SparkLabs、アクセラレータ第16期のデモデイなど——韓国スタートアップシーン週間振り返り(4月26日~4月30日)

本稿は、韓国のスタートアップメディア「Startup Recipe(스타트업 레시피)」の発表する週刊ニュースを元に、韓国のスタートアップシーンの動向や資金調達のトレンドを振り返ります。

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4月19日~4月23日、韓国のスタートアップが調達した資金総額は1,290億500万ウォン(約125.9億円)に達した。

主な資金調達

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  • フリーランスマーケットのプラットフォーム「Kmong(크몽)」は、この分野では過去最大の投資額となる312億ウォンを調達した。Kmong は、過去4年間の取引で10倍以上の成長を遂げている。今回の調達により、企業に必要なすべての人材を提供する「No.1ヒューマンクラウドサービス」の確立に注力していく予定。
  • 短編コンテンツを制作する WhyNot Media(와이낫미디어)は、150億ウォンの調達を行い、知的財産権への投資とグローバルロングテールビジネスの拡大に注力する予定だ。
  • 拡張現実(AR)スタートアップ Anipen(애니펜)は、85億ウォン相当の調達を行い、AR、XR、深層学習技術をベースにしたメタバース・プラットフォームの開発を加速させる予定だ。
  • 教室でのコミュニケーションのためのオンラインツール「Classum(클라썸)」は60億ウォンを調達、ライブ講義や AI アシスタント機能を導入してグローバル市場に参入する予定だ。

トレンド分析

SparkLabs 第16期デモデイで、スタートアップ9社が登壇

グローバルアクセラレータ SparkLabs は4月26日、第16期デモデイをオンライン開催した。SparkLabsは 、2012年に立ち上げられたグローバルスタートアップアクセラレータで、グローバルな能力を持つチームを発掘することで、スタートアップの急速な成長を支援している。

年に2回、3ヶ月間のプログラムと、確かなメンターシップに基づくデモデイを実施している。また、SparkLabs は、韓国、アメリカ、中国、台湾、香港、オーストラリア、シンガポール、オマーンを拠点とするアジア最大のスタートアップアクセラレータおよびベンチャーキャピタルネットワーク「SparkLabs Group」の主要メンバーでもある。

第16期オンラインデモデイには、合計9社が参加した。その内容は以下の通りだ。

  • Tella …… 60カ国以上、8万人以上の韓国人ユーザに利用されている1対1のチャット形式のオンライン英語教育サービス。今年下半期の日本進出を皮切りに、グローバル市場への参入を目指している。
  • blabla …… 韓国版「Clubhouse」の異名を持つ、クリエイターの報酬機能を備えた音声ベースのコミュニティプラットフォーム。4月末時点で9万人のユーザを確保しており、既存のグローバルサービスを日本、ベトナム、台湾で展開する準備を進めている。
  • Casting …… インフルエンサーとファンをつなぐコミュニケーションプラットフォーム。インフルエンサーの毎日の個人購読サービスや、個人的な回答を受け取る1対1のリクエストサービスを提供。
  • Reharvest …… OB ビールや Cabru などのメーカーと協力し、ビールやシッケ(編注:甘酒に似た韓国の発酵飲料)の副産物を食品にアップサイクルする。
  • KintLab …… レトルトやミールキットの利点を生かしたプレミアムな惣菜を提供。電子レンジですぐに食べられる商品を販売している。これまでに9つのメニューをオンラインショップで発売し、3月には製造工場を設立した。
  • VillageBaby …… 妊婦向けのマタニティ用品のサブスクサービスからスタート。育児用品市場をターゲットとした育児情報アプリに拡大し、7万人のユーザを獲得。
  • Changupin …… スモールビジネスのコミュニティサービスとしてスタートし、現在はビジネス分析データをサービスとして提供している。サービス開始から1ヶ月で4,000人のユーザを獲得し、成長を続けている。
  • Moonriver …… EC 販売者向けに市場分析や予測情報データのソリューションを提供。

(編注:原記事には9社登壇とあるが、8社しか紹介されていない。なお、第16期には本稿に紹介されている以外に、SNPLabBespin GlobalEquilibrium World が採択されており、本バッチ採択社合計は11チームである。)

今回のイベントでは、デモデイに加えて専門家による講演も行われた。パネルディスカッションは3つのテーマで行われた。NFT(非代替トークン)。崩壊するバブルなのか、デジタル資産のスタンダードになるのか、段階的なスタートアップの資金調達のすべて、ポストコロナの時代、アクセラレータとシード投資の未来など。

【via StartupRecipe】 @startuprecipe2

【原文】

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