
ロフトワークと、同社が主宰するコワーキングスペース・ネットワークである FabCafe、MTRL(マテリアル)は29日、都内でイベントを開催し、起業家が海外で比較的容易にプロダクトやサービスを露出したり、マーケティングしたりすることができる活動支援プログラムとオープンコミュニティ「COURIER」のローンチを発表した。
COURIER は、ロフトワークらが世界8カ国11拠点(提携先を含む)に展開する FabCafe や、その FabCafe に関わる起業家やクリエイターのネットワークを活用したプログラムだ。発起人の一人であるロフトワーク代表取締役 CEO の諏訪光洋氏は29日のイベントに登壇し、2011年の SXSW(サウスバイサウスウエスト)に参加した際の自身の苦労が、このプログラムの立ち上げにつながったと説明した。
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プロダクトやサービスのマーケティング活動のために、SXSW ような大きなカンファレンスで、ブース出展したり、付近のレストランを借り切ってイベントを開催したりする場合、多額の費用支出と多大なロジスティクスの手間を伴う。ロジ調整をする相手が遠隔地の海外ということもあるし、造作を発注したり集客に注力したり、主催者にはかなりの苦労が強いられる。

Image credit: Masaru Ikeda
起業家が海外の潜在ユーザのコミュニティにふらっと出かけて行って、気軽に認知度向上やユーザフィードバックを得られるような機会・環境づくりができないかと考えた諏訪氏らは、今回 COURIER のアイデアを思い立った。COURIER のチーフエバンジェリストには、2011年の SXSW 以来、諏訪氏と親交のある Doki Doki の井口尊仁氏が就任した。
COURIER の活動については、FabCafe や MTRL のオンラインコミュニティに参加している人々を中心に情報が共有される見込みだが、最初の取り組みとして、ニューヨークのハードウェア・アクセラレータ FabFoundry が4月17日〜18日に開催する Monozokuri Demo Day への日本からの参加を募る。
イベントでは、シックス・アパートの元代表で FabFoundry の設立者である関信浩氏がニューヨークから Skype 経由で講演し、Monozokuri Demo Day の詳細を説明した。この2日間には、ニューヨーク各所のインキュベータ、コーワキングスペースなどのスタートアップハブへの訪問、イベントに集まった他の参加者へのピッチ登壇やネットワーキングが予定されている。アジェンダの詳細は FabFoundry のウェブサイト上 Meetup.com 上にアップデイト(17日分 & 18日分)される予定。

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〝オープンコミュニティ〟というその名の通り、Monozokuri Demo Day を含め、COURIER への参加にあたっては、基本的に参加者が費用を支払うこともなければ、主催者が参加者に金銭的な便宜を図ることもない。特別なサービスをお願いしたときには実費がかかることはあるだろうが、参加者がフライトと宿を確保し、身体一つで来てくれれば、手軽にプレゼンテーションやネットワーキングの機会を提供しましょう、というのがコンセプトだ。現在のところ、今回の Monozukuri Demo Day への受入可能チームは3チームとなっている。

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この日、イベントには井口氏のほか、DVERSE の沼倉正吾氏、cluster. の加藤直人氏、OTON GLASS の島影圭佑氏らが、世界市場をターゲットに邁進する起業家として登壇し、それぞれのプロダクトの世界展開にかける情熱を参加者らと共有した。
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