2021年までにヘッジファンドの約2割が暗号通貨を扱うーーピーターティールらが狙う「暗号通貨ブローカー市場」Tagomi

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ピックアップCrypto Brokerage Tagomi Gets $12 Million in Second Funding Round

ニュースサマリー:米国を拠点に暗号通貨ブローカー事業を展開するTagomiは3月4日、セカンドラウンドにて、1200万ドルの資金調達を公表した。出資したのはParadigmとPantera Capital Managementら。

Tagomiは元ゴールドマンサックスにて電子取引の責任者を務めていたGreg Tusar氏が設立。昨年末からサービスを開始し、ピーターティール氏のFounders Fundからもファーストラウンドで1600万ドルの出資を受けていると報道されている。


ボラティリティが激しい暗号通貨市場だが、旧来の株式市場のように機関投資家に対するアドバイザーの役割をこなす企業は少ない。Tagomiは、暗号通貨界のブローカーディーラー、いわゆるプライムブローカーとなるべくサービス展開を目指す。

話題のポイント:株式市場においてプライムブローカーの役割はヘッジファンドにとって非常に重要です。プライムブローカーは、ヘッジファンドが購入した資産の管理や決済を代行する役割を担っています。そのため、ヘッジファンドに資金を預ける投資家はヘッジファンド運用者に加えてプライムブローカーが誰なのかに関しても重要視するのが通例です。Tagomiはその役割を暗号通貨市場で成立させようというプロジェクトです。

また、ブロックチェーン業界のリサーチを行うGlobal Blockchain Business Council(GBBC)が実施した機関投資家向けの調査によると、2021年までにヘッジファンド全体の19%が暗号通貨を扱うことが一般化するだろうとしています。

歴史のある株式市場であれば、どの人物が知見を持ち合わせて運用に優れているのか、情報はごまんと溢れています。しかし、暗号通貨に限らず新たな市場ではいったい誰を信用すればいいのか、実際に市場に入ってみたいと感じられない観点は多くあります。

そういった意味で、機関投資家が暗号通貨を投機の対象として捉えるために、Tagomiの存在は欠かせないものとなるかもしれません。ただ、投資家にとってプライムブローカーの数は多ければ多いほどその選択肢は広がるため、競合が市場の拡大と共に生まれてくることが望ましいでしょう。

 

 

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