー。左から:Tim Wong 氏、Eda Chow 氏、林千晶氏、諏訪光洋氏、Harvey Chung 氏。建築・クリエイティブ・コミュニケーションのバックグラウンドを持つメンバーが揃う。

MTRL Hong Kong

  • 住所 G/F, 10 New Street, Sheng Wan Hong Kong(地図
  • 営業時間 10:00-19:00(日曜休)
  • 席数 38席
  • 料金プラン 3時間150HKD(1ドリンク付)、1日300HKD(2ドリンク付)、1日プラスプラン400HKD(2ドリンク、スイーツ、45分のレーザーカッター利用込み)
  • 設置機材 レーザーカッター、UV プリンター、3D プリンター(45分150香港ドル〜)
  • Webサイト http://mtrl.com/hk/
  • Facebook ページ https://www.facebook.com/mtrlhk
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ロフトワークら、世界市場をターゲットにする起業家のための活動支援プログラムとオープンコミュニティ「COURIER(クーリエ)」の運用を開始

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ロフトワークと、同社が主宰するコワーキングスペース・ネットワークである FabCafe、MTRL(マテリアル)は29日、都内でイベントを開催し、起業家が海外で比較的容易にプロダクトやサービスを露出したり、マーケティングしたりすることができる活動支援プログラムとオープンコミュニティ「COURIER」のローンチを発表した。 COURIER は、ロフトワークらが世界8カ国11拠点(提携先を含む)に展開す…

Image credit: Masaru Ikeda

ロフトワークと、同社が主宰するコワーキングスペース・ネットワークである FabCafeMTRL(マテリアル)は29日、都内でイベントを開催し、起業家が海外で比較的容易にプロダクトやサービスを露出したり、マーケティングしたりすることができる活動支援プログラムとオープンコミュニティ「COURIER」のローンチを発表した。

COURIER は、ロフトワークらが世界8カ国11拠点(提携先を含む)に展開する FabCafe や、その FabCafe に関わる起業家やクリエイターのネットワークを活用したプログラムだ。発起人の一人であるロフトワーク代表取締役 CEO の諏訪光洋氏は29日のイベントに登壇し、2011年の SXSW(サウスバイサウスウエスト)に参加した際の自身の苦労が、このプログラムの立ち上げにつながったと説明した。

<関連記事>

プロダクトやサービスのマーケティング活動のために、SXSW ような大きなカンファレンスで、ブース出展したり、付近のレストランを借り切ってイベントを開催したりする場合、多額の費用支出と多大なロジスティクスの手間を伴う。ロジ調整をする相手が遠隔地の海外ということもあるし、造作を発注したり集客に注力したり、主催者にはかなりの苦労が強いられる。

(左から)COURIER のチーフエバンジェリストを務める Doki Doki CEO の井口尊仁氏と、ロフトワーク代表取締役 CEO の諏訪光洋氏
Image credit: Masaru Ikeda

起業家が海外の潜在ユーザのコミュニティにふらっと出かけて行って、気軽に認知度向上やユーザフィードバックを得られるような機会・環境づくりができないかと考えた諏訪氏らは、今回 COURIER のアイデアを思い立った。COURIER のチーフエバンジェリストには、2011年の SXSW 以来、諏訪氏と親交のある Doki Doki の井口尊仁氏が就任した。

COURIER の活動については、FabCafe や MTRL のオンラインコミュニティに参加している人々を中心に情報が共有される見込みだが、最初の取り組みとして、ニューヨークのハードウェア・アクセラレータ FabFoundry が4月17日〜18日に開催する Monozokuri Demo Day への日本からの参加を募る。

イベントでは、シックス・アパートの元代表で FabFoundry の設立者である関信浩氏がニューヨークから Skype 経由で講演し、Monozokuri Demo Day の詳細を説明した。この2日間には、ニューヨーク各所のインキュベータ、コーワキングスペースなどのスタートアップハブへの訪問、イベントに集まった他の参加者へのピッチ登壇やネットワーキングが予定されている。アジェンダの詳細は FabFoundry のウェブサイト上 Meetup.com 上にアップデイト(17日分 & 18日分)される予定。

FabFoundry の関信浩氏は、ニューヨークから Skype で参加
Image credit: Masaru Ikeda

〝オープンコミュニティ〟というその名の通り、Monozokuri Demo Day を含め、COURIER への参加にあたっては、基本的に参加者が費用を支払うこともなければ、主催者が参加者に金銭的な便宜を図ることもない。特別なサービスをお願いしたときには実費がかかることはあるだろうが、参加者がフライトと宿を確保し、身体一つで来てくれれば、手軽にプレゼンテーションやネットワーキングの機会を提供しましょう、というのがコンセプトだ。現在のところ、今回の Monozukuri Demo Day への受入可能チームは3チームとなっている。

(左から)イベントに登壇した DVERSE の沼倉正吾氏、Doki Doki の井口尊仁氏、cluster. の加藤直人氏、OTON GLASS の島影圭佑氏
Image credit: Masaru Ikeda

この日、イベントには井口氏のほか、DVERSE の沼倉正吾氏、cluster. の加藤直人氏、OTON GLASS の島影圭佑氏らが、世界市場をターゲットに邁進する起業家として登壇し、それぞれのプロダクトの世界展開にかける情熱を参加者らと共有した。

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SXSW2013にFabCafeが出展、ものづくりコミュニティサイトをリリース——月曜夜には現地でパーティーも開催

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【原文】 アメリカ・オースティンでは、年一度のデジタルの祭典「サウスバイサウスウエスト(SXSW)」が活況を呈しているが、このイベントに、渋谷・道玄坂上のものづくりカフェ「FabCafe」が出展している。また、SXSW の開催とタイミングをあわせて、「FACTORY.org」という名の、MAKER 向けの組織、人、スペース、イベントの情報サイトをオープンさせた。 同社では、日本のみならず、世界のも…

【原文】

fabcafe-at-sxsw2013
準備中の FabCafe at SXSW2013 (写真提供:ロフトワーク 転載許諾済)

アメリカ・オースティンでは、年一度のデジタルの祭典「サウスバイサウスウエスト(SXSW)」が活況を呈しているが、このイベントに、渋谷・道玄坂上のものづくりカフェ「FabCafe」が出展している。また、SXSW の開催とタイミングをあわせて、「FACTORY.org」という名の、MAKER 向けの組織、人、スペース、イベントの情報サイトをオープンさせた。

同社では、日本のみならず、世界のものづくりコミュニティに情報の発信と共有を行って行こうという考えだ。私のこれまでの体験では、世界中からスタートアップが集まる SXSW では、今のようなブームが起きる前から「ものづくり」は日本スタートアップのお家芸だった印象が強いので、そのムーブメントのイニシアティブを日本の会社が取ろうとしていることに拍手を送りたい。

スタートアップのデータベースとしては、CrunchBase、AngelList、Creww.me、それに、SD Japan が構築中の「DATA」などが存在するが、ものづくりスタートアップに特化して情報が集約されたデータベースは皆無だった。彼らは、Kickstarter、Indiesgogo、Campfire などを使ってクラウドファンディングするが、これらのサイトに記された情報はプロジェクトと資金調達に関するものが主で、それぞれのものづくりスタートアップが、どのような理念をもって、どのような得意分野を持ち、どのようなポートフォリオ作品を持っているかについては言及が無かった。その点で「FACTORY.org」の目のつけどころは評価でき、生まれるべくして生まれたという感じだ。

factory_img

FACTORY.org は、利用者を日本のみに限定しない作りとなっているので、日本のものづくりスタートアップにとっては、海外への情報発信に役立つメディアの一つとして捉えることもできる。SD Japan でも、近いうちに英語版で FACTORY.org  について、より深い情報を交えて取り上げてみたい。

moonspeechpartyところで、この FabCafe at SXSW2013 と FACTORY.org のローンチを記念して、3月11日夜(オースティン現地時間)には、SXSW-er を前に日本の起業家らが一同にスピーチをする Moon Speech Party が開催される。

会場では、セイコーのスポンサードにより、参加者全員に無料で日本酒が振る舞われ、特別ゲストには MIT Media Lab の伊藤穣一氏が招かれる予定だ。この記事の執筆段階で、既に会場は予約で満員のようなので、イベントはオースティンを訪れている人々にとって、グローバル・コミュニティとのよい交流の機会となるだろう。(ちなみに、このイベントの同時間帯別会場の裏番組として、先日紹介した韓国スタートアップらによる Geeks from Gangnam が開催される。)

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