ベルリン発、妊婦ケアと助産師マッチングのKeleyaが3.9億円をシード調達

Image credit: Keleya

ピックアップ:Berlin-based Keleya Raises a €3M Series A to Continue Growing its Platform for Parents-to-Be

重要なポイント:ベルリンを拠点とする Keleya は2021年8月12日、同社の代表的なサービスである妊婦や両親向けアプリ「Keleya」と、姉妹サイトである助産師マッチングプラットフォーム「Ammely」の拡大と継続的な成長のために、シリーズ A ラウンドで300万ユーロ(約3.9億円)を資金したを発表した。

  • 今回のラウンドには、Crista-Galli Ventures、Calm/Storm Ventures、SeedLink SL などが参加している。

詳細:Keleya は2017年、CEO 兼共同設立者の Victoria Engelhardt 氏がヨガ講師と共同でベルリンで設立。妊婦が体調を整え、バランスのとれた食事をし、出産に向けて十分な準備をするためのサポートを目的にアプリを開発したという。

  • 2019年末には医学的にも認定されたアプリとなり、現在ドイツ国内20社以上の健康保険会社と提携している。
  • また、同社の助産師マッチングプラットフォーム「Ammely」は、2020年4月にドイツ助産師協会(Deutscher Hebammenverband e.V.)と協力してローンチした。現在は4,000人の助産師が登録している。
  • このアプリでは出産を控えた両親と助産師をマッチングするだけでなく、産前産後のケアや育児に関する情報も提供しており、保険が適用される場合もある。
  • 現在、ドイツの出産予定者の約15%が Keleya の製品やサービスを利用しており、2022年にはさらに増加する見込みだとしている。

背景:Engelhardt 氏のコメントによると、ドイツでは COVID-19 パンデミック以前から助産師不足が問題化しており、「出産を控えた親の約30%が助産師を利用できない」という。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:池田 将

via Femtech Insider

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