メッセージング「WhatsApp」のMAUが一時、Facebookを超えるーー新興国に強いその理由とは

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ニュースサマリー:メッセージングアプリWhatsAppのMAUが一時、Facebookを上回ったそうだ。スマートフォンアプリの市場調査「App Annie」が1月16日に伝えている。

WhatsAppは2014年、Facebookによって約190億ドル(日本円1ドル100円換算で約1兆9000億円)で買収された際、約4億5000万人のアクティブユーザーを抱えていたが、今日時点では約15億人にまで増加したとされている。App Annieの調べによると、初めてWhatsAppのMAUがFacebookを上回ったのは2018年9月のことなのだそうだ。

もちろん、全世界のユーザにおける各月のMAUから導き出される平均の数字はFacebookのアプリが世界でトップであることは間違いない。ただ特定の地域、インド、インドネシア、イギリス、トルコ、スウェーデン、スペイン、シンガポール、ロシア、オランダ、メキシコ、マレーシア、香港、ドイツ、フィンランド、そしてブラジルのMAUを比較すると、これらの国々ではWhatsAppが優勢であるとも報じられている。

逆に米国におけるユーザー数はたったの2000万人だ。上記の新興国を中心に成長率が高い理由は、WhatsAppはSMSではサポートしていない音声電話、ビデオコールそして写真の送付などに対応している点が挙げられている。(執筆:増渕大志)

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