不正な水増し広告「アドフラウド」対策のSpiderAF、運営会社が3.2億円の資金調達

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Image Credit: SpiderAF

アドフラウド対策ツール「SpiderAF」を提供する「Phybbit」は11月21日、三菱UFJキャピタル、日本ベンチャーキャピタル、アコード・ベンチャーズ、Darwin Venturesの4社と個人投資家で元マイクロソフトの中島聡氏を引受先とした第三者割当増資の実施を公表した。

ラウンドはシリーズAで、調達した資金は3億2000万円。出資比率などの詳細は非公開で、資金は新規顧客獲得のためマーケティングや採用に使われる。

アドフラウドとは、不正な手法によって広告のインプレッションやクリック、コンバージョンを水増しして、広告報酬を詐取する不正行為を指す。手口は年々高度化、巧妙化しており、同社のサービスで検知した額として2019年1月から6月の半年間で14.2億円規模の被害総額となっている。デジタルメディアへの投資が増加しているのと並行しアドフラウドの被害も深刻化しているという。

同社の展開する「SpiderAF」は人工知能によって、このアドフラウド対策を行えるツール。また、同社では2018年12月には日本初の複数事業者でブラックリストを共有する「SHARED BLACKLIST」の提供も開始している。

via PR TIMES

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