盛り上がる法人向け支出管理、法人クレジットカードのDivvyが1.65億ドル調達

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Image Credit : Divvy

ピックアップ:Divvy raises $165M as the spend management space stays red-hot

ニュースサマリー:法人向けクレジットカードDivvyはシリーズDにて、1億6500万ドルの資金調達を実施したと発表した。リード投資家にはHanaco、Schinfeld、PayPal Ventures、Whale Rockが参加し、既存投資家も同ラウンドに参加している。

話題のポイント:Divvyは法人向けの支出管理をベースに、2016年にアメリカ・ユタ州を拠点に創業したスタートアップです。同じ領域には、先日シリーズAで3,000万ドルの資金調達を実施したRamp、またスタートアップにターゲットを絞っているBrexなどが挙げられるでしょう。Divvyはサービス提供の対象を特に絞らず、むしろ最大限ジェネラルな形でSaaS化しているように感じます。機能としては、バーチャルクレジットカードの発行(無制限)やトランザクションごとのリワードプログラム、またSaaSによる自動支出マネジメントなど、充分に取り揃えています。

ただ、Rampのように「毎月利用分の1.5%キャッシュバック」といったわかりやすいメリットや、Brexのようなスタートアップ特化型といった大きな特徴はありません。同社ブログによれば、現段階で顧客は約9,000社の実績を持ち、各月の新規顧客は約500%増のペースで増加ししていると公開しています。また、今回の調達資金は新規サービスの開発に用いられるとも触れられており、まさに今後Divvyのセールスポイントとなる機能を実装する段階であるとも考えられます。

コーポレート支出のマネジメント領域は非常に盛り上がりを見せておりますが、チャレンジャーバンクのように各社がどのように差別化を図る戦略を取るかは注目しておくべきでしょう。

共同執筆:「.HUMANS」代表取締役、福家隆