高齢者の屋内転倒を感知するAIカメラセンサー「Cherry Home」が520万ドルを調達 ーー【今日の調達まとめ読み】

本稿は世界のスタートアップシーンを伝える起業家コミュニティFreaks.iD編集部との連動記事。資金調達に成功した事例をデータベースとして毎日更新中。いち早くニュースをチェックしたい人はこちらを参照されたい

Image Credit: Cherry Home

屋内での高齢者の転倒を感知するAIカメラセンサー「Cherry Home」が520万ドルを調達。165度角のカメラセンサーを開発しており、録画及び音声データの解析で屋内にいる人たちの状態を把握することができる。転倒に代表される深刻な事故が発生した可能性があることを検出すると登録看護師や家族にアラートを送信する。現在ベイエリアの15世帯でテストをしている段階。2019年前期から2部屋用1,600ドルで出荷を開始する。-  Cherry Labs raises $5.2 million for AI that detects when elderly users fall

Image Credit: TransferGo

ロンドン発、国際送金サービス「TransferGo」がシリーズBラウンドで1,750万ドルを調達。送金完了時間に応じたオプションを選ぶことができ、最短で30分以内に国際送金を完了することが可能。すでに80万人が利用したという。現在はヨーロッパ諸国から米国、中国、インドを含む47の国々に送金できる。 - TransferGo raises $17.5 million as global remittance market heats up

Image Credit: Social Mobility

電気自動車制御のための半導体を開発する「Silicon Mobility」シリーズBラウンドで1,000万ドルを調達。電気自動車のモーターとバッテリーを制御するための次世代半導体の開発によって電気自動車のエネルギー効率を高め汚染物質の排出を軽減することを目指している。すでに同社の製品を利用した電気自動車ではエネルギー効率を50%〜70%向上させ、使用部品数が半分以下になったという。-  Silicon Mobility raises $10 mln

Image Credit: Propel

低所得者向けフードスタンプ管理アプリ「Propel」がシリーズAラウンドで1,280万ドルを調達。ユーザーはアプリ上でフードスタンプの残高を確認することができる。またアプリには求人広告が表示され、2018年度は3万人がアプリを通じて仕事に応募したという。低所得者への生活保護として供給されるフードスタンプは現在米国で150万人以上の利用者がいるという。-  Propel raises $12.8M for its free app to manage government benefits

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高山採掘作業を効率化させるセンサーソフトウェア「Data Cloud」が400万ドルを調達。クラウドベースのソフトウェアとドリルに取り付けられているセンサーを組み合わせて掘削の度に高山のデータを収集し正確なマップを生成する。現在はオーストラリアとカナダの2拠点でサービスを提供している。-  DataCloud Raises $4M to Guide Miners’ Drilling, Blasting Decisions

Image Credit: No Traffic

イスラエル発、渋滞軽減システムを開発する「No Traffic」が320万ドルを調達。都市内の車両の動きを追跡し、交差点で信号機を最適化するためのAIアルゴリズムを開発。収集データを学習させ信号機のタイミングをコントロール、事故をリアルタイムで防ぐことができるという。すでにカリフォルニア州で試験運用を完了しており、今後数カ月のうちに米国内の他の場所でさら拡大する見込み。- Israeli startup NoTraffic raises $3.2m for congestion management system

Image Credit: Parallel Domain

トヨタが自動運転シミュレーターを開発する「Parallel Domain」にシード出資。同社の技術は3D仮想空間を用いて地図データの習得や車の走行方法を自動運転車に学習させるというもの。再現する車線数、地形の種類、山の位置、道路の曲率などが調整可能で、自動運転車の安全性向上に大きく貢献する。- Toyota invests in autonomous driving simulation startup Parallel Domain

Image Credit: B-Social

パーソナル財務管理アプリ「B-Social」シードラウンドで320万ポンドを調達。日々のクレジットカードの利用や支出を管理できるだけでなく、グループ集金・個人間の金銭のやりとりをスムーズに行うことが可能。例えば、割り勘をする際の個別支払いするときなどスムーズに集金/決済が可能。2019年2月には英国で広くリリースする予定。- B-Social raises £3.2M seed round to begin building a ‘social’ bank

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