手書き文字認識AI「DX Suite」を開発するAI insideがマザーズ上場へ

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Image Credit: AI inside

人工知能事業を手掛ける「AI inside」は11月21日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し承認されたことを発表した。市場区分はマザーズで証券コードは4488。30万株を公募し、20万株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは7万5000株。主幹事は野村証券が務め、上場予定日は12月25日。公募分を含めた総株数は354万株。想定売出価格の2660円から算出した評価額は約94億円。

価格の仮条件は12月5日に決定し、ブックビルディング期間は12月9日から12月13日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は12月16日。同社公開の有価証券届出書によれば、2019年3月期の売上高は4億4500万円で経常損失は1億8200万円。現在進行中の第5期第2四半期は売上が6億1300万円で経常利益が1億7600万円と黒字化している。

AI inideはディープラーニングによる手書き文字認識AIを開発。同AIを備えたAI-OCRサービス「DX Suite」をユーザーへ提供する。「DX Suite」は内部に「Intelligence OCR」「Elastic Sorter」「Multi Form」の3つのアプリケーションを有しており、組み合わせて契約・利用することができる。同社の人工知能事業は単体セグメント。第5期第2四半期における主要管理指標に関して、リカーリング型モデルの売上高は2億2500万円、セリング型モデルの売上高は3億8800万円。

主要な株主は創業者で代表取締役の渡久地択氏が56.77%、アクサ生命保険が7.1%、UTEC4号投資事業有限責任組合が6.27%、レオパレス21が5.68%、中沖勝明氏が4.2%、日本郵政キャピタルが4.17%、大日本印刷が2.84%、名井将元氏が2.78%、レカム株式会社が1.65%、第一生命保険が1.42%の株を保有する。

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