
Image credit: Monorevo
工場 DX のための現場向け SaaS「ものレボ」を提供するものレボは5日、1.8億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、BEENEXT の ALL STAR SAAS FUND、京都銀行(東証:8369)と京銀リース・キャピタルが共同運営する京銀未来ファンド、日本スタートアップ支援協会、スマレジ創業者の徳田誠氏、徳田誠氏の事業会社 BLEW。ラウンドステージは不明。同社はこれまでに、京銀未来ファンドから複数回にわたり出資を受けている。
2015年9月に設立された同社は、製造現場のための工程管理 SaaS「ものレボ」を2019年1月から運営。今年8月時点で国内外の77社130工場で利用されている。同社では、「ものレボ」を利用する工場と少量多品種・短納期の調達ニーズを持つ企業のマッチングを図るサプライチェーンプラットフォームの開発を進めており、今回調達した資金は、「ものレボ」の開発・販売、「ものレボ」と連携するサプライチェーンプラットフォームの事業化のための人材獲得に充てる計画だ。

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多くの中小製造業は大手の系列からの下請けの仕事が多く、系列トップの業績に左右されやすく、安定した経営のための系列以外からも受注できるようにすることが課題となっている。このプラットフォームで受注することができれば、系列からの脱却、工場の稼働率アップと売上拡大が期待できる。また、発注側は、このプラットフォームを使うことで、効率的に試作部品や治工具を調達でき、事業のスピードアップが期待できる。
ものレボでは今回の調達を受けて、顧客体験を直接的にサポートするポジションとして、セールス幹部、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、また、顧客体験を間接的に強化するポジション顧客体験を間接的に強化するポジションとして、プロダクトデザイナー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、採用広報の採用を強化するとしている。
via PR TIMES
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