
法人カードを提供する UPSIDER がシリーズ B のエクステンションラウンドを実施したことを明らかにした。今年3月に明らかになったシリーズ B1 ラウンドと合わせると、シリーズ B ラウンド全体での調達金額は約38億円、累積調達金額は約43億円となる。なお、シリーズ B ラウンドがこれでクローズしたかどうかは明らかになっていない。
今回のシリーズ B のエクステンションラウンドは WiL(World Innovation Lab)がリードインベスターを務め、Greenoaks Capital が参加。また、シリーズ A ラウンドと シリーズ B1 ラウンドに参加していたグローバル・ブレインは、フォローオンで参加した。
UPSIDER は、スタートアップなどこれまで十分に法人カードを利用してこなかった企業に対して、企業のステージや規模に関わらず高い利用限度額を提供。また、カード決済後、即日で管理画面から利用明細を確認できるほか、会計 SaaS などとの連携により、会計処理や支払管理などの財務や業務の課題を包括的に解決できるサービスを提供する。
UPSIDER は昨年9月以降の決済額が15倍強に達し、シリーズ B1 ラウンド発表以降も月次30%以上の高い成長率と、解約率0.5%以下の高い利用率を維持している。この水準は世界的に見ても高く、海外投資家である Greenoaks が参画する理由となったという。Greenoaks は、Brex、Robinhood、Stripe といったフィンテックスタートアップに出資していることで知られる。
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via PR TIMES
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